投稿者: shoichikasuo

  • ゆるい繋がりの独学が広がって欲しいからこそ、あえてリスクと弱点について考えておきました

    ゆるい繋がりの独学が広がって欲しいからこそ、あえてリスクと弱点について考えておきました

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    最近ではパフォーマンスをする時間と同じかそれ以上の時間を、なわとび指導の方に割いています。次世代の選手たちに競技を教えるのは、本当に楽しいですからね。

    とくに最近ではInstagramでも全国的に独学でなわとびを練習する子ども達が増えていて、時代の変化を感じています。

    オンライン上でつながる縄跳び仲間

    昔では考えられないことですが、今はSNSだけで縄跳び仲間とつながることが出来る時代です。

    とくに縄跳びはInstagramでの交流が活発で、自分の知っているだけでも何人もの上手な選手がInstagram上でやり取りをしながら切磋琢磨しています。

    コレといってコメントしたりはしないのですが、一人の縄跳び好きとして子ども達同士のやり取りや練習風景の動画などを楽しく見させてもらっています。

    本当に上手な子が多いんですよ。

    ただ子どもゆえの部分もあり、少しだけ周囲の大人が気をつけておいたほうがいいなぁという部分もあります。

    ネットリテラシーを学ぶ必要がある

    小学生や中学生でも自分のスマホからSNSに投稿できる時代です。この、自分スマホというのはちょっと怖いなぁと。

    スマホやSNSに関しては、大人よりも使い方や操作に慣れている小中学生は多いです。でもいわゆるネットリテラシーという観点からは、危うさを感じるアカウントがあるのも事実。

    個人情報を漏洩してしまったり、ネット上での正しい防衛方法を知らずにアカウントを乗っ取られてしまったり。はたまた肖像権や著作権、その他社会通念上NGな行為やコメントを載せてしまったり…

    心配をしたらキリがないのですが、ここ1年以内でこうしたトラブルになっているケースを縄跳び関係者のアカウントだけでも数件見てきました。

    上手に使えば便利な道具ですが、上手に使わないと間違った不利益を被る凶器になることもあると、周囲の大人がちょこっとだけ気を回してあげてもいいかなと感じています。

    誤った情報が氾濫してしまうリスク

    これはネット全般にも言えることで、確証のない情報があたかも正しいかのように流通してしまいます。

    よく見かけるのは、技のレベルについての情報。上手な選手ほどハイレベルな技を練習して動画公開していますが、実はレベル判定が微妙だったり間違っているものもチラホラ。

    縄のまっちゃんは世界大会やAll Japanのジャッジもしているので、おや?と思う投稿も正直目に付きます。

    本人たちも確認する術がないので仕方ない部分はありますが、新しく入ってきた何も知らない選手が誤った知識に触れてしまうリスクは、以前よりも増しているのは事実かなぁと思うのです。

    独学の限界値

    誰にも教えてもらわずに練習しています!無所属!独学!というのが流行っているんですかね。自力で情報を得てきて、さらに分析、実践しているのはすごいことだと思います。

    しかも、きちんと高いレベルで技を習得して、楽しいコミュニティを形成しているので、これ以上でも以下でもない。

    ただ大会で勝ちたいとなると、すこし話が違うかなぁと。

    独学の限界値は、情報量なんです。自分一人で得られる情報量なんて案外限られていて、ライバルや詳しい人と繋がって初めて情報の量や質が高まると考えてます。

    しかも全国大会で勝ちたいとなれば、全国のライバルがしのぎを削ってるわけですから、そう簡単なものじゃないんですよ。あとよく情報って言うと文字情報に限る人がいるんですが、言語化できない雰囲気や緊迫感、圧倒的な技術を見せつけられるオーラなんかも情報ですからね。

    周囲で3重跳びが跳べる人が多ければ、なんとなく自分も跳べるようになる。同じように、ライバルと同じ空間を共有することで、言葉にできない情報交換のやりとりがされているんです。

    独学はすごいことではありますが、弱点もあるのは知っておいて損はないかと思います。

    まとめ

    ネットで情報を獲得していくのが容易になった時代だからこそ、上手に活用して便利さを思う存分享受してほしいです。Instagramがなければ、ここまで縄跳び競技が広がっていなかったと行っても過言じゃありませんからね。

    一方で、上手に「活かす」という視点は大切で注意も必要。炎上やバカッターなんて言葉が一時期流行りましたが、リテラシーは自己防衛として子どもでも大人でも関係なく知っておかないとまずい。

    発信しない側も、受け取る情報が誤っているリスクと踏まえた上で、上手に付き合っていく必要あります。

    情報戦という言葉がありますが、スポーツに必要な情報は文字情報だけじゃありません。ネットで得られる情報が増えてきたからこそ、リアルでしか得られない情報の価値が相対的に上がっているような気もしています。

  • 競技スポーツにおいて、勝つべき相手とは一体誰なのか?

    競技スポーツにおいて、勝つべき相手とは一体誰なのか?

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    競技スポーツにおいては、試合で順位が付きます。1回でも多く、1点でも高ければ勝ち。逆に低ければ負け。

    残酷に勝敗がついてしまう一方で、目標設定がしやすいのも競技スポーツです。

    しかし、勝ちにこだわり過ぎて潰れてしまう選手を近年よく目にします。彼らは、勝つべき相手を見誤っているのかなぁと感じています。

    勝ち負けにこだわりすぎる弊害

    大会に出る以上は、1つでも順位が高くなりたいですよね。さらに欲を言えば優勝したい。日本でも世界でも1番になりたい。

    しかし、本当に勝てるかなんて誰にもわかりません。

    全日本大会だろうが世界大会だろうが、実際にその場で実力を出し切れるとは限らない。さらに言えば、当日までに怪我や病気で実力を出すどころか、万全で舞台に立つことができないことだってあり得ます。

    もっといえば、ライバルたちの実力だって当日の結果を見るまではわかりません。自身がどれだけ記録を伸ばしていても、ライバルがもっと記録を伸ばしていれば負けます。逆に、思ったような記録でなくても、相手も記録が出なければ勝てます。

    そう、勝ち負けなんて、本質的にコントロールできない要素のほうが多いんですよ。

    人は自らで何でもコントロールできると勘違いしやすいです。記録を伸ばせば試合で勝てると思っているのも同じですね。実際には、自分自身を含めてほとんどの要素が不安定の不確定なのに。

    コントロールできないことに対して、無理にどうこうしようとすると、人は苦しくなります。

    勝ち=価値アリ?負けたら?

    勝てば官軍負ければ賊軍、なんて言葉があります。勝てば何でもOK。負ければ2位でもそれ以下でも価値無し。

    勝ちに貪欲になるのは悪いばかりではありませんが、これを「勝ち=価値あり」と思い込んでしまうのはヤバいです。だって、どんな大会であっても勝てる人は1人だけ。優勝した人以外が価値が無いなら、競技スポーツとして成り立ちません。

    また、勝てば官軍~的な考えを強く持ってしまうと、自らが勝っている間はいいですが、負けた時にメンタルが一気に窮地に陥ります。

    これまで負けた奴らなんて価値ない!と切り捨ててきた側に、転げ落ちてしまった自身を認めることができなくなる。

    自分自身が価値が無いと思うこむことほど、辛くシンドいことはありませんから。

    一体誰と勝負しているのか

    競技大会とは本来、日頃の練習の成果を発揮してお互いに切磋琢磨することが目的だったはず。誰かを蹴落として勝ち負けを決める場所ではありません。

    勝負にこだわりすぎている人は、この点を勘違いしてるんです。

    大会ではお互にベストを尽くし合うだけ。目標にしている記録に、どれだけ近づけたか?目指していた演技が満足行く形で披露できたか?練習の成果を存分に発揮できたか。

    つまりライバルに対してではなく、自分自身の過去や記録と勝負しているんですよ。その上で、ライバルに勝つことだって負けることだってある。これ以上でもこれ以下でもありません。

    勝敗で苦しまないために

    競技スポーツは勝負の世界と言われることがありますが、自分は少し違うと思っています。プロスポーツなら結果を出さなければダメですが、いわゆるアマチュアスポーツでは、結果は全てではありません。

