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  • いつもスマホを持っている「マメな人」の落とし穴

    いつもスマホを持っている「マメな人」の落とし穴

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    photo by Hindrik S

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    「モテる人」や「仕事のデキる人」はマメな人だと聞いたことがあります。いまは遠く離れた場所でもリアルタイムに連絡が取れる時代。メールやLINEをこまめに送信し、たまにはSkypeや電話をする。ときにはSNSのメッセージやTwitterなんかも上手くやり取りする。

    たしかに相手から気に掛けられたら嬉しいですよね。久しぶりの人から連絡が来るのも楽しいものです。

    ただこれに「スマホ」が入ってくると、事情が変わってくると思うのです。

    マメな人=いつもにスマホを片手に持っている人?

    スマホさえあれば、いつでもどこでも連絡が取れます。メールや電話はもちろん、LINE、Twitter、Facebook…充電が切れていない限り、連絡が付かない方が無理です。

    連絡が来たらスグに返信。たまには久しぶりの人に連絡をする。気になればSNSでメッセージなんか送ってみる。なにかマメな人になるには、いつもスマホを持っていないとダメなのかな?って感じてしまいます。

    歩きスマホが一時期問題になりました。あれも実は、マメに連絡をとっているからではないでしょうか。相手が連絡してくるのは家やオフィスとは限りません。歩いている最中にLINEが入れば、その場で返信するのがマメな人なのでしょう。

    スマホを常に持っている矛盾

    たしかにマメな人は「モテる」「仕事がデキる」のは理解できます。でもこれって、大きな矛盾を抱えていると思うのです。

    たとえば、会話で間が持たないとすぐにスマホを取り出す人がいます。会話の流れで自分にスポットがない時は、そこに居ない誰かにマメな人として連絡をしているのでしょう。

    でも、この状況をよーく見てみると矛盾してます。

    もし目の前にいる人と会話するためにマメな連絡をしてきたとしましょう。せっかく会話に取り付けたのに、でもいざ目の前に現れたら、別の誰かにマメに連絡をする。そしてまた次の人と直接会っている間にも、さらに次の人へマメに連絡をする。

    つまり、いつまで経っても目の前の人とのコミュニケーションが疎かになるんです。

    そんな毎回会いたい人と会話してるわけじゃない!というのも一理あります。しかし人のクセとは日々染み付いていくモノ。友達との他愛ない会話で間が持たないようで、本当に会いたい人に対面して上手にコミュニケーションができるでしょうか。

    トーク力は自分の話題じゃないとき磨かれる

    これは持論なんですが、雑談や談笑するのにもテクニックがいると思うんです。そのテクニックは、自分にスポットがないときに磨かれるものだと考えています。

    集団で会話をしていて、瞬間的に全員が口を閉じる「ん?」という場面ってありませんか?いわゆる「間」が空く気まずい状況です。

    実はあの瞬間って全員が受け身で「聞く姿勢」になっているので、どんな一言でも物凄い豪速球で全員に届きます。むしろ言葉を発した瞬間、ぐわーーって集団の注目を浴びすぎてビックリするほど。

    他にも「この人の会話はどこに流れるか?」「オチにしてる部分はどこか」「ボケを拾うならどこか」という全体のトーク構造。これらも自分以外にスポットが当たっているときの方が、よく観察できるのです。

    マメだけど会話がデキない人

    スマホは便利です。便利ですが落とし穴があります。文章を介したコミュニケーションでは、どうしてもリアルタイムに流れる会話を読む力が養えません。

    気付かないうちに、間のつなぎ方やコメントを挟むタイミングがどんどん分からなくなっていきます。気まずい空気は心地良いものじゃありません。

    でもその瞬間スマホに逃げていませんか?スマホの心地よさばかりに逃げていると、肝心なときに対話がデキない人になってしまいます。

  • 【レビュー】シルク・ドゥ・ソレイユ「Totem(トーテム)」

    【レビュー】シルク・ドゥ・ソレイユ「Totem(トーテム)」

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    (c)Cirque du Soleil images

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    シルクドソレイユの次回作が発表されましたね。2016年2月に「Totem(トーテム)」が日本上陸します。

    実は自分達がモントリオールにいたとき、ちょうとトーテムのメンバーは入れ違いで国際本部からテントに移動したところだったんです。ライオンズデン*1も、ショーの名前すら決まっていませんでした。

    同じタイミングで公演が始まったこともあり、個人的に思い入れのあるトーテム。日本公演に先駆けていくつかオススメポイントを紹介したいと思います。

    トーテムは人類の進化を表現

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    (c)Cirque du Soleil images

