こんにちは、なわとびパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。
小学生にとっては憧れの二重跳びですが、そう簡単にはできない難しい技だと思っていませんか?
そんなことありません!!
二重跳びは練習すれば誰でも出来るようになります。小学校1年生はもちろんのこと、幼稚園の年長でも正しく練習すれば跳べるようになるんです。
この記事では上記の動画と連動して、二重跳びの練習方法を丁寧に紹介しています。前とびがまだ連続で跳べない人は、まずこちらの記事で練習してから取り組んでください。
[toc]二重跳びにオススメの縄跳びの選び方
二重跳びの練習には道具選びがとても大切です。
跳びやすい縄跳びを選べるかどうか?で上達スピードが大きく変わるので、注意して選んでください。
オススメの素材の選び方
縄跳びには大きく分けて4種類の素材があります。
- ビニール
- ビーズ
- ワイヤー
- 紐(布製)
二重跳びは早く回す技なので、空気抵抗が少なくしっかりと回る素材を選びます。
ポイントになる「太さ」x「重さ」です。細いほうが空気抵抗が少なくなるので早く回せます。また重さがあると、より回しやすくなります。
縄跳びの素材の中では、下記の順番で跳びやすくなります。
1位:ワイヤー(めっちゃ細いx重い)
2位:ビニール(やや細いx重い)
3位:ビーズ(太いx重い)
4位:紐(太いx軽い)
ワイヤーロープは跳びやすさは抜群なんですが、屋外で使えないのが玉にキズ。屋外で練習する子供ならビニール製の縄跳びがおすすめです。
|
オススメのグリップの選び方
写真のように持ち手(グリップ)の部分にも沢山の種類があります。
二重跳びにはやや長めのグリップがオススメです。グリップが長いことで、腕を動かしたときに動く幅が大きくなり、効率的に力を加えられます。手が小さくてどうしても握れない場合を除いては、長めのグリップのものを選んでください。
二重跳びの練習方法とやり方
道具の準備は整いましたか?
いよいよ二重跳びの練習に入ります。二重跳び練習動画で同じ内容を紹介しているので、合わせて参考にしながら練習してください。
10秒でまえとび25回を目指す
二重跳びを跳ぶためには早く縄跳びを回す必要があります。そこで10秒間で前とびを25回以上跳べる練習をしましょう。
この早さは二重跳びを跳ぶのとほぼ同じ早さなので、早く回す練習にオススメです。また時間を決めて練習することで記録更新がわかりやすく、子どもが意欲をキープして練習ができます。
時間が測れないときは「ヒュンヒュン!」という空気を切る音が目安になります!
ジャンプとバランス感覚の練習をする
上手なジャンプには、バランス感覚が必要です。片足バランスやつま先立ちなど、縄跳びがない状態でバランスを取る練習をしましょう。
二重跳びというと「高いジャンプ」x「早く回す」に意識が行くんですが、じつは上手なジャンプも重要です。ジャンプの練習をしただけで二重跳びが跳べるようになる子もいるぐらいなので、ぜひジャンプの練習も怠らずにやってください。
関連記事:縄跳びを始める前に必要な「基本運動」を身に付けるコツ|なわとび1本で何でもできるのだ
縄跳びを短くする
縄跳びは短いほうが早く回ります。二重跳びをするときは、縄跳びの長さを少しだけ短くして練習をしましょう。はじめは縄跳びの長さの決め方の記事を参考にして調節し、ここから徐々に短くしていきます。
長さを見る目安としては、頭の上でコブシを作って3つ分ぐらいがちょうどいいです。
ただ、いきなり縄跳びを短くするとスグ引っかかってしまうので、写真のように結び目を作って徐々に短くしていきましょう。結び目があっても練習には問題ありません。
慣れてきたら「結び目の個数x2cm」の長さを計算して、グリップの中で短く調整してください。
空中で拍手を2回する
二重跳びには空中でロープを2回転させるリズム感が必要です。縄跳びを使わずにジャンプをしたときに空中で拍手を2回してみましょう。
最初は1回からはじめて、慣れてきたら2回叩くようにしていきます。ただ、連続でやるとリズムか崩れてしまい意味がないので注意してください。
さて、いよいよ二重跳びを跳んでいきますよ!!
前とび3回から1回にチャレンジ
二重跳びをするときは、前とびで助走をつけましょう。回数が多いと疲れてしまうので助走の前とびは3回がオススメです。
前とび3回 → 二重跳び1回
このとき、つま先で着地してはいけません!!