    結果を得るまでに学んだこと、

    勝敗を経た感情、

    自分自身と真剣に向き合う時間、

    これらの学びと豊かな時間こそ、競技スポーツで得られるものだと思うのです。

    オリンピック競技を中心として、スポーツの世界にビジネスが入り込んできています。ふと表彰台や上位入賞の価値に偏りがちです。

    そんなときは、自分自身に意識を戻してほしい。不確定要素の多い勝敗に、心を蝕まれないでほしい。

    1人でも勝敗で苦しむ選手が減ってくれることを願っています。

  • 強豪国JAPANのコーチから見えたIJRU2023(なわとび世界大会)と、スポーツマンシップ

    強豪国JAPANのコーチから見えたIJRU2023(なわとび世界大会)と、スポーツマンシップ

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    2023年7月16日~23日で、アメリカ/コロラド州で縄跳びの世界大会が開催されました。

    今回も、ありがたいことに日本なわとびアカデミーから教え子がたくさん出場しまして、世界チャンピオンになった生徒もいます。

    縄のまっちゃんも生徒のコーチと引率、ジャッジとして参加してきましたので、大会を経て感じたことや、今後の指導の指針になりそうな世界の動向などを、備忘録としてブログで残しておこうと思います。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]新たな世界チャンピオン誕生!/IJRU2023世界選手権大会出場と結果のご報告[/box06]

    IJRU2023/なわとびの世界大会とは?

    コロナ禍でオンライン開催や大会の延期などを経て、ようやく現地開催になったIJRU2023/なわとびの世界大会です。

    とくにジュニアの選手にとっては初の現地開催の国際大会になった人が多く、保護者も含めて初海外だった人も多かった様子。

    世界大会では、ざっくり以下の分類で競われます。

    シングルロープ※普通の縄跳び

    • 個人戦
    • 団体戦

    ダブルダッチ※2本のロープの長縄

    • 団体戦
    • ダブルダッチコンテスト

    チームショー※縄跳びなら何でもあり

    さらに、それぞれには年齢/性別でカテゴリー分けがされて、さらに種目があれこれあって…なのですが、今回はこの辺の説明は省略しますね。

    詳しく知りたい人は、こちらのページを参考にしてください。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]なわとび競技/ジャンプロープってどんな大会?種目やルール、日本代表になる方法をざっくり解説  日本なわとびアカデミー [/box06]

    世界トップレベルのアジア健在

    2020年代に入ってからのオンライン大会でも見てきましたが、アジア各国は想像通りの強豪国ばかりでした。

    中国、韓国、香港、日本、今回は参加していなかったけどマカオ。これらの国は本当に上手な選手が多いです。

    圧倒的な多重系がアジアの強み

    アジア各国の特徴はなんといっても多重系の強さ。多重系は本当に欧米諸国からしたら、圧倒的にアジアが強かったです。そのまま1回転ずつぐらい回転数が多いレベルですね。

    日本も含め、レベル7や8といった技を跳ぶために4重跳びや5重跳びを跳びこなす選手が増えている現状。欧米諸国は残念ながらここについてこれている国はごく一部でした。

    今回で言えばベルギーやアメリカのシニア選手の一部は多重のレベル7をやっていましたが、レベル8をガツガツ跳びこなしている選手はほぼいませんでした。

    一方でアジアはジュニア選手ですら、レベル7-8をゴリゴリ跳んでいたので、そりゃもう雲泥の差になっています。

    スピードの考え方が根本的に違う

    世界大会の練習体育館でこんなシーンがありました。

    教え子たちが練習を兼ねてスピードトレーニングをしていた横で、別の欧米の国が同じようにスピードの練習をしていました。すると練習しながらふと、選手の一人が「なんで彼らはアップをしないんですか?」と訪ねてきました。

    教え子たちにはスピードのアップやトレーニングのイロハを叩き込んでいるので、どうやって準備をして練習をするかを理解しています。しかし隣で練習していた国をよく見てみると、ほぼアップ無しでいきなり30秒を跳び始め、数本跳んだ後に別の練習に入っていきました。

    もちろん何か別の意図があったかもしれませんが、スピードの練習をすることに対しての根本的な考え方が、アジアと欧米では異なっているのかも?を感じたエピソードです。

    日本は真似されている

    IJRU2023の段階では、まだアジアや日本はトップにいました。しかし、日本は諸外国から相当真似されていて、かなりの注目を浴びています。

    たとえば、前回のオンライン大会では欧米諸国のほぼ誰もやっていなかった「SEBOCL」や「EBTJCL」などの多重系の技を、上位選手は取り入れていました。

    さらにスピードのフォームの作り方や、縄の長さなど、日本やアジアを意識して取り入れているだろうなぁと思えるシーンが何度もありました。

    今でこそ世界トップレベルにいますが、ウカウカしていたら一気に他の国が追いついてくる。そんな危機感を感じます。

    スポーツマンシップと勝負偏重への危惧

    上記でも書いたように、日本を始めアジアは本当に強くなりました。IJRU2023では、表彰台をアジアで独占することもしばしばでした。

    一方で少し懸念しているのが「勝負偏重」の風潮です。

    大会なのだから、勝つか負けるかの真剣勝負なのは、まさにそのとおりです。ただ勝負にあまり気持ちが飲まれすぎてしまうのは、今後の選手達にとってマイナスだなぁと感じています。

    勝負偏重の行き着く先

    勝負にこだわりすぎると、最終的に勝つことだけに価値感を持つようになってしまいます。逆に言えば、1位以外に価値はないと…これって非常に苦しいです。

    トップレベルの選手なんて、技術レベルはほぼ僅差です。勝つか負けるかは、時の運によって変化することだってあります。なのに1位以外に価値がないになると、負けた時に心がポキっと折れてしまうんですよ。

    負けたら悔しいですし、そりゃ勝ったほうが嬉しいです。でも負けた方が学べることが多いのもまた事実です。

    スポーツマンシップの意味をいま一度

    日本ではない別の国の選手との会話の中で、こんなエピソードもありました。

    ある種目の試合が終わった後、とある国の選手に突然話しかけられました。誰もが知る有名選手だったので、びっくりして話を聞くと、

    「いま出ている結果が間違えているから、しっかりアピールした方がいい。このまま(話しかけてきた選手の)自分の国の選手が表彰されているのはアンフェアだから、ちゃんと頑張った選手を評価してあげてほしい」

    この話を聞いた時に、さらに驚きました。なにしろ自国の選手の表彰台が間違っていて、ライバルの選手が乗るべきだと教えてくれたのです。気付かなければ誰もわからない、なんなら自分にとって不利益になるようなことのはず。

    彼は国やチームを超えて、選手としてフェアに競技を戦ったことを評価して欲しいとしきりに伝えてきたんです。

    最終的には、ここには書けない事情で結果は覆らなかったのですが、本当に彼の人間的な素晴らしさとスポーツマンシップの心に感動しました。

    このエピソードは、選手だけでなく自分を含めた周囲の大人がしっかり受け止める必要があるなぁと感じています。選手たちはお互いに大変な努力をしてきているので、認め合うことがしやすい。しかし周囲で見ている大人たちは、努力を見ているからこそ報われて欲しいと強く願ってしまう。

    むしろ、シューッと視野が狭くなりがちな我々こそ、肝に銘じておくべきかもです。

    エンタメと競技の融合

    IJRU2023では、ジャッジの結果についても色んな意見がありました。ここではジャッジについて細かく議論はしませんが、とくに気になったのがプレゼンテーションの考え方です。

    アジアでも最大規模の選手数を派遣している香港が、今回の大会では軒並みプレゼンテーションでマイナスを食らってしまう現象が起こりました。

    どんなジャッジ結果になっても誰かしらが文句を言う、という名言(迷言?)も大会期間中に聞きましたが、とはいえ香港選手のマイナス具合は気の毒なレベルでした。

    ただ、色々自分なりに分析をしてみると、プレゼンテーションで高いプラスをもらっている国やチームにはある程度共通点が見えています。香港はこの観点からいけば、かなり厳しい評価を受けても仕方ないのかなと。