    シルク・ドゥ・ソレイユのショーにはコンセプトがあります。たとえばラスベガスの「O」は水、「Ka」は双子の物語がコンセプトになっています。

    今回上陸するトーテムは「進化」をテーマにしています。最初は「カエル」や「猿」が登場し、徐々に人間に進化し最後は近未来的な人類の進化を表現します。

    ここでは「動物」→「猿」→「人間」→「サーカスアーティスト」という並びで進化を捉えています。人間の象徴としてビジネスパーソンがいて、人間がさらに進化したら芸術サーカスもできるんだよ!というメッセージを伝えているんです。

    トーテムの見どころ

    自分はこのショーの見どころは二つあると思っています。

    一つ目は「デュオトラピス」という男女二人組のアクトです。この2人はモントリオール国際サーカス学校の出身。トーテムのゲスト*2として鳴り物入りでデビューしました。また新人サーカスアーティストの登竜門とも呼ばれるCirque du mondで優勝を果たし、名実ともにサーカス界の有名ペアになりました。

    うっとりと見惚れる2人の演技は必見です。

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    (c)Cirque du Soleil images

    もう一つは「ロシアンバー」という細い棒の上でジャンプをして宙返りをするアクト。このアクト、元アレグリアのアーティストが多く移動しています。ちょうとアレグリアがアリーナショーに移行する時期と重なり、迫力ある演技をそのままトーテムに持ち込んだのです。

    ゆえに技術と実力は相当のモノ。あまりのレベルの高さに、同僚アーティストが声を上げて驚愕していました。

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    (c)Cirque du Soleil images

    日本人アーティスト

    トーテムには1名の日本人アーティストが出演しています。*3しかもこの人、トーテムのロゴになってるんですよ!

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    (c)Cirque du Soleil images

    トーテムの中央で「T」をやってるカエルが日本人アーティストです。なぜ彼がこのロゴに選ばれたかは内緒ですが、ロゴにガッツリ入ったのは日本人で初めて。未来永劫、トーテムのポスターに残ります。なんか羨ましいなぁ…。

    日本人アーティストが出演しているのはオープニングアクト。鉄棒とトランポリンを融合した演目です。シルク・ドゥ・ソレイユでは、あまりオープニングで大人数のアクトをやっているショーがありません。なので自分は、開始早々から大人数でぐわーーっと迫ってくる雰囲気が大好きです。

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    (c)Cirque du Soleil images

    トーテムの監督は日本マニア!?

    トーテムの監督はラスベガスで有名な「KA」を創作したRobert Lepage(ロベール・ルパージュ)です。KAといえばシルク・ドゥ・ソレイユでも代表的な作品の一つです。

    ロベール・ルパージュについて
    Cirque du Soleil
    Robert Lepage – Wikipedia, the free encyclopedia

    KAについて
    KÀ an Epic Show – MGM Grand in Vegas | Cirque du Soleil

    彼の特徴は「最新技術」と「日本マニア」であること。KAのステージはあまりの斬新さに世界中で話題になりましたね。そしてKAのマーシャルアーツで使用されるマットの名前。なんと日本のタタミに着想を得て造られ、その名も「TATAMI」です。

    トーテムでも彼の手腕は発揮されています。プロジェクションマッピングや反り上がるステージ、ツアーショーでここまで最新技術を取り入れたショーは今まで見たことがありません。また随所に日本の原風景を思わせる演出もあり、ロベールさんの日本好きが漏れ出ているのを感じることができます。

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    (c)Cirque du Soleil images
    ※池の中で泳ぐ鯉、竹林のようなセット。古きよき日本の風景を彷彿させます

    ちなみにロベールさん、モントリオールの自宅に五重塔を作ってしまうほどの日本マニアなんだとか…。

    まとめ

    いかがでしたか?

    こちらのページからトーテム最新情報が公開されています。個人的な思い入れがある、というのを差し引いてもオススメのショーです。

    SS席はけっこう売り切れてるので、見に行く予定の方は早めに席を確保してくださいね!

  • こんなに違う!?一口に「給食」といっても小学校や地域によって差がありすぎる件

    こんなに違う!?一口に「給食」といっても小学校や地域によって差がありすぎる件

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    Photo By Chris Harber

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    みなさんは小学校の頃の給食を覚えていますか?自分は東京の小学校に通っていて、自校給食が流行った時代でした。

    小学校を卒業してからも、縄跳びの出張指導で伺った先で給食を頂く機会があります。小さい頃が懐かしいような、今の子はこんなに豪華な物を食べてるのか・・・という嫉妬もありながら。

    ただ一口に給食といっても、けっこう地域によって特性があるんです。そこで今回は個性豊かな給食たちを紹介します。

    牛乳はパック?それとも瓶?

