なわとびのコツ

縄跳びを始める前に必要な「基本運動」を身に付けるコツ

こんにちは!なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

年間で何十箇所の小学校やイベントで縄跳びを指導していますが、基本の運動技能が足りないなぁ・・・としばしば感じます。

縄跳びを跳ぶのに必要なのはリズム感ロープ操作の2つですが、小学校低学年の場合はそれ以前の基本運動ができない子が結構いるんです。

まえとびが跳べない子供に教えるときも基本運動を練習するんですが、この記事では縄跳びに必要な基本運動を身に付けるコツを紹介します。

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上半身のバランスが取れない

連続でジャンプをする縄跳びでは、バランス感覚は重要です。とくに上半身がブレてしまうとジャンプをしながらバランスを崩してしまいます。

バランスを上手に取れるためには、身体を固める力(=筋力・経験)が必要です。

よく小学校の授業やレッスンでやる遊びとして、おしりでクルクル回転する遊びがあります。足を伸ばして座った状態で回転して、何回まわれるか?を競います。

 

回転するだけの単純な遊びですが、上半身のバランスが上手に取れないと転んでしまいまわれません。また回転するときに勢いをつけるのにも、足を引きつける筋力が必要です。

腹筋・背筋(=体幹)を使い、しかもバランス感覚を養える遊びなのでオススメです。

ジャンプができない

冗談みたいな話ですが、4-5歳の子どもの多くはジャンプができないんです。

そのままジャンプをする経験をしないと、小学校に進級してもジャンプができないままになってしまいます。

  • 腕と上半身を使って身体を引き上げ =ジャンプ🔴
  • 足を曲げて少しだけ空中に浮かぶ =ジャンプではない❌

よく、頭の位置が変化しないで足を曲げるだけのジャンプをしてる子がいます。これはジャンプではなく、足を曲げ伸ばししているだけで重心が移動しません。

ジャンプは上半身をつかって身体を引き上げ、身体の重心が移動する運動です。

とくに二重跳びはジャンプが正しくできないと難しいので、小学校に入る前に経験しておきたいですね。

オススメなのは障害物を飛び越える経験です。低学年や幼稚園・保育園のレッスンではよく、長縄を走って飛び越える遊びをしてジャンプの練習をします。

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遊びのなかに「運動神経」が眠っている

登らずに中に興味を持つ

小さいうちの遊びは非常に大切です。思いっきり走り回って身体を動かす遊びから、多くのスポーツに活用できる運動の基本を身につけることができるのです。

公園にある遊具でもいいですし、アスレチックで遊ぶのもいいでしょう。

小さいうちは怪我が心配ではありますが、本当に危ないこと以外は本人にとって大切な運動経験です。小さな危険まであなたが取り除いてしまっては、せっかくの運動経験を逃してしまいます。

習い事や遊ぶ場所の変化で、身体を動かす機会が減っているので、ぜひ意識的にお子さんには「身体を使う遊び」をさせてあげてくださいね。