    高い技術で盛り上がるか、エンタメを見るか

    細かく書くと長くなるので、ざっくり言えば香港は技術で盛り上がるお国柄なんですよ。スゴ技や超絶技をやったら盛り上がる。でも世界の基準は少しズレていて、エンタメ性を見ている印象でした。

    超絶技をやっても、単なる技の羅列ではエンタメ性は低い。しかも、見た目も決して美しいものではありません。

    一方で多少難易度は落ちたとして、観客や音楽を意識した演技は評価が高い。この点で日本のプレゼンテーション評価が高かったことも合点がいきます。

    まとめと今後の予想

    久しぶりの現地開催の世界大会は、学ぶことが本当に多い時間でした。ここに書き切れないぐらいのエピソードや刺激、不条理なことまで、たくさんの経験をしてきました。

    やはり、世界大会はできるだけ多くの人に経験してほしいですね。あの場所は勝負事だけでない特別な空間です。同世代の選手同士の国際交流、英語でのコミュニケーション、異文化とのカルチャーショック。

    今回の記事はこのぐらいにしておきますが、機会を見てまた備忘録を出していこうと思います。

     

  • なわとびは「競技普及」で旗を振っていきたい話

    なわとびは「競技普及」で旗を振っていきたい話

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    2020年に国内のなわとび組織が統一されて、日本ジャンプロープ連合が発足してから、単縄とダブルダッチの距離が一気に近くなりました。

    さらに組織が統一される以前から、あちこちで聞かれていたのが普及に関する言葉です。

    • なわとび初心者も楽しめるイベントを
    • 競技じゃない縄跳びの楽しさを広げたい
    • フュージョンの単縄を発掘、普及したい

     

    大前提としてどれも自分は反対じゃありません。なわとびの楽しさを広げていきたい気持ちは同じです。でもずっと違和感があったことの答えらしきモノに、この前気づいてしまいました。

    [toc]

    競技普及の視点

    縄のまっちゃんが続けてきたことを一言で表すならば「競技普及」です。

    過去の日本ロープスキッピング連盟時代からやっていた「Rope Skipping」を広めて、競技の楽しさを伝えていきたい。競技参加選手を増やして、競技を盛り上げていきたい。

    でも意外と、耳に入る意見や言葉には競技を普及したい!というのが少ないんです。

    競技選手は放っておいても増えるのか?

    まぁ、、、増えないでしょうね笑

    当たり前ですが、まだまだ縄跳び競技(ジャンプロープ)はマイナーな競技ですし、そもそも競技として世間に認知されていません。

    ネット社会で情報を仕入れてきた人でも、自力で学んでAll Japanまで出場できる人は本当に一握りだと思います。

    だって、フリースタイル(自由演技)を作るのって難しいですから。

    そもそも技の練習方法もわからない。演技の作り方もわからない。しかもルールは知らない人には難解ときたら、もう自力でやりきるのって至難の業です。

    興味がある人を見つけて、ノウハウを教えて、自走できるまで育てていく。このプロセスがなければ確実に競技人口は減っていく一方です。

    競技者を増やすために考えたこと

    競技選手を増やすのに一番の近道は「憧れのヒーロー」「活躍の場」「仲間」この3つが必要だと考えてます。

    これは名古屋をなわとびの町にする!計画で考えた作戦でもあります。

    たとえば名古屋には、既にヒーローになった日比創選手がいます。名古屋周辺の選手は、ほぼ全員が彼の背中を追いかけて競技にのめり込んだと言っても過言ではないでしょう。

    他にも全国には憧れの対象となったトップ選手が数名います。こうしたヒーローの存在こそが、次世代のキッカケになるんです。

    さらに競技を始めた人が活躍できる場=大会も必須です。自身の力を発揮できる場がなければ、モチベーションが上がりませんからね。勝負をつけるのが避けられる風潮も一部ではありますが、勝ち負けほど選手たちのモチベーションを揺さぶるものはないと思っています。

    そして共に戦うライバルの存在。同世代で切磋琢磨できる仲間がいてこそ、お互いに高めあうことができます。

    競技でない縄跳びも否定はしない

    何度も言いますが、パフォーマンスやフュージョンの縄跳びを否定する気持ちは、さらさらありません。だって自分、縄跳びパフォーマーですから!笑

    否定するわけじゃありませんが、今の縄のまっちゃんがやりたいことの優先順位としては低いなぁというのが本音です。

    競技の普及に、いまは一番のモチベーションがあるんです。

    違和感の正体

    きっと違和感の正体はこれだったんです。競技じゃない縄跳びも普及したい!は、自分のる優先順位とはちと違うんです。

    否定はしないけど、縄のまっちゃん的に旗を振って引っ張るほどのモチベーションが沸かなかった。

    初心者や入門者という点でも、競技に興味のあるという前提で話をしてしまっていたので、どこか食い違うというか、チグハグというか。

    そもそもの立っている視点や見据えているモノが違ったんです。

    これからも競技普及の旗を振っていく

    縄のまっちゃんを育ててくれたのは、紛れもなく縄跳び競技でした。この競技に恩返しがしたい。何より自身が競技に専念できた時代に、頑張ってくださった先輩たちのバトンを引き継ぎたいんですよね。

    2003年当時、まだ全日本大会もない状況で海外から必死に情報を取り入れて発信していた師匠。2004年頃に大会や日本ロープスキッピング連盟(JRSF)を作ってくれた先輩方。

    こうした皆さんの想いを継いて、競技を次の世代に広めていきたい。

    そして、ぜひ競技を広めよう!と一緒に旗を振ってくれる後輩が増えていくことを夢見ています。

    いつの日かそんな後輩に、しっかりとバトンを渡せるように頑張ります。

     

  • ライバルを育てたい理由と本音

    ライバルを育てたい理由と本音

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    自分は他団体やチームに指導をすることも多いのですが、これが他のスポーツだと意外とタブーだったりするようです。

    他団体を教えてライバルを強くして、自分たちに不利になってしまうじゃないか!というのが理由なんだとか。

    競技の普及具合とかによっても変わると思いますが、自分としては積極的にライバルを育てる方が、いまの縄跳び業界には良いんじゃないかと考えています。

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    ライバルは最高のモチベーション

    ライバルは憧れの存在とは少し異なります。

    憧れの存在は雲の上の人。自分には到達できないようなレベルで、いつかあぁなりたい!という感情を持つのが憧れです。今日明日、ちょっと頑張ったぐらいじゃ到達できないのがポイントですね。

    一方でライバルは憧れほど遠くなく、手を伸ばせばお互いに触れるぐらいの距離感の実力差。○○では勝てるけど、〇〇では負ける。実力が拮抗していて、切磋琢磨したくなる間柄がライバルなんです。

    憧れが持つモチベーション

    憧れの存在は雲の上なので、簡単には到達できません。かっこいい!すごい!という感情が全面に出て、あんな風にいつかなりたいなぁという対象です。

    もちろん時の流れで憧れの存在を追い抜くこともありますが、数ヶ月や数年単位で時間を掛けて追いかける存在です。

    また競技力や成績だけでなく、その人の生き方に感化されていることも多く、いわゆる背中を追いかける対象になるのが「憧れの存在」ですね。

    ライバルが持つモチベーション

    ライバルはいわば伴走者のようなもの。自分の隣にいつも居て、気付けば一歩前に進んでいるような相手です。

    お互いが敵視しているという訳でなくとも、相手に負けたくない!や相手も頑張っているんだから!と自分自身の位置を強く意識させてくれる対象です。

    さらに縄跳びにおいては、勝ち負け以上に一緒に練習して楽しい!というのも、ライバルが居ることの非常に重要なポイントですね。

    ライバルが居ないと弱い

    物事に挑戦するには目標やゴール設定が有効です。なわとび競技でも同じことで、何回跳ぶとか○○の技や跳びたいとかって、目標がある方が上達が早まります。

    でもこの目標が、独りでやり続けていると見失いやすいんです。

    誰に言われるわけでもない。自分ひとりで目標を設定して、目標を目指して練習をしていく。言葉で言うのは簡単ですけど、行動で続けるのはこれほど難しいことはありません。

    これまでも多くの選手が目標やモチベーションが続かなくなって辞めていきました。

    それぞれの事情はあったにしろ、ライバルになる存在が身近にいれば、もう少し状況が変わっていたのでは?と思うのです。

    独り占めの虚しさ

    できることなら、指導者は自由に競技の楽しさを伝えられる立場に居てほしいと考えています。

    もちろん競技特性や普及具合、ビジネスとの絡みがあるので一概に言い切れないのは理解できるんです。でも全体のレベルが上っていくことは、そんなに悪いことじゃないと思うのです。

    たとえば日本なわとびアカデミーでは、オンラインレッスンや定期レッスンで指導をしていますが、自分はそれ以外の場でも選手や子供たちに指導をしています。

    というより、自分が伝えられる指導方法やコツの情報なんて、どんどん価値がゼロに近づくと思ってるんですよ。※もちろん反論は認めます!