    面白いことに、どこの小学校にも牛乳はあります。きっとカルシウムやタンパク質が、成長期の子どもに必要だからでしょう。

    ではあなたの小学校は「牛乳瓶」と「パック」のどちらでしたか?ちなみに自分は瓶だったのですが、これは地域によってマチマチ。またパックの種類も「四角形」と「三角形」があって、さらにストローを差すタイプと直に飲むタイプに分かれていて、まさに千差万別。

    形が違えばパックのたたみ方も変わってくるので、パック牛乳の小学校ではいつもワクワクして見ていました。

    また牛乳瓶も進化していて、最近は「フタ」が千切れたり開かなくなる事件が起こりません。綺麗に取れるように「つまみ」が付いてるんです。クラスに一人ぐらい、いつも牛乳瓶を暴発させて真っ白になってるヤツ…いませんでしたか?

    ご飯(白米)はどうやって配膳する?

    お次はご飯。あなたはどうやってご飯を配膳していましたか?大きなタッパーの大量ご飯をシャモジで茶碗に分けていましたか?

    たしかにこの方法は多いです。茶碗にちょうど良い量をつぐ練習にもなりますよね。でも一部の地域では「小さいカンカン」に入ってご飯が出てくるんです。なので配膳ではなく「配布」ってイメージです。

    小さいカンカンに入ったご飯には、食べる前に専用の儀式があります。それは前後左右に強く振ること。これをしないと金属の容器にご飯がへばりついたままで、非常に食べにくい。振動を与えることでご飯と容器が離れ、快適に食べられるんです。

    陶器、プラスチック、ダイレクト?

    配膳する茶碗にも個性があります。たとえば食器をあえて陶器にしている小学校がありました。

    陶器の食器は落とせば割れます。雑に扱えば欠けたりヒビが入ったり。そう、ワザと壊れやすく作って食器を丁寧に扱う事を教えているのです。ただし割れても陶器は細かく散ることなく、綺麗に真っ二つ。壊れやすいけど怪我もしにくい、よく考えられています。

    なかには「お膳にダイレクト」という地域もありました。お膳に初めから凹みがあり、そこにおかずを入れていくんです。また「汁物だけは茶碗」や「ご飯も含めて全部ダイレクト」という地域もあり、カルチャーショックを受けたのを覚えています。

    ランチルーム、校長会食、栄養解説、セレクトメニューなどなど

    これら以外にも、

    ・全校生徒でランチルームに集合して縦割り班で給食を食べる小学校
    ・校長先生と定期的に代表のクラスが会食をする
    ・給食前、栄養士の人がメニューと栄養素の解説をしてくれる
    ・月に一度、「A」「B」で好きな方のメニューを選べるセレクトメニュー

    このような特色ある小学校に訪問してきました。

    学校の給食は単なる食事ではありません。食育としてきちんと勉強の一部に入っています。そのため小学校ごとで工夫を凝らした特色が見られるのだと思います。

    あなたの小学校はどんな給食でしたか?

  • 体育授業にオススメ!!幼稚園児・小学生の運動指導で役立つ3つのポイント

    体育授業にオススメ!!幼稚園児・小学生の運動指導で役立つ3つのポイント

    http://www.flickr.com/photos/57634636@N00/6682171785
    photo by Kathy Cassidy

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    冬のシーズンになると、自分は全国の小学校に縄跳びの出張指導をしに出かけていました。小学校の体育の授業をお借りし、45分の一コマだけを使って練習のコツや方法を指導します。

    ひとことに「縄跳びを教える」と言っても、一対一で教えるのと一対複数で教えるのは勝手が違います。どちらも特有の難しさがあります。でも子どもの集団に運動を教えるのは、ちょっとしたコツを掴むと急激に教えやすくなります。

    そこで今回は、縄跳びの出張指導のときに活用していた「幼稚園・小学生」の集団に運動を教えるコツを紹介したいと思います。

    1.始まってスグに説明しない

    小さい子どもは運動したい欲求の塊です。疲れ果てるまで走り回り、気付いたらスイッチを切ったように寝ている・・・なんて光景を見たことがある人も居ると思います。

    これは体育の授業でも同じこと。授業が始まってスグは運動したくてウズウズしているんです。ここでアレコレ説明をしても意味はありません。経験的に開始5分が集中力の限界。整列して挨拶をしたら、あっという間に5分ぐらい過ぎてしまいます。

