なわとびの基礎知識

【中級者向け】二重跳び連続や競技にオススメのワイヤーロープとは?

こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

上手になるには適切な縄跳びの選び方が重要です。とくに高速回転させる技ほど、ロープの材質によってやりやすさが全然変わります。

関連記事:縄跳びの選び方はこれ!飛びやすいオススメを素材・目的ごとに比較

 

二重跳びの連続や縄跳び競技にオススメなのが「ワイヤーロープ」です。一般的なビニールや紐のロープと比べ、ダントツに早く回せるのが特徴で、記録に挑戦する人にはピッタリの縄跳びです。

今回はワイヤーロープの特徴や扱い方、オススメのランキングを紹介します。

ワイヤーロープ:おすすめランキング

1位:JJRA公認ワイヤーロープ
一般社団法人日本なわとびアカデミーの公認ワイヤーロープです。二重跳び連続や高速回転で使うのには最適な硬さと太さのワイヤーを採用してます。長さの調整にドライバーが必要なのが玉にキズ。
おすすめ度
ロープの硬さ 硬めのロープで効率が良く力が伝わる
調整のしやすさ プラスドライバーが必要、YouTube動画で紹介している
特徴 スピード競技、二重跳び連続に向いている

詳細ページ公式ページ

2位:SR01スピードワイヤー
日本なわとびアカデミーと近いグリップを採用しているが、やや耐久性が低い。ロープの素材がやや柔らかいため、力の伝わり方が悪い。工具無しで調整ができるのはとても便利。
おすすめ度
ロープの硬さ やや柔らかい。コーティングにムラがある場合がある
調整のしやすさ 工具なしで調整できる
特徴 練習のときにスグに長さ調整できる

詳細ページ

3位:スチールワイヤーロープ
デザイン性が高くおしゃれな作りになっている。ただし実用性はやや低めで、ロープが柔らかく力が伝わりにくい。またベアリング構造は回転しすぎることがあり、好みが分かれる。
おすすめ度
ロープの硬さ 柔らかい。力が伝わりにくい
調整のしやすさ 工具なしで調整できる
特徴 ベアリング構造がかえって回りすぎるため、好みが分かれる

詳細ページ

ワイヤーロープの特徴とは?

ワイヤーロープとは、金属のワイヤーを使った縄跳びのことです。他の素材に比べて圧倒的に細く、しかも細いにも関わらず一定の重さがあります。

細いのに一定の重さがあることで空気抵抗に負けず、高速回転が可能になるのです。

■実際に競技で使っていたワイヤーロープ

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ワイヤーロープの種類

ワイヤーロープには大きくコーティングと非コーティングの2種類があります。コーティングとはワイヤーの周囲にビニールの皮膜をつけている状態のことです。

よって、皮膜の分だけコーティングワイヤーの方が太くなります。

またコーティングにも様々な種類があって、厚めのコーティングをしているものや薄く硬いコーティングなどがあります。

ワイヤーロープの売っている場所・販売店

ワイヤーロープはスポーツショップやホームセンターで殆ど売っていません。なのでインターネット通販で購入しましょう。

ネットで探すとAmazonや楽天でも販売しています。ただし、海外の輸入で粗悪品が混ざっているケースがあるので注意しましょう。

自分も実際に購入したら「長さの調整ができない・・・」という商品に当たったことがあるので、きちんとした品質を提供している組織やお店から購入するのがベストです。

ワイヤーロープを使い方と注意点

ワイヤーロープはほかの縄跳びと使い方や保管方法が違います。間違った方法で使うと怪我の恐れもあるので、十分に注意してください。

ぜったい屋外で使ってはダメ!!

ワイヤーロープは細い金属が編み込んでできています。屋外で跳んでしまうと細い金属がササクレてしまい、非常に危険です。

洋服にぶつかれば引っかかり生地を痛めますし、足に当たれば最悪出血の恐れもあります。

屋外でも練習できるよ!なんてフレコミの商品がありますが、ぜったいに屋外で使ってはいけません。練習するときは必ず体育館などのスポーツ施設を利用しましょう。

長さ調整方法

ワイヤーロープの多くはネジの調整で長さを変えることができます。商品によっては工具なしで調整できるものもありますね。

日本なわとびアカデミーでは公認ロープの調整方法をYouTube動画で紹介しているので、こちらも参考になります。

ワイヤーロープの保管方法

ワイヤーロープを保管するときは、折り曲げたり結んではいけません。一度クセがついてしまうと金属なので元には戻せません。

クセのついた状態だとうまく飛べなくなるので、ロープの交換が必要になってしまいます。

保管するときは写真のようにクルクルと巻いた状態で置いておきましょう。

切り口に注意

ワイヤーはいくつもの細い金属が束になってできています。そのため切り口から細いササクレがでて、腕や足を怪我する恐れがあります。

これらを防ぐため、まず切断の時は専用のカッターを使いましょう。ニッパーなどで強引に引きちぎるとササクレが広がって危険です。またワイヤーを止めるための止め金具もあるので、切断部分につけておくとより安全でしょう。

■ワイヤーカッターの例

■ワイヤーの留め金具の例

まとめ

ワイヤーロープは記録挑戦にピッタリです。三重跳びに限らず、四重跳びや五重跳びにチャレンジする人には特にオススメ。

扱い方に慣れるまでは大変です。しかし、一度身につけてしまえばあなたの強力な武器になってくれること間違いなし。

本格的に縄跳び競技に取り組みたい人、三重跳びや四重跳びにチャレンジしたい人は、ぜひワイヤーロープに挑戦してみてください。