    情報の価値はいずれゼロになる

    インターネットがこれだけ発展してる時代です。

    日本中はおろか世界中のどこにいても、無料でなわとび競技のノウハウや練習方法に関する情報を手に入れることができます。たまに地方でビックリするぐらい上手な子供がいて話を聞くと、往々にしてYouTubeを観て勉強してる!とのこと。

    そう、いずれ情報そのものの価値はゼロに近づいていくんです。

    そんな情報の価値を独り占めしてても、あんまり意味ないと感じてるんですよね。

    ライバルや仲間にこそ価値がある

    いずれ情報の価値はなくなる前提であれば、今ある情報をフルに提供していきたい。そのうえでライバルや仲間をどんどん増やしたほうが、何百倍も価値があります。

    ライバルが1人増えれば、お互いに切磋琢磨することでより新しい次元に進むことができます。さらに仲間がいれば、ともに高め合うことができます。

    情報を独り占めして仲間やライバルを作らないより、長い目で見てジャンジャン提供していったほうが確実に全体のレベルが上がるし、目に入る周囲の生徒たちのレベルも上がると思うのです。

    まとめ

    ありがたいことに、日本なわとびアカデミーで指導している生徒たちからは全国大会で優勝したり、国際大会で優勝したりする選手が続々と出ています。

    よくよく見てると、彼らには必ずライバルがいるんですよ。

    ライバルであり仲間であり、一緒に縄跳びを楽しめる間柄。そんな選手たちの姿を見てると、こっちが嬉しくなります。

    まだまだ発展途上の縄跳び競技ですが、このまま指導者が自由に他のクラブや団体に教えられる風潮がづついてくれることを祈りたいです。

  • オンライン指導だけで全国大会に行ける!初の試みで感じた可能性

    オンライン指導だけで全国大会に行ける!初の試みで感じた可能性

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    新型コロナウィルス感染症拡大の影響もあり、日本なわとびアカデミーではオンラインなわとび教室「なわとびカレッジ」というオンライン限定の指導を行っています。

    今回、このなわとびカレッジの生徒が全国大会に出場し、見事で入賞する快挙を果たしました。

    これはオンライン指導の可能性と将来性を大きく感じさせる結果でした。

     

    [jin_icon_arrowdouble color=”#e9546b” size=”18px”]なわとびカレッジ

    https://douga.nawatobi-academy.com/

    [toc]

    オンライン指導でやってきたこと

    オンライン指導では主に以下の4つをやってきました。

     

    1. 教材動画を150本ほどが見放題
    2. LINEで365日の個別アドバイス
    3. 週1回程度のLINEからの課題提案
    4. 月数回のZoom一斉レッスン

     

    教材動画を150本ほどが見放題

    なわとびカレッジに入ると、約150本の動画で技術を学ぶことができます。ここには演技の作り方から技個別の練習方法、競技ルールの説明やアクロバット練習法まで多岐にわたっています。

    これらの動画は会員になると24時間いつでも見放題になります。

    動画を見て自分で練習するだけで、十分になわとび競技のノウハウを学ぶことができます。

    LINEで365日の個別アドバイス

    オンラインレッスンで一番の売りがここですね。

    LINEを通じていつでも個別のアドバイスを受けることができます。細かい技術のことや練習メニューのこと、中には個人的な悩み相談をしている人もいます。

    LINEはオンラインレッスンのなかでも、直接講師がコミュニケーションを取れる大切な場所です。

    動画を送ったり写真で添削したりなど、LINEでやり取りをするのは手軽で便利です。

    週1回程度のLINEからの課題提案

    定期的に選手向けの課題を提出しています。

    課題の中身は各月で決めており、不定期で動画提出やメニュー提示をしています。この課題を一つずつこなしていくと、それだけでも十分に上達できる内容です。

    なにしろ、名古屋の定期レッスンで組んでいる練習カリキュラムと同じ内容を提示していますからね。定期レッスンの子たちと同じペースとタイミングで練習に取り組めるんです。

    月数回のZoom一斉レッスン

    Zoomレッスンは毎月数回程度で実施しています。

    物理的な距離があっても、同じ時間で同じ練習を共有している感覚はとても大切です。さらにLINEでは文面だけのコミュニケーションですが、Zoomであれば直接しゃべることができるんです。

    講師に聞きたいことを話をしながら質問できるのは、オンライン生徒にとって貴重な時間でもあります。

    オンライン指導の将来性

    オンラインレッスンの生徒がすごいのは、なによりモチベーションです。

    基本的にオンラインレッスンを受けている生徒はほとんどのケースで、周囲に同じ競技をしている選手がいません。

    一人で練習をし続けていくのは本当にすごいことです。

    どうしても先輩後輩やライバル、切磋琢磨する仲間が身近にいるほうがモチベーションを保ちやすい。縄のまっちゃんも経験していますが、1人で競技を続けるのは並大抵なことじゃありません。

    この状況でもなお、競技にひたむきに取り組んでいける選手に、これ以上の強みはありません。

    物理的な距離が関係なくなった

    当たり前ですが、オンラインであれば物理的な距離は関係ありません。事実レッスン生には東北や四国、九州などの生徒も遠方の人も多数います。

    以前ではこうした遠方の人は近くに縄跳びクラブも教室もなく、自分ひとりで手探りのまま情報を集めて練習するしかなかった。

    しかし、オンラインなわとび教室に参加すれば、最新の情報と一緒に学べる講師と仲間がいるんです。

    オンラインだけでも高い競技力を身につけられる

    競技は、直接誰かに教えてもらわないと無理。この常識は崩れてきてます。

    リアルレッスンで教えている生徒と遜色ないか、むしろそれ以上にオンラインの生徒が技術的に向上する可能性を秘めているんです。

    なにしろ1人でも練習をつづけられるモチベーションを持ってますからね。この点ではリアルレッスンの生徒よりも凄いかもしれません。

    遠く離れた場所でも正しい練習方法とノウハウを身に着け、オンラインで仲間と講師とつながって競技力を高めていく。そして全国大会で上位を席巻する。

    ついにこんな時代に突入してきました。

    まとめ

    コロナの影響でオンラインになることを余儀なくされた部分もたくさんありました。ただなわとび教室に関してだけ言えば、オンラインになったことで別の進化を遂げたと言えるでしょう。

    オンラインのみで完結する競技指導が、シングルロープは可能である。

    レッスン生がAll Japan 2022でこの事実を存分に証明してくれました。これからのオンライン生の活躍が楽しみでなりません。

    [box06 title=”オンラインなわとび教室“]

     

    [/box06]

     

     

  • 息子が全国2位になって感じた、親の子どもスポーツへの向き合い方

    息子が全国2位になって感じた、親の子どもスポーツへの向き合い方

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    2021年の全国大会で息子が準優勝しました。
    (※フリースタイル、フューチャー部門4年生以下の部)

    息子は、縄のまっちゃんのレッスン生として教室で縄跳びを教えていました。しかしそれだけでなく、当然ながら親子としての関わりがありました。

    そして、親の関わり方って本当に難しく、悩ましいなぁと痛感させられたんです。

    [toc]

    子供の実力に期待したい親心

    人の親であれば、誰しも我が子に期待したくなるものですよね。

    それが全国大会レベルになれば、なおのこと。大会でより良い結果を出せるように、サポートしたくなるのも自然な気持ちです。

    縄のまっちゃんも、まさか息子がここまで頑張るとは思いもよらなかったのですが、本人が頑張っているからには全力でサポートしたいと思いました。

    親か?子か?それを望むのはどっち?