    そこで、最初はできるだけ動かしましょう。多少息が切れるぐらい動かしたほうが身体も温まります。それから準備運動に入っても遅くはないです。

    幼稚園児や小学生は、疲れると動きが急激に動きが止まります。この瞬間こそ、ルールの説明や運動のコツを伝えるチャンス。動きたいときは動くことしか頭にありません。でも身体が疲れていると、すーっと話が伝わっていくのです。

    2.子どもと自分の立ち位置

    これは体育の授業で鉄則なんですが、子ども達を集合させる時は二つのことに注意します。ひとつは「屋外では太陽に向かって座らせない」もう一つは「室内では壁を背にして座らせない」の二つです。

    太陽に向かって座ると顔が見えなくて集中力が散漫になるんです。また体育館などの室内だと、壁に寄りかかって集団がダラける恐れがあります、これを防ぐため、教える側が壁側に立って子ども達を中央側に集合させるのです。

    自分はよく中央の円を利用しました。体育館なら床の円を、グラウンドなら靴でチャッと線を引いて円を作ります。この周囲に子どもを集めて、コツと練習法の説明をするんです。

    一時期は大声で全体に向かって説明していました。でも遠くにいる子どもには、どうしても説明が届きにくいんです。もちろん声は聞こえているでしょう。でも子どもに「自分に向かて話しかけられてる」という感覚が薄いのが問題なんです。

    自分に向かって話してると感じれば当事者意識が生まれます。「いまここで言ってることを、自分でやればいいんだ。」と思わせる熱量も届きやすい。どんな万能の指導法も、子どもに届かなければタダの雑音です。

    もし円を使う場合、集団の中央に立つのをオススメします。子ども達とまんべんなく近距離になれるんです。さすがに100人を超えると厳しいですが、ひとクラス30人程度ではとても効果的でした。

    3.グループ分けは2人か3人にする

    これはいつも頭を悩ませる問題。体育の授業で「ペアを作ってください」というと、どうしても余ってしまう子が出るんです。とくに高学年になると、仲の善し悪しや男女といった理由でもグループ分けが面倒になる。教えている方としては、密かに緊張の走る瞬間です。

    加えてグループ分けで揉めると、本来の授業に関係ないところで時間を費やしてしまいます。また無理やりにくっつけても、今後にしこりが残る。

    そこで自分は「2人か3人」と曖昧な感じでグループ分けをさせます。もしそれでもダメなら、4-5人でもオッケー。というのも、厳密に2人でなければ行けない指導内容なんて、ほとんど無いんです。別に3人であろうが4人であろうが問題ない。なんなら、「4人グループで順番に2人ずつやってね。」という裏ワザもオッケーです。

    重要なのは「いかに早く本題に入れるか」と「いかにモメずに進むか」の2点。教材*1や内容は融通が利くようにしておけば問題ありません。

    まとめ

    コツさえ掴めば子どもの集団に効率よく運動を教えられます。もちろん不測の事態で崩壊する・・・なんて場合もありますが、ポイントを抑えれば大きな脱線もなく進められます。

    先生に限らず、幼稚園児や小学生に運動を教えたり集団に指示をする機会があるかもしれません。そんなときは、ぜひ今回の3点を思い出してみてください。

    *1:教える運動をわかりやすく材料にしたもの

  • 「責任」と「感情」あなたは、どちらのために仕事をしますか?

    「責任」と「感情」あなたは、どちらのために仕事をしますか?

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    photo by allfr3d

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    シルクドソレイユのアーティスト*1は、思ったよりフランクに仕事を休みます。怪我や体調不良で休む人もいますが、それ以外にも「家庭の事情」「有給休暇」「育児」「自国での災害」などで休むことも。

    観客の中には一生に一度のディズニーワールド、二度と見ることのできないシルクドソレイユという人も居るはず。世界中から観客の集まるステージゆえ、こうした想いが考えると「休みを取る」ことに罪悪感を感じます。

    ですが、ここには「責任」か「感情」かという大きなジレンマがあるんです。

    ショーへの出演も「仕事」という捉え方

    自分達にとってショーへの出演は仕事です。ゆえに他の職業と同じく「業務の責任」で考えられます。

    たとえば怪我や病気でショーを休むことができます。女性アーティストの場合、妊娠出産で長期休養する人も少なくありません。また有給休暇も一定の日数を取ることできます。

    つまりショーに出演するという業務に対して、きちんと保証がなされているんです。

    ディズニーワールドに集まるゲストの感情

    ではシルクドソレイユのショーを見に来る人はどのような人でしょうか。

    正直、ショーのチケットは安くありません。一番安価な席でも50ドル以上、高い場所だと150ドルを超える席も。それだけの金額を払ってでも、わざわざショーを見たいというお客さんが集まってくるのです。

