子育て

息子が全国2位になって感じた、親の子どもスポーツへの向き合い方

こんにちは!

なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

2021年の全国大会で息子が準優勝しました。
(※フリースタイル、フューチャー部門4年生以下の部)

息子は、縄のまっちゃんのレッスン生として教室で縄跳びを教えていました。しかしそれだけでなく、当然ながら親子としての関わりがありました。

そして、親の関わり方って本当に難しく、悩ましいなぁと痛感させられたんです。

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子供の実力に期待したい親心

人の親であれば、誰しも我が子に期待したくなるものですよね。

それが全国大会レベルになれば、なおのこと。大会でより良い結果を出せるように、サポートしたくなるのも自然な気持ちです。

縄のまっちゃんも、まさか息子がここまで頑張るとは思いもよらなかったのですが、本人が頑張っているからには全力でサポートしたいと思いました。

親か?子か?それを望むのはどっち?

全力でサポートをしたいと思ったときに、最初に考えたのはメニュー作りや練習方法でした。

なわとび指導に関しては蓄積したノウハウがあるので、これらを息子にも適応できるのでは?と考えました。さらにレベルの高い技を習得するためのコツや練習なども、その気になれば指導できると考えたんです。

でも、、、

ここでふと我に返りました。あれ?これって本人が望んでるのかな?って。

別に練習メニューを作って欲しいとも、トレーニングをしてほしいとも、本人の口からは何も聞いていません。さらに言えば大会でどこまで頑張りたいか?についても、ふわっとしか意思を確認していなかったんです。

これは子供が望んでいることではなく、正確には理想の子供像として親が望んでいることだったのです。

子供のやる気を奪う簡単な方法

子供のやる気を奪う簡単な方法は、課題を押し付けることです。宿題なんかはその最たるもので、自分の意志とは別にやらざるを得ないモノですよね。

同じように練習メニューを作り込んで押し付ければ、いとも簡単にやる気を奪い去ることができます。

縄のまっちゃんは、無意識にこの一歩手前まで来ていたんです。

期待する気持ちとサポートしたい気持ちが、一歩間違えれば大切な本人のやる気を奪ってしまうと思うと自分でもゾッとしました。

尊重する難しさ

本人の意志を尊重すると決めてからは、できるだけ口を挟まないように心掛けました。聞かれたらリアクションする、側で見守っているだけに徹したんです。

ダラダラ練習している様子を見ると、「ちゃんとやれーー!!!」と喉元まで言葉が出てきますが、グッと堪えて。

言葉を発したい瞬間にグッと堪えることが本当に増えました。

子供の意思を尊重するというのは、本当に大変で難しい。大人は経験値にモノを言わせて、すぐにアドバイスや助言を言ってしまうんです。でも、その助言が本当に本人の助けになっているか?は、微妙かもしれません。

我が子が頑張っている姿を見るのは嬉しいですし、大会で結果を出したら本人以上に嬉しいものです。だって親ですから。

求められれば全力で答えられる準備をしておく。そして見守る。

親としてできたことは、本人の領域に入り込みすぎないよう上手な距離感を保ちながら、見守ることだけだったのかなぁと感じてます。