    全力でサポートをしたいと思ったときに、最初に考えたのはメニュー作りや練習方法でした。

    なわとび指導に関しては蓄積したノウハウがあるので、これらを息子にも適応できるのでは?と考えました。さらにレベルの高い技を習得するためのコツや練習なども、その気になれば指導できると考えたんです。

    でも、、、

    ここでふと我に返りました。あれ?これって本人が望んでるのかな?って。

    別に練習メニューを作って欲しいとも、トレーニングをしてほしいとも、本人の口からは何も聞いていません。さらに言えば大会でどこまで頑張りたいか?についても、ふわっとしか意思を確認していなかったんです。

    これは子供が望んでいることではなく、正確には理想の子供像として親が望んでいることだったのです。

    子供のやる気を奪う簡単な方法

    子供のやる気を奪う簡単な方法は、課題を押し付けることです。宿題なんかはその最たるもので、自分の意志とは別にやらざるを得ないモノですよね。

    同じように練習メニューを作り込んで押し付ければ、いとも簡単にやる気を奪い去ることができます。

    縄のまっちゃんは、無意識にこの一歩手前まで来ていたんです。

    期待する気持ちとサポートしたい気持ちが、一歩間違えれば大切な本人のやる気を奪ってしまうと思うと自分でもゾッとしました。

    尊重する難しさ

    本人の意志を尊重すると決めてからは、できるだけ口を挟まないように心掛けました。聞かれたらリアクションする、側で見守っているだけに徹したんです。

    ダラダラ練習している様子を見ると、「ちゃんとやれーー!!!」と喉元まで言葉が出てきますが、グッと堪えて。

    言葉を発したい瞬間にグッと堪えることが本当に増えました。

    子供の意思を尊重するというのは、本当に大変で難しい。大人は経験値にモノを言わせて、すぐにアドバイスや助言を言ってしまうんです。でも、その助言が本当に本人の助けになっているか?は、微妙かもしれません。

    我が子が頑張っている姿を見るのは嬉しいですし、大会で結果を出したら本人以上に嬉しいものです。だって親ですから。

    求められれば全力で答えられる準備をしておく。そして見守る。

    親としてできたことは、本人の領域に入り込みすぎないよう上手な距離感を保ちながら、見守ることだけだったのかなぁと感じてます。

  • 基礎が疎かだと技はグラつく:All Japan2022総評より

    基礎が疎かだと技はグラつく:All Japan2022総評より

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

    2022年12月に開催されたAll Japan 2022”Single Rope”の2日目、競技の側面からの総評を述べさせてもらいました。

    個人的に思うこともあり、この総評は記録に残しておきたいなぁと思ったのでブログで書き留めておきます。

    ぜひ競技なわとびを今後頑張っていく選手やコーチに読んでほしいです。

    [toc]

    上昇志向の落とし穴

    総評で述べさせてもらったポイントは大きく以下の3つでした。

    1. 無理にレベルの高い技をやるのやめよう
    2. 基礎をしっかり練習しよう
    3. スピードを練習しよう

    1つずつについて語りだしたら一晩ぐらい掛かりそうでしたが、ここでは要点だけまとめておきます。

    無理にレベルの高い技をやるのやめよう

    今回のAll Japanは予選を通過してからの本戦とのことで、非常にレベルの高いものでした。

    とくにフューチャー、ジュニアの上昇具合は本当にすごくて、シニア選手と同じような技をビシバシ跳ぶ選手が多くなってきています。

    でも、

    ギリギリでレベル7やレベル8を跳ぶ演技が増えていたのも事実です。

    競技ルール的に高いレベルの技を跳んだほうが勝ちやすいのは仕方ありません。ただ演技に入れられるクオリティまで引き上げられていた選手は一部だけでした。

    一か八かでチャレンジするのも一つの戦略ではありますが、やはりこれはリスクが高い。個人的には演技全体を通じてミスがなく完成度の高いモノを目指してほしいと感じています。

    練習での成功と、本番の演技に組み込めることは別なのです。

    基礎をしっかり練習しよう

    これは縄のまっちゃん自身が競技をしている頃から意識していることです。基礎をしっかり練習している選手はどれだけいたでしょうか。

    レベルの高い技にチャレンジするなら、その土台になる技術を磨く必要があります。逆に言えば土台の部分がしっかりしてくれば、自ずと高いレベルの技も跳べるようになります。

    今回の大会では高いレベルの技習得を焦るあまり、土台となる基礎がグラグラだなぁという選手が散見されました。

    たとえばMicリリースから制限キャッチのOCLは、今回の大会で多用されていたレベル8です。

    しかし実際にジャッジ目線で見ると、リリースのタイミングがほとんどジャンプできていなかったり、回転力が足りなくてキャッチミスになっていたり、基礎が不十分な状態で演技に組み込んでいる人が多かったです。

    シニアで取り入れている選手はしっかりと回し込みができるので、ミスをする人も少なかった。さらに言えば技に余裕があるんです。

    上昇志向でチャレンジするのは素晴らしいと思います。

    でも、土台がグラグラのまま焦って上昇させるのは、オススメできないです。

    スピードを練習しよう

    選手によってはフリースタイル、スピードどちらかが得意な人もがいると思います。

    ただフリースタイルに偏って練習している人には、ぜひスピードをしっかり練習してほしいなぁと感じました。

    記録を目指すだけでなく、スピードはフリースタイルと深い関係があるんですよ。

    レベルの高い技は4重とびや5重とぶになります。すると高い回旋力(ブン回す力)が必須になります。

    30秒スピードや3分スピードでは長い時間とんだり、最高速度を上げる練習をやります。これらはフリースタイルでのブン回す力にも密接に関わってくるんです。

    個人的な指標として、30秒スピードで95回以上を跳べる選手は余裕を持って5重系のレベル8の技が跳べてますね。※EBTJOCLとか

    逆に言えば、スピードで95回以上跳べる選手はフリースタイルでもいろんな技が跳べる可能性が高いってこと。

    ぜひフリースタイル/スピードで偏らず、両方を一緒に練習してほしいと感じています。

    なわとび競技の基礎とは何か?

    ここからは総評では触れなかったことですが、余談として基礎についても書き留めておきます。

    縄跳びにおける基礎を自分は以下の3つで考えています。

    1. フォーム/バランス
    2. 回す力
    3. 縄の流れ

    フォーム/バランス

    ルールでいうところのアスリートプレゼンに当たる部分ですね。縄を回すフォームや体のバランスが正しく取れているか?は大切な基礎です。

    とくにTJやCLなどの発展形では、空中での左右非対称の動きをするのでバランスを崩しやすい。バランスが崩れるとフォームが崩れて、結果的に縄が回らなくなります。

    たとえば縄無しのエアーの状態で跳べるか?は良い練習になりますよ。

    エアーの状態で跳べない、着地が上手にできないというのは、空中でのバランスやフォームが崩れている証拠。まずは空中での動きをしっかり練習するのがオススメですね。

    回す力

    もう純粋に回す練習です。具体的に言えばスピードや3重跳びの練習ですね。たとえばTJやSEBOができる人は、ストレートの3重跳びは連続で跳べますか?