    しかもディズニーワールドはゲストが世界中から集まってくる場所。せっかくのディズニーワールド旅行。スペシャルな夜に最高の演技を見たい。一生の思い出を作りたい。こんな風に考えている人も少なくないはずです。

    「感情」に「責任」を感じたら苦しい

    観客の想いは、自分達も痛いほどよーーく理解しています。でも「感情」に「責任」を持つのは苦しいのです。

    今日のこのショーの観客にとって、この瞬間は一生モノかもしれません。しかしそれがアーティストには連日続くのです。今日のショーも、明日のショーも、そしてこれからもずーっと続く。それがシルクドソレイユのショーです。

    もちろん手抜きするとか、半端な気持ちでやるというわけじゃありません。毎回全力投球することには変わりないです。しかし「観客の感情」の期待に応えようと、毎回のショーで過剰に責任を感じてしまうのは危険なんです。

    感情に責任を感じれば、自分自身をあと回しに考え始めます。多少の体調不良、身体の痛み、プライベートの事情を飲み込んでしまう。限度を超えればドクターストップがかかるまで感情に責任を感じ、ボロボロになってショーに出演し続けることでしょう。

    今思えば両膝の怪我したとき、自分はこの状態になっていました。

    いま休めば、縄跳びアクトのフルバージョンを見せられない。ショーを楽しみにしてくれているお客様に申し訳ない。過剰な責任を勝手に心に植え込み、たとえ歩行困難になってでもステージに立つ。最後にフィジオ*2が強制的に休ませるまで、暴走した責任感は突き進んでしまいました。

    まとめ

    仕事には責任感は必要です。ではその責任はどこに向かっていますか。

    本来の業務で果たすべき責任ですか?
    もしかして、誰かの感情を満たすことに責任を感じていませんか?

    ときに人の感情を満たすことも必要でしょう。一方で「責任」と「感情」に先引きをしないと自分で首を絞めることになります。生きづらさを感じている人は、もう少し責任をドライに考えても良いのではないでしょうか。

    *1:パフォーマーのこと。シルクドソレイユではこう呼ぶ

    *2:シルクドソレイユに専属で常駐しているアスレティックトレーナー

  • マイナースポーツ競技が「普及させたい!」と叫ぶ理由はなにか?

    マイナースポーツ競技が「普及させたい!」と叫ぶ理由はなにか?

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    photo by Thomas Hawk

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    縄跳びはマイナースポーツです。ダブルダッチは年々競技人口が増えていますが、それでもまだ一部のメジャースポーツに比べれば小規模。

    マイナースポーツをしている人は「普及させたい」「もっと有名にしたい」という想いを持っているハズ。自分も縄跳びがもっと広がれば良いなぁと心の底から思っています。

    ところで「普及」=「競技人口を増やす」という意味に繋がると思うのですが、そもそもなぜ我々は普及をしたいと考えるのでしょうか。実は普及といっても、方向性を取り違えると危険な道に進んでしまうと思うのです。

    競技人口増やしたい!の本音は?

    以前、剣道がオリンピック種目を辞退している例を上げて「全てのスポーツ種目がオリンピックを目指すべきか?」という記事を書きました。この記事では、オリンピックに選ばれる利点として注目度が上がることを挙げました。

    ■参考記事:全てのスポーツ競技は「オリンピック種目」を目指すべきか?

    単純に競技人口を増やせば、大会に出場選手が増えます。また競技に必要な用具や関連商品を買う母数が増えます。つまり、競技界全体で回るお金が比例して増えていくんです。

    また人の集まる場所にはお金が生まれます。10人より1000人を集客できる方が企業広告を出すメリットがある。チケットを買う人が増えれば直接的な収益が増える。さらにメディアに注目されれば、いっそう好循環を生んでいく。

    競技人口が増えていくことで、スパイラル的にお金が回る仕組みができるのです。

    商業的に成功することの利点

    こうして競技人口が増えていけば、周辺産業にお金が回るようになります。人を養うだけのお金が集められれば、専業で食べられる人を生み出せます。

    すなわち事業として採算が取れ、商業的に成功するためには競技人口を増やすことは不可欠なのです。

    なでしこジャパンがW杯で活躍したとき、アルバイトをしながら競技に打ち込む選手の姿が取り上げられました。アメリカの場合は専業として成り立ち、競技練習に専念できるのに日本はそれができない現実があるという話題でした。

