なわとびコラム

縄跳びを変えたら二重跳びを跳んだ。道具を選ばないのは大人のミス

ほぼ毎日なわとびを教えています。

こんにちは!なわとびパフォーマーのまっちゃんです。

子供には跳び方のコツや練習方法を伝えるんですが・・・前提として跳びにくい縄跳びを持っている子が未だに多いんです。

なわとびの選び方はマジで大切です。上達が大きく変わるだけでなく、場合によっては本人のせいじゃないのに上達できない状態が続いてしまうんです。

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30人中1/3は紐の縄跳び

先日訪問したとある小学生対象のなわとび教室で戦慄しました。

参加者の1/3にあたる子どもたちが紐の縄跳びを使っているんです。幼稚園じゃないですよ?小学生の高学年ですら布製の縄跳びを使っているんです。

なわとび教室に参加する子たちは「縄跳びが苦手」「二重跳びをやってみたい」という子たちばかりです。苦手だからなわとびを教えてもらいに来てるんです。

でも、、、

紐製の縄跳びを使っている段階で上手にならないので、悲しさと絶望感が襲ってきました。

道具選びで差がついてしまう

縄跳びは道具選びの段階で上達に差が生まれます。

幼稚園や保育園で使う紐製の縄跳びは、縄遊びが目的で作られています。軽くで引っ張っても切れませんが、縄をまわすのには全く向いていません。

二重跳びや交差跳びにはビニール製の縄跳びが適しています。上手な子はほぼ100%がビニール製を使っています。

  1. 道具選びを誤っている
  2. 練習しても上手にならない(or 速度が遅い)
  3. 練習に意欲を持てなくなる
  4. 練習しなくなる・・・・

この負の連鎖を何度となく見てきました。本人は頑張っているのにできないのは、本当に見ていて苦しいです。

本人のせいじゃない

30人中1/3が紐製の縄跳びを使っていた教室では、貸出用に持参したビニール製の縄跳びを渡しました。スタートの段階で紐製の縄跳びを全て没収です。

親御さんの中には「え・・・?」という顔をしていた人もいましたが、関係ありません。跳ぶのは子供ですし、せっかく上手になる方法がそこにあるからには試さない理由がありません。

結果として、

紐の縄跳びからビニール製に交換した子の半数以上が新しい跳び方(二重跳び・交差跳びなど)ができるようになり、なかには二重跳びを連続で跳べるようになった子もいました。

この結果からも、子供のせいじゃないんです。道具選びをする大人の責任なのです。

縄跳びの正しい情報を知ってほしい

教室が始まる前、紐の縄跳びを使って練習していた女の子がいました。パット見た瞬間にいけると感じ、すぐにビニール製の貸出用の縄跳びに交換してもらいました。

すると、縄跳びを持ち替えた途端に二重跳び1回に成功したんです。

まだ教室が始まる前ですよ?そこから彼女は満面の笑みで教室を受けて、さらに終了後も最後の最後まで残って縄跳びをしていました。

上手になる練習方法やコツはあります。でも道具が不十分では、コツは活かしきれません。

ぜひ子供の縄跳びは正しい情報で跳びやすいものを選んであげてください。