    フリースタイルに入る技のほとんどが、S(サイドスイング)から入るので、実際には3重系の技であっても体の下を通過するのが2回転以下。

    すると回す力が2重跳びのレベルであっても、意外とできてしまうんです。ただ、このままで4重跳びの技に発展させるのは無理なんです。

    縄のまっちゃんもレッスンでしばしば3重跳びの連続をします。最初は2重跳びの連続でもいいです。しっかりと3重跳び、4重跳びといった技がストレートで跳べることは基礎として非常に大切です。

    縄の流れ

    縄の流れは、縄のまっちゃんが個人的に使っている造語です(笑)

    3重とび以上の技を練習するときに、1回転ずつまわして縄がどんな流れで動いていくかを確認することです。

    縄の流れをしっかり練習しておくと、空中でのバランスが取りやすくなります。さらに失敗する原因を突き止めやすくなるんです。

    たとえばSEBOCLの縄の流れを練習してるとき、いつもEBからOで引っかかる場合。これはEBからOに回す流れが間違っている証拠です。背中にある腕を確認しながら練習すると改善していきます。

    このように、細かく1つの技を分解して練習するのも大切な基礎練習になります。

    ぶっつけでいきなりチャレンジするよりも、確実に上達が早まりますよ!

    まとめ

    後半は、総評では触れれなかった基礎についての考え方も書いてます。

    古くから競技に携わる元選手の1人として、後輩や次世代には「ノーミス」の演技や完成度の高い演技を目指してほしい。

    この思いから、年々レベルアップの速度が上がっている競技に対して、1人でも多くの選手の役に立てばと思い記事としてまとめておきました。

    参考になりましたらSNSなどでシェアしてもらえると嬉しいです。

  • 二重跳び100回とべないと練習に参加できない!?習い事に蔓延する闇への怒り

    二重跳び100回とべないと練習に参加できない!?習い事に蔓延する闇への怒り

    こんにちは!

    縄跳びパフォーマーのまっちゃんです。

    日本なわとびアカデミーには縄跳びに関するたくさんの依頼や相談が来ます。なかにはちょっと信じられないような相談もあるんです。

    習い事が二重跳びが◯◯回できないと練習に参加できず困ってます。

    この相談が1度でなく、複数回きているんですよ。もはや縄跳びの上達云々よりも、怒りを覚えてしまう案件です。

    [toc]

    二重跳び100回に意味はあるか?

    二重跳びを100回とぶのは、正直無意味です。

    もちろん1つの目標として100回を目指すのはありでしょうけど、トレーニングとして何かしらの能力が向上するとは考えにくいですね。

    そもそも、なんで二重跳び100回なんでしょうか。

    しかも連続で跳ぶ必要性がどこにあるのか。仮に体力をつけるだけであれば前跳びでも十分です。高いジャンプで足を鍛えるのであれば、失敗関係無しでトータルで100回跳べばOKです。連続でやっても失敗しながらやっても、100回の負荷は大きく変わりません。

    二重跳100回自体を目標にしている以外では、本当に無意味なんですよ。

    なぜ必要なのかの説明責任がある

    最初に断っておきたいのは、人様の指導方針に口出しする気は毛頭ありません。しかし指導者である以上は「なぜ必要なのか?」を説明する責任はあると思うのです。

    二重跳びのような連続ジャンプは「プライオメトリクストレーニング」に分類されます。ここではプライオメトリクストレーニングから、二重跳び100回の妥当性を見ていこうと思います。

    プライオメトリックトレーニングの効果

    プライオメトリクストレーニングとは、一般的な筋トレとは少し異なるトレーニングです。

    ざっくりいえば、瞬発力を高めるためのトレーニングですね。一般的な筋トレでは鍛えにくい素早い動作や動きをしながら力を発揮する動作、スポーツで実践的に使える力を高めることができます。

    プライオメトリックエクササイズの目的は、ストレングストレーニングと同様、身体的パワーを向上させることである。

    筋力トレーニングがパワーを鍛える上で必要な筋および神経系の適応を生じるのに対し、プライオメトリックスはパワーのスピード面を重点的に鍛え、生理学的な変化を運動能力へと変換する。

    プライオメトリックス入門:筋力をパワーに変換する

     

    二重跳び100回の怪我のリスク

    プライオメトリックトレーニングは瞬発力を高める効果がありますが、同時負荷が大きいため関節や筋肉に大きな負担のかかります。

    下記はNSCA(National strength and conditioning association)の論文の引用です。

    プライオメトリクスは週に2、3回行うだけの場合が多い。疲れていない状態でトレーニングを行うことが望ましい。

    一般的なルールとして、プライオメトリクスのセット実施時間の 5 ~10倍の休憩時間を確保すること。

    セット数が10回を超えないように注意すること。

    プライオメトリクスの強度に関する実践的ガイドライン
    Practical Guidelines for Plyometric Intensity

     

    国際的なトレーニング団体が週に2-3回と言っていますし、回数や休憩に非常に慎重になっているのがわかります。

    つまり二重跳びを100回も跳ぶこと、達成までに何時間も練習し続けることが、どれだけ危険かがわかると思います。

    二重跳び100回の妥当性は?

    プライオメトリクストレーニングは、瞬発力を高めることができます。しかし連続的で跳び続けることで身体への負担が大きいため、怪我のリスクが高まります。

    一般的には週2-3回だけと言われているので、毎日練習するのはやりすぎですね。さらに疲れていない状態で取り組むもので、十分な休憩を取り適切に設計されている必要があるのです。

    以上のことから、縄跳びはやり方を間違えれば怪我をすることがわかります。膝や腰はもちろん、シンスプリントや疲労骨折といった日常生活動作にも支障が出るレベルで身体を痛めてしまう可能性があるのです。

    一歩間違えれば犯罪の可能性あり

    言いたくはないですが、二重跳び100回を跳ばないと練習に参加させない!というこの案件は「強要罪」に当たる可能性がありそうです。

    指示に従わない場合に制裁を加えるようなことを指導者側が言った場合には、強要罪に問われる可能性があります。強要罪が成立すると、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金刑に処されることとなります。

    丸刈り、食事の強制、過酷な練習・・・「ブラック部活」に法的問題はないのか? – シェアしたくなる法律相談所

     

    妥当性がないことは上記のプライオメトリクストレーニングの説明で明らかです。それでもなお二重跳び100回をさせるとなれば、もはやパワハラです。

    同じスポーツ指導者としての願い

    今回は二重跳び100回を題材に上げました。縄跳びの楽しさを伝えている縄のまっちゃんとしては、本当に悲しい事案です。

    もしあなたがスポーツを教える立場にあるなら、もう一度考えてみてください。キツいトレーニングを生徒に課すことの意味と理由を。そして、妥当性のない根性論だけの単なるシゴキは許されない行為です。

    もしあなた自身やあなたのお子さんが、このような指導者に習っている場合。本音では今スグ辞めたほうが良いと言いたいのですが、コーチやクラブに頼りたい事情も理解できます。

    なのでせめて、自身やお子さんの身体を壊さないように労ってあげてください。たった1つだけの大切な身体は、一度壊してしまったら元通りにならないこともあります。

    なにより子供が楽しくスポーツに取り組み、本当にやりたいことができる環境を整えられる人間が増えることを願ってやみません。

  • 一般社団法人の役員重任をお忘れなく!2年に一度は登記修正が必要

    一般社団法人の役員重任をお忘れなく!2年に一度は登記修正が必要

    こんにちは!

    縄跳びパフォーマーのまっちゃんこと、日本なわとびアカデミー代表理事の粕尾将一です。

    一般社団法人を自力で設立して数年が経過しました。しかし忘れてはいけないのは法人のメンテナンスです。一般社団法人の役員は一定の年数で再選任する必要があって、同じ人がやる場合でも、法務局への届け出が必要です。

    おもに一人で社団法人を作って運営しているので忘れがちだったので、健忘録として記事にまとめておきます。

    [toc]

    役員の任期と重任とは?

    一般社団法人の場合、役員の任期は最大で2年までと決まっています。

    Q19 一般社団法人又は一般財団法人の理事及び監事の任期は,どのようになっていますか。

    A19 一般社団法人及び一般財団法人の理事の任期は,選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時社員総会(定時評議員会)の終結の時までとされ(定款又は社員総会の決議によって,その任期を短縮することができます。),監事の任期は,選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時社員総会(定時評議員会)の終結の時までとされています(定款によって,その任期を選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時社員総会(定時評議員会)の終結の時までとすることを限度として短縮することができます。)。

    法務省:一般社団法人及び一般財団法人制度Q&A

     

    仮に同じ人が役員になるとしても、きちんと手続きをとって選任されたよ!という事実のものに運営してくださいってことです。この再選任のことを重任といいます。

    株式会社の場合は10年まで延長できるようですが、一般社団法人の場合は最長で2年なので割と周期が早いですね・・・。

    たとえ1人で法人を運営しているとしても再選任(重任)は必要なので、忘れずに登記をし直しましょう。

    重任の登記を怠ると過料やみなし解散になる場合も

    同じ人なんだし、登記の必要なくね?と思ってるあなた。これは法律で決められたことなので、怠慢で登記をしないと大変なことになりますよ!!!

    まずは過料という罰金になる可能性があります。過料は裁判所の決定になるので値段はマチマチですが、金額の大小に限らずあまりイメージも良くないですし、払わなくていいお金は払わないほうがいいに決まってます。

    さらに重大なのが登記を放置して休眠一般法人とされてしまうと、知らない間に解散させられてしまう場合もあるんです。

    休眠会社・休眠一般法人とは

    (1) 休眠会社:最後の登記から12年を経過している株式会社(会社法第472条の休眠会社。特例有限会社は含まれません。)
    (2) 休眠一般法人:最後の登記から5年を経過している一般社団法人又は一般財団法人(一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第149条の休眠一般社団法人又は第203条の休眠一般財団法人。公益社団法人又は公益財団法人を含みます。併せて「休眠一般法人」といいます。)
    なお,12年以内又は5年以内に登記事項証明書や代表者の届出印の印鑑証明書の交付を受けていたかどうかは,関係がありません。

    令和元年度においては,令和元年10月10日(木)の時点で(1)又は(2)に該当する会社等は,令和元年12月10日(火)までに

    登記(役員変更等の登記)の申請又は「まだ事業を廃止していない」旨の届出をしていない限り,解散したものとみなされ,登記官が職権で解散の登記をしています。

    なお,「まだ事業を廃止していない」旨の届出をした場合であっても,必要な登記申請を行わない限り,翌年も「休眠会社・休眠一般法人の整理作業」の対象となりますので御注意ください。

    法務省:休眠会社・休眠一般法人の整理作業について

     

    勝手に解散手続きされてしまうとか、恐ろしすぎますよね。たとえ事業が廃止してないとしても整理作業の対象になるので、本当に注意が必要です。

    登記修正の方法と流れ

    では次に実際の登記の修正方法と流れを解説します。

    ただ先に書いておきますが、これを自力でやろうとして縄のまっちゃんは挫折しました。法務局へ提出した書類はものすごい量の付箋を付けられて返され、修正してはさらに返され・・・。

    1ヶ月も2ヶ月もかかって修正が終わらず、こんなの俺の仕事じゃなくね!?と半ギレの状態で諦めました。素人でも時間をかければできますが、面倒くさい役所書類を作ることを覚悟した上で取り組んでくださいね。

    [jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”17px”]法務局から大量の付箋付きで差し戻された書類

    登記書類と添付書類を作成する

    まずは登記修正用の書類と添付書類を作成します。主に作成が必要な書類は以下のとおりです。

    • 理事会の議事録(理事会設置の場合)
    • 理事による互選書(理事会非設置の場合)
    • 就任承諾書
    • 委任状(必要な場合)

     

    これらの書類は法務局にフォーマットが公開されているので、この通りに書類を作っていきます。

    [jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”]一般社団法人変更登記申請書 – 法務局

    法務局に登記書類を提出する

    上記の書類の作成ができたら、管轄の法務局に行って登記修正を行います。

    法務局では印紙が購入できるので、事前に準備しておいた書類に貼付けて準備しておきましょう。ここで使用する印紙は1万円です。登記の窓口に書類を提出すると、登記の完了日時の入った紙をくれます。

    [jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”17px”]実際にもらえた紙

    書類に不備がない場合はこの日付に登記が完了しますよ!というお知らせなんですが、素人が登記をすると、もれなく法務局から修正依頼の電話がかかってくるでしょう…。

    ここで頑張って法務局に通い、電話がかかってこなくなれば晴れて受理になります!

    司法書士にお願いする or 自力

    一般社団法人の設立を自力でやりましたが、登記の修正は正直心が折れました。自力も可能ですが、労力として本当に割に合いません。

    [box05 title=”登記修正で行った作業一覧”]

    • 登記書類の準備
    • 添付書類の作成
    • 法務局への提出
    • 差し戻しの確認と修正

    [/box05] 

    これだけの作業を素人が調べながらやりきるのには、最低でも数日は必要です。修正が長引けばさらに時間がかかるでしょう。

    法務局の人にも「もうさ、司法書士さんに頼んだら?」と優しく諭されたのもあって、自力で修正するのを諦めました。そりゃ法務局の人だった間違いをチェックするわけで、お互いに面倒くさいですよね・・・・。

    自分がやるべき仕事は何か?を考える

    登記修正で法務局に通う車の中で「なんで法人作ったんだっけ・・・?」とふと考えました。名古屋をなわとびの街にしたい、子どもたちに縄跳びの楽しさを伝えていきたいが、法人を作った目的でした。

    今やってることって、本当に自分がやるべきことなのかな?と真剣に考えたんです。代表である縄のまっちゃんがやるべきは事業であって、法人の目的を達成するために動くことだと改めて再確認したんです。

     

    一般社団法人の登記修正は司法書士の先生に依頼することにしました。

    地域の繋がりで素敵な先生を紹介していただいたこともあり、次回以降の修正や登記関係のお仕事はお願いしようと思っています。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]

    海部郡で名義変更を行える司法書士なら司法書士中島事務所へ

    [/box06]

    登記修正は法人である以上必要な作業ではあります。しかし、本当にあなたがやるべき仕事なのか?はもう一度考えてみるといいかもしれません。

    この記事があなたの役に立ったら嬉しいです。

  • #ブログ術大全 の感想と書評:続かない・ネタがないの解決方法

    #ブログ術大全 の感想と書評:続かない・ネタがないの解決方法

    こんにちは!

    縄跳びパフォーマーのまっちゃんです。

    このブログでもお世話になりまくり、プロブロガーのヨスさんが新著「ブログ術大全」を出版されました!!

    世の中にはブログ本はたくさんありますが、月間125万PVの人気ブログ運営されているヨスさんのノウハウを2000円以下で知れてしまうのはスゴイです。

    ただ名前の「大全」のとおり350ページの超大作です。ここでは、オススメのチャプターや書評/感想を紹介していきます。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]

    [jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”]読まれる・稼げる ブログ術大全 (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    この記事で紹介した「ブログ術大全」は献本をしていただきました。

    [/box06]

    [toc]

    ヨスさんとは?

    ヨスさんは月間125万PVを誇る人気ブログ「ヨッセンス」を運営されているプロブロガーです。

    ブログに1ヶ月で125万回も見られているって、青森県の人口ぐらいの人が毎月見てるってことですよ!!(笑)

    (引用)【都道府県】人口ランキング・面積ランキング・人口密度ランキング

    こんな人気ブログを運営するヨスさんのノウハウが、ブログ術大全には惜しげもなく掲載されています。

    オススメは辞書のような読み方

    ブログ術大全は350ページと分量が多いです。もちろん最初から読み進めても良いのですが、個人的には辞書のようなイメージで興味のある場所から読むのがオススメ

    パラパラと目次を目で追って、気になった箇所からつまみ読みしていく。

    あなたがブログの継続で悩んでいれば「Chapter10:継続するために知っておきたい6つの鉄則」が目に入るでしょう。もし文章SEOについて知りたければ別のChapterが目にとまるはずです。

    各チャプターは独立して情報がまとまっているので、1つずつでオムニバス的に読んでも問題有りません。もちろん最初から読んでいっても良いのですが、350ページを読み切るだけにはあまり意味がないと思うのです。

    二大悩みに答えてくれる:ブログ術大全の必読Chapter

    ブロガーの二大悩みは「続かない」「ネタがない」の2つではないでしょうか。

    • モチベーションが維持できず続かない
    • 書きたいけどネタが見つからない

     

    ブログ術大全では、これらの悩みにいくつかの具体的な解決先や方法を提示してくれます。ここでは自分が読んで是非オススメしたいChapterを紹介します。

    ブログってなにを書けばいいの?は永遠のテーマ

    ブログを初めてすぐの人も、すでに何年も運営している人にも響く問いかけですね。ブログって何を書けば良いのか?は誰しも一度は感じる壁ではないでしょうか。

    この問いに対してブログ術大全では6つの具体的な方法を紹介してくれています。

    とくに自分が得意(好き)なのが体験を通じて考え方を書く方法でして、このブログでもいろんな記事でこの方法を使っています。シルクドソレイユにいたこととか、縄跳びだけで生計を立ててるとか、まったく同じ境遇の人はきっと居ないですしね(笑)

    でもそこを少しズラして「これって○○にも言えるなぁ…」という感想を目指して記事を書いきました。シルクドソレイユの舞台裏あるあるで共感できなくても、海外の舞台生活から学んだことなら共感してもらえる可能性が高いと考えたからです。

    他にも「なるほど!」という方法が紹介されているので、ブログの記事ネタに困っている人にオススメすね。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]

    [jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”]読まれる・稼げる ブログ術大全 (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    [/box06]

    書き方だけじゃなく、見え方も大切

    スゴイなぁと何度も頷きながら読んだのが「Chapter3」と「Chapter4」です。

    わかりやすい文章を書く方法の本は何冊も読んでますが、見え方にまでブログに特化して書いているのはブログ術大全が初めてでした。

    ひとことで文章を書くといっても、ブログで書く文章と紙の本とでは違うんです。なぜならブログと紙の本では目線の動き方が違うから。わかりやすい文章を書くのはもちろん大切です。でも同じぐらい、どこでどう見られる文章なのか?を意識することも大切です。

    ブログで挫折する人は、文章を書くのは好きだけど全然読んでもらえない!と悩む人が多い印象です。いい文章なら読まれるは勘違い。文章的にも見た目的にも、理解しやすいブログが読まれるのです。

    まとめ

    2020年現在、ブログ歴が18年目になりました。そして自分もブログで人生が変わった一人です。

    このブログを通じてたくさんの出会いに恵まれ、仕事もたくさんブログから頂いてきました。なにより、著者のヨスさんに出会えたのもこのブログがきっかけです。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]

    [jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”]「六重跳び」ができる超人! 世界的なわとびパフォーマーの粕尾 将一さんにインタビュー! | ヨッセンス

    [/box06]

     

    ブログ術大全のコラムには「ブログがすべての生活を変えた!」という文章を寄稿させてもらいました。シルクドソレイユを解雇されたあとも、ブログのおかげで生きてこれました。大袈裟ではなく、本当のタイトルのとおりです。

    あ、どこにも出していないプライベートの恋話もコラムで初公開してます(笑)

    ブログは始めても9割が続かないといわれます。ブログ術大全を手にとった「あなた」が、継続できた方の1割になれることを楽しみにしています。

    [box06 title=”あわせて読みたい”]

    [jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”]読まれる・稼げる ブログ術大全 (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    [/box06]

  • 教える力の磨き方:あなたが上手でも教えられない理由

    教える力の磨き方:あなたが上手でも教えられない理由

    こんにちは!

    縄跳びパフォーマーのまっちゃんです。

    スポーツ選手をはじめ、引退後に自分の競技を教える指導者に回りたいと考える人は多いですよね。自分も日本なわとびなわとびアカデミーで、多くの人に縄跳びを指導し続けています。

    • 学校の部活で教えたい
    • 地域のスポーツ少年団で指導者になりたい
    • トップアスリートを指導するコーチになりたい

     

    目的や場所の違いこそあれ、自らの打ち込んできたモノだからこそ、後世に伝えたくなるものです。しかし、教えることとあなた自身が上手なことはほとんど関係がない事実には注意が必要です。

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    自身が上手であることの弊害

    ある程度の実績を残したり経験が長かったりすると、教える時にマイナスに働く場合があります。あなた自身も教える時にこんな状況になったことはありませんか?

    • 指示が通じない
    • 言ってることを理解してくれない
    • 何回やっても失敗する

    とくに子どもに指導する場合はよくあるケースですよね。

    なんで言ってることがないの?

    ちゃんとアドバイスどおりにやれば上手にできるのに!!

     

    こんなイライラが溜まっているとしたら、残念ながらあなたはまだ教えることに関しては素人なのかもしれません。

    苦手やできないが、理解できない

    上手な人の中には、感覚が優れていて苦労せずして上達してしまった人が少なくありません。

    あまり地道な努力をした記憶がない、気づいたら人より上手にできていた、こんな感覚をあなたが持っている場合は要注意ですね。

    自分自身がサクッとできてしまったことは、感覚だけで言語化できていない。つまり初めて学ぶ人や子供に伝えるのに苦労するんです。さらにいえば、何故できないのか理解できない。

    上手ゆえに教えるのに向かない人で、もっとも多いケースです。

    スパルタ方式で叩き込まれている

    根性と気合で回数をこなして気付いたら上手になっていた!という人も注意が必要です。

    素振り100回!!フットワーク1000回!!みたいな、スポ根アニメのような練習で、部活やクラブチームで稀に見かけるケースですね。

    この場合、先生やコーチは理屈や理論を持っているかもしれません。しかし、やらされているだけだったあなたに、果たして理屈や理論が伝わっていたでしょうか?この手の練習の常套句として「四の五の言わずに回数をこなせ!!」です。

    たしかに基礎を反復するのは大切です。頭でっかち尻つぼみといいますし、無意識に落とし込むまでやり込む練習も必要でしょう。ただ何も考えず、目的も理解しないまま練習していることが問題なのです。

    このようなやり方を続けてきた人は、選手にも同じような練習方法をさせます。結果的に「いまの若者は気合が足りない!」といったブラックな練習になってしまうのです。

    教える素人の自覚

    上手であることと、教えることは全く異なる活動です。

    仮にあなた自身が上手な選手であったとしても、あなたに教えたのはコーチや指導者なので、指導経験はゼロ。独学で練習したにしても、経験値は自分自身だけです。

    つまり、本人に技術があろうか無かろうが、誰しも最初は教える素人なんですよ。

    この自覚を持てるかどうかは非常に大きい。どれだけ実績を残した人でも教えるのが下手なままの人が多いのは、過去の実績に引っ張られて教える経験をしっかり積み重ねていないのがほとんどなのです。

    大会で好成績→指導も上手?の落とし穴

    世間には「上手な人=教えるのも上手」というイメージが先行しすぎています。

    オリンピック選手から学ぶ◎◎とか、一流に◎◎を教えてもらえる!とか、実際に参加してみると当たり外れが多いと言わざるを得ません。

    でも考えてみれば当たり前のことで、技術力や競技力が高いとは言ってるけど、指導力が高いとは言ってないんです。本人は自分の感覚を最大限に活かし、周囲のサポートで上達してきただけかもしれない。

    だとしたら、そんな人達アドバイスや指導を求めるのはお門違いと言わざるを得ません。

    まとめ

    あなたが心血を注いで取り組んできた競技を、後輩や子どもたちに伝えていくのは素晴らしい活動です。次世代に繋がっていくことで競技は発展し、自分もスポーツを通じて学ぶことも多いと信じています。

     

    • 私はこのやり方で上手になった!
    • この方法を理解できない選手が悪い!
    • なぜ理解できないんだ!

     

    子供や後輩に教えていると、ふとした瞬間にマウントを取りたくなってしまう。教える立場になると「上」にいる錯覚に陥るのも人情というものでしょう。

    しかし錯覚は錯覚。教える人と選手(生徒)は対等です。

    あなた自身が競技が上手だからといって、教えるのも上手だとは限りません。教える活動をはじめたばかりの人は、誰しもスタートは素人なのです。

    この自覚を持つことこそ、教える力を磨くもっとも大切なポイントではないでしょうか。