二重跳び1回目の練習からつま先で着地すると、いつまでも二重跳びができません。思い切って膝を曲げて、抱え込むように大きなジャンプをしてください。
ドシンっ!という着地してもOKです。むしろ、その方がいいです。
つま先ジャンプは高いジャンプがやりにくいので、二重跳び1回目には向いていません。まずは思いっきり着地して、二重跳び1回目をなんとか跳ぶ練習が大切なのです。
1回目がどうしてもできないときは、下記の3つの練習を繰り返しましょう。
- 前とび10秒で25回
- ジャンプの練習
- 拍手の練習
とくに10秒間で25回跳ぶ練習は大切なので、回数をクリアしてからも何回も挑戦してみましょう!
二重跳びから、前とびに戻る
二重跳びが1回跳べるようになたら、ここからは連続の練習に入ります。
二重跳びを1回でも飛んだら、すぐに前とびに戻りましょう。この時、しゃがみ込んでしまってもオッケーです。また、着地に大きな音が出ていても気にしないでください。二重跳びからすぐに戻ることが大切です。
このように、二重跳びと前とびを交互に繰り返す練習をすることで、少しずつ着地に余裕が生まれます。
最初はドシンという着地が、次第に音が小さくなり、最後はつま先だけで着地できるようになる。こうして、二重跳びの連続でできるようになっていくのです!
- はじめは「ドシン!!」の着地
- 少しずつ着地に余裕がでてくる
- つま先で着地が出来るようになる
⇒ 二重跳びが連続で跳べるようになる!!
後ろ二重跳びの練習方法とやり方
続いては、後の二重跳びの練習方法を紹介します。
基本的な練習方法は同じですが、前回しよりも後ろ回しの方が苦手な人が多いので、参考にしてください。
後ろ跳びを10秒で25回とぶ
前まわしと同じです。10秒間で後ろ跳びを25回跳ぶ練習をしましょう。両足跳びでも、かけ足跳びでもOKです。
後ろまわしは慣れるまで早く回すのが怖いので、焦らず徐々にスピードを上げていきましょう。もしどうしても引っかかる場合は、少しだけ縄跳びを長くするといいです。
回し方に注意する
後ろ回しの時にもっとも気をつけるのは、回す姿勢です。
両腕が体より前に出てしまうのが良くありません。腕の位置は体よりやや後ろにあると良いでしょう。腕が前に出てしまうのは、無意識に引っかからないよに身体を小さくしているからです。
ちょっと怖いですが、背筋を伸ばしてよい姿勢で跳べるように練習しましょう。理想は前とびと同じ姿勢・同じ場所で縄跳びを回せることです。
二重跳びを跳ぶコツとチェック項目
練習方法の通りにやっているのにうまくできない・・・と言う人向けに、ここからは二重跳びの練習のコツとチェック項目を紹介します。
二重跳びには正しい練習が必要なので、どうしても1回目が跳べない場合は参考にしてください。
縄跳びの選び方・長さは正しいか?
1番多いのは、ただしい縄跳びを選べていない失敗です。
縄跳びの素材は正しいですか??布製(ヒモ)の縄跳びを使っていては、いつまでも二重跳びはできません。二重跳びをするときは、必ずビニール製の縄跳びを使ってください。
また縄跳びの長さは正しいですか??
両足で踏んで腕が90度になる長さからはじめて、徐々に短くしていきましょう。長過ぎる縄跳びでは、いつまでも二重跳びはできません!!
高いジャンプができているか?
ジャンプが上手にできていますか?
1回目の二重跳びを練習するときは、つま先でジャンプをしてはいけません。まずは膝を曲げて空中で体を小さくし、思いっきりジャンプをして二重跳び1回目を跳びましょう。
高いジャンプの練習をするときは、縄跳びを使わずに「バランス」と「ジャンプ」の練習すると良いでしょう。
前とびは10秒で25回跳べるか?
練習をすっ飛ばして、いきなり二重跳びをやっていませんか?
前とびが10秒間で25回以上とべないと、二重跳びの早さで縄跳びを回せません。
地味なようですが、前回しの練習はとても大切です。必ず、前回しの練習を十分に行って、10秒間で25回を飛べるようになってから二重跳びをはじめてください。
二重跳びは必ずできるようになる
二重跳びは小学生以上なら必ず跳べるようになる技です。
跳べない理由は正しい練習をしていないから。事実、縄のまっちゃんが教えている日本なわとびアカデミーの生徒は必ず二重跳びを跳びます。
ただどうしても、反復練習や地味な練習が必要になります。このときに大切なのは周囲の大人の応援や、正しい縄跳びの選び方になります。
子どもが頑張って練習しているんです。ぜひあなたも「頑張れ!」と声をかけてあげてください。そして、この記事で紹介した練習方法を動画で見ながら実践してみてください。
あなたのお子さんが二重跳びを跳べる日が1日でも早く来ることを願っています。
この記事で紹介した縄跳びと参考書籍
|