    しかし競技をしながら報酬が得られる人なんて、本当に本当に一握り。サッカーや野球、それこそオリンピック種目になっているメジャースポーツでもなければ、遠征費用も強化費用も出ません。実費で世界大会に出場している選手のほうが圧倒的大多数なのです。

    この意味で商業的に採算を取れれば、トッププレイヤーに競技に専念してもらうことができます。システムができれば国際競技力を飛躍的に高めることもできます。

    ジュニア競技者の争奪戦がはじまる

    すでに商業的に成功しているメジャースポーツは、黙っていても競技者が集まっていきます。学校に部活もあり、地域にクラブチームだってあるケースが多い。

    しかしマイナースポーツではどうでしょうか。部活がある学校が一握り。自分は未だに「縄跳び部」がある学校を効いたことはありません。

    するとジュニア層の争奪戦になってしまうんです。なんとか我らの競技に!という思いで各種スポーツ団体が、小中学生を囲いに入る。競技人口を増やすためには、なんとかしてアピールをする必要があるんです。

    普及させたい本音はどこにあるのか?

    競技人口を増やせば、ダイレクトに業界内に回るお金が増えていきます。でも、人数を増やすことばかりに気を取られてしまうのはどうなのでしょうか。

    競技を普及させたい!と思っている人は「やっべ、これメチャメチャ楽しいんだけど!!」みたいな感覚を持ってるはず。そこから派生して「この楽しさをもっと色んな人に知ってもらいたい!」に進むのは自然な流れだと思います。

    しかし「競技人口を増やすこと」が目的に入れ替わってしまったらどうでしょう。ジュニア層の争奪戦だけでなく、勝手な価値観の押し付け、引いては競技内での抗争にも発展していくと思うのです。

    スポーツ競技を、維持・運営していくにはお金は絶対に必要です。しかし根幹にある「目的」がスレないよう気を付けたいものです。

  • 【アメリカ情報】有名人豪邸の値段もわかっちゃう?国内引越サイト「Zillow」の使い方

    【アメリカ情報】有名人豪邸の値段もわかっちゃう?国内引越サイト「Zillow」の使い方

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。先日、アメリカ国内で引越をする時の方法をブログで紹介しました。

    ■参考記事:【アメリカ情報】国内でアパート・コンドミニアムの賃貸部屋を探す方法 – なわとび1本で何でもできるのだ

    この記事で紹介した「Zillow」や「realtor.com」のページは、引越を考えている人はぜひ参考にしてください。今回は記事でも紹介している、自分達が主に利用した「Zillow」の使い方を紹介します。

    ちなみに、アメリカでは家に関する情報がけっこう公開されています。物件価値、室内の写真、過去の住人遍歴など、それってプライバシー的に大丈夫なの?と思える情報までガンガン公開してるので驚きです。

    これつまり、アメリカ国内にある大抵の家の価格を誰でも調べられちゃう!ってことなんです。

    Zillowの使い方

    アメリカ国内だとスマホ用無料アプリがあるんですが、日本からの場合はネットで直接アクセスしましょう。以下のURLから入れます。

    Zillow: Real Estate, Apartments, Mortgage & Home Values in the US

    ページに入ったら、検索したい地域の名前を入力します。今回は試しにHollywood CAを入れてみます。また上にあるタブは物件購入なら「for Sale」を、賃貸を探している場合は「Rent」を選びます。

    f:id:shoichikasuo:20150717110431p:image:w600

    するとこんな感じで、ぐわぁーーっと地域の物件の一覧が出てきます。青線で囲まれたところが指定した地域です。

    f:id:shoichikasuo:20150717110411p:image:w600

    値段は全てドル表示なので、1.0Kは1000ドル=約10万円、1.0Mだと100万ドル=約1億円という意味です。

    この中から好きな物件を選んでクリックすると、こんな画面が出てきます。販売主、もしくは大家さんが写真を挙げている場合は内装・外装の写真が見れます。またBirds Eyeというボタンをクリックすると、鳥目線で上空から部屋の立地を確認できます。

    f:id:shoichikasuo:20150717110422p:image:w600

    家の購入の場合はウィンドウを下がっていくと、Motageや家の相場の詳細が書いてあります。なお、ZastimateというのはZillowが独自に査定した見積もり価格のこと。

    f:id:shoichikasuo:20150717110417p:image:w600

    しかし査定額は日々変化しているので、実際の家賃や購入価格とズレることがあります。もしZastimateより安い場合はお買い得、反対に高い場合は人気の物件と言えるでしょう。

    f:id:shoichikasuo:20150717110424p:image:w600

    Zillowの別の使い方

    不思議なことに、Zillowでは売りに出ていない物件の情報を調べることもできます。つまり、いま誰かが住んでいる物件の価値や査定、現時点の価値などを見ることができてしまうのです。

    うまく使えばハリウッドスターの自宅の相場や価値、内装写真を見つけることができるかも。まぁ、正確な住所と番地がわかっていないと調べられませんが。

    まとめ

    Zillowにあがる情報は日々変化していきます。数日前に見た情報が消えたり、見ている間に別の物件が登場したりと、刻々と情報は更新されていくのです。

    人気のある地域、条件の良い物件は情報が上がると同時に締め切りになる場合もあります。もしあなたは引越を考えている場合、できるだけこまめに情報収集をして、お目当ての物件に目星をつけておきましょう。

    また大家さんは、今スグ!が大好きです。あと1ヶ月後に…と言われるより、今週末に入ります!と言ってくれる方が好感度は高いもの。もし引越まで時間がある場合も、できるだけ早めに入ったほうが交渉はスムーズです。

    ギリギリまで粘っても良い物件が見つかるとは限らないので、よきタイミングで素早い決断が大切だと思います。

  • 【レビュー】ChromeBookを1年半使い続けて感じた5つのこと

    【レビュー】ChromeBookを1年半使い続けて感じた5つのこと

    http://www.flickr.com/photos/91693474@N03/8338647399
    photo by Ready Set Monday!!!

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    自分は2014年の2月からChromebookを使い続けています。いまこの記事を書いているのもChromeBookです。

    ■参考記事:Acer C720 ChromeBookのほうが「iPad」よりも100倍使えると思う

    この記事ではipadの100倍ぐらい使える!と書きました。あれから1年半ほど使ってきましたが、今思えば100倍どころじゃなく1万倍ぐらい使えるかも?とすら思っています。

    そこで今回はChromebookを使い続けてきた感想を紹介したいと思います。

    (※)使用しているマシン
    Acer C720、16G
    購入価格:199ドル

    1.処理速度、起動の速さは同じ

    ChromeBookといえば起動の早さが売りです。カバーを上げて7秒で起動する爆速はいまでも健在です。ローカルにほとんどデータを置いていないこともあってか、処理速度も全く変化なし。ネットサーフィンとブロク更新なら不便なく作業できます。

    ただ、週に一度のChrome更新のときだけは速度が落ち気味。なんか処理が遅いなぁ…と感じるときは、大抵更新のダウンロードが裏で走っています。

    2.モニター・マザーボードに汚れが付きはじめた

    キーボードとモニターが接触する部分に、使用感のある汚れが付着し始めました。

    f:id:shoichikasuo:20150716195935j:image:w500

    自分が使っている主な場所は「衣装部屋」。シルクドソレイユのショーに向けて化粧をしたり着替えたりする場所です。なので化粧用のパウダーが通常より飛び散ってるのも原因かもしれません。

    またモニターの四方に付いている「ラバー」の跡がマザーボードに付着しています。

    f:id:shoichikasuo:20150716200007j:image:w500

    こちらは爪を立ててこすったり、洗浄液を使えば取れそうです。

    3.日本語変換の問題が起きた

    2015年の5月頃のメジャーアップデートで日本語キーボードにバグが起こり、CTRLやALTキーがDELETEになってしまう現状がありました。コピペができなくなり、文章を書く人間としては結構困りました…。

    その後、OSのBetaチャンネルに切り替えることで現象が収まりました。

    OSをBetaチャンネルにすると問題が一時的に解消されます。
    「設定」⇒「Chrome OSについて(一番上)」⇒「詳細設定(中程)」の所から変更可能

    いまも自分はBetaチャンネルで使用していて問題ありません。しかし、このようなOSが依存の問題が今後発生するのかも?という不安があります。

    4.バッテリーの消耗は購入時と同じ

    バッテリーはほとんど劣化していない印象です。外出時、朝に充電フルならほぼ一日電源は必要ありません。室内で使う時もほとんどの時間をバッテリーから抜いて使用できます。

    というのも、充電時間がスゴイ短いんです。自分はほとんどがショーの合間に作業していますが、ステージ出番の30分とか1時間で十分に充電できてしまいます。

    この点は母艦にしているWindowsとは大違い。あちらは既に2時間ほどしか持たないのに充電にも2時間以上かかる…。

    5.目立った故障はなし!

    ひっくるめて、今も快適に使えています。日本語変換の件以外は問題もありませんし、ハードに関しては問題ゼロ。総合的に購入時とほとんど変わりない使用感です。

    自分はipadもiPhoneも持っています。けどApple製品はアップデートされる度に重くなっていきますよね。3年目に突入したiPhone5はすでに風前の灯火状態です。

    おなじようにChromebookを買った時は「1年も使えればいいかなぁ…」と思っていました。でも今では「あと何年使えるんだ!?」という驚きに変わっています。

    日本で発売されてから、どんどん使えるアプリが増えています。ついこの前もSkypeの利用可能が発表になりましたよね。個人的にははやくLINEを扱って欲しいのですが、これも時間の問題かな?と考えています。

    ということで、ChromeBookを1年半使い倒した感想でした。

  • 【アメリカ情報】国内でアパート・コンドミニアムの賃貸部屋を探す方法

    【アメリカ情報】国内でアパート・コンドミニアムの賃貸部屋を探す方法

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    photo by Takashi(aes256)

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    自分はアメリカに来てから三回引っ越しを経験しました。最初は友人の持っている家に始まり、アパート、今住んでいるTownhouse*1などなど。

    ただ、アメリカは物件探しのシステムが日本とは丸っきり違うんです。そこで今回は、アメリカ国内の引越しで知っておきたい情報をまとめておきます。

    個人所有と管理会社の違い

    まず知っておきたいのは、賃貸の二種類の方式。

    一つ目は「管理会社」を通して借りるパターン。大抵のアパートには管理会社が入っていて、契約や家賃の支払いも管理事務所で行います。

    管理会社が入っていると、不具合や修理に即座対応してくれます。アメリカでは「洗濯機」「乾燥機」「冷蔵庫」は備え付けが一般的。故障の場合もお願いすれば修理・交換してくれます。また害虫駆除やエアコンのフィルター交換など、わりと何でもやってくれるイメージです。

    もう一つは個人からの賃貸するパターン。こちらは一般にコンドミニアムと呼ばる分譲アパートやマンションを、個人所有者から賃貸します。会社が入っていないため、やり取りは所有者個人と直接交わします。家賃の支払いも銀行振込や郵送など、やり方は物件によって千差万別。

    管理会社が入っていないので家賃は安めに設定されていますが、対応が大家さん次第・・・というリスクも。契約の段階で、どんな大家さんかを忘れずに確認しましょう。

    賃貸探しは飛び込みが常識

    アメリカは不動産屋システムが少し違います。

    日本だと、街中の不動産屋にアパートやらマンションの賃貸情報が掲載されていますよね。アメリカは基本「足」で探します。「Apartment hunt」という言葉があるぐらいです。

    住みたいエリアがあれば、周辺の車で流してみる。そして気になる物件や良さそうな場所があれば、飛び込みで管理事務所に話を聞きに行く。これが一般的な探し方なんです。

    自分も最初に住んでいたアパートは飛び込みで管理事務所に行きました。そのまま内見をさせてもらい、数日後には引越を決めて契約書にサインを。

    わりと「飛び込み」⇒「内見」⇒「契約」という流れが一般的なので、フラッと立ち寄ったアパートでも予約無しで内見させてもらえます。

    個人所有の場合は不動産屋を通す

    ただし個人所有のコンドミニアムを借りる場合は飛び込みができません。この場合は不動産屋(Realtor)を使いましょう。

    まずはネットで「Zillow」や「realtor.com」といった不動産情報ページにアクセスします。そこで住みたいエリアを選び、家賃、ベットルーム数、部屋のタイプなどで絞込んで条件に合う部屋を探していきます。

    www.zillow.com
    www.realtor.com

    自分達は引越が決まってから毎日のこのページをチェックしていました。なぜなら部屋のは早い者勝ちだからです。一度、第一希望だった部屋を競合した先約に取られてしまった苦い記憶もあります。良い条件の部屋ほどスグに先約が付くので、こまめにチェックすることをオススメします。

    物件が見つかったら記載された不動産屋に連絡をして内見の予約を取り、実際に見せてもらいます。そして無事に契約ができることになれば、不動産屋を通して大家さんの連絡先を教えてもらい、賃貸契約の話をすすめます。

    まとめ

    国が変われば、賃貸のシステムもまるっきり変わります。とくに「自力で足