こんにちは!
なわとびパフォーマーのまっちゃんです。
2020年に国内のなわとび組織が統一されて、日本ジャンプロープ連合が発足してから、単縄とダブルダッチの距離が一気に近くなりました。
さらに組織が統一される以前から、あちこちで聞かれていたのが普及に関する言葉です。
- なわとび初心者も楽しめるイベントを
- 競技じゃない縄跳びの楽しさを広げたい
- フュージョンの単縄を発掘、普及したい
大前提としてどれも自分は反対じゃありません。なわとびの楽しさを広げていきたい気持ちは同じです。でもずっと違和感があったことの答えらしきモノに、この前気づいてしまいました。
[toc]競技普及の視点
縄のまっちゃんが続けてきたことを一言で表すならば「競技普及」です。
過去の日本ロープスキッピング連盟時代からやっていた「Rope Skipping」を広めて、競技の楽しさを伝えていきたい。競技参加選手を増やして、競技を盛り上げていきたい。
でも意外と、耳に入る意見や言葉には競技を普及したい!というのが少ないんです。
競技選手は放っておいても増えるのか?
まぁ、、、増えないでしょうね笑
当たり前ですが、まだまだ縄跳び競技(ジャンプロープ)はマイナーな競技ですし、そもそも競技として世間に認知されていません。
ネット社会で情報を仕入れてきた人でも、自力で学んでAll Japanまで出場できる人は本当に一握りだと思います。
だって、フリースタイル(自由演技)を作るのって難しいですから。
そもそも技の練習方法もわからない。演技の作り方もわからない。しかもルールは知らない人には難解ときたら、もう自力でやりきるのって至難の業です。
興味がある人を見つけて、ノウハウを教えて、自走できるまで育てていく。このプロセスがなければ確実に競技人口は減っていく一方です。
競技者を増やすために考えたこと
競技選手を増やすのに一番の近道は「憧れのヒーロー」「活躍の場」「仲間」この3つが必要だと考えてます。
これは名古屋をなわとびの町にする!計画で考えた作戦でもあります。
たとえば名古屋には、既にヒーローになった日比創選手がいます。名古屋周辺の選手は、ほぼ全員が彼の背中を追いかけて競技にのめり込んだと言っても過言ではないでしょう。
他にも全国には憧れの対象となったトップ選手が数名います。こうしたヒーローの存在こそが、次世代のキッカケになるんです。
さらに競技を始めた人が活躍できる場=大会も必須です。自身の力を発揮できる場がなければ、モチベーションが上がりませんからね。勝負をつけるのが避けられる風潮も一部ではありますが、勝ち負けほど選手たちのモチベーションを揺さぶるものはないと思っています。
そして共に戦うライバルの存在。同世代で切磋琢磨できる仲間がいてこそ、お互いに高めあうことができます。
競技でない縄跳びも否定はしない
何度も言いますが、パフォーマンスやフュージョンの縄跳びを否定する気持ちは、さらさらありません。だって自分、縄跳びパフォーマーですから!笑
否定するわけじゃありませんが、今の縄のまっちゃんがやりたいことの優先順位としては低いなぁというのが本音です。
競技の普及に、いまは一番のモチベーションがあるんです。
違和感の正体
きっと違和感の正体はこれだったんです。競技じゃない縄跳びも普及したい!は、自分のる優先順位とはちと違うんです。
否定はしないけど、縄のまっちゃん的に旗を振って引っ張るほどのモチベーションが沸かなかった。
初心者や入門者という点でも、競技に興味のあるという前提で話をしてしまっていたので、どこか食い違うというか、チグハグというか。
そもそもの立っている視点や見据えているモノが違ったんです。
これからも競技普及の旗を振っていく
縄のまっちゃんを育ててくれたのは、紛れもなく縄跳び競技でした。この競技に恩返しがしたい。何より自身が競技に専念できた時代に、頑張ってくださった先輩たちのバトンを引き継ぎたいんですよね。
2003年当時、まだ全日本大会もない状況で海外から必死に情報を取り入れて発信していた師匠。2004年頃に大会や日本ロープスキッピング連盟(JRSF)を作ってくれた先輩方。
こうした皆さんの想いを継いて、競技を次の世代に広めていきたい。
そして、ぜひ競技を広めよう!と一緒に旗を振ってくれる後輩が増えていくことを夢見ています。
いつの日かそんな後輩に、しっかりとバトンを渡せるように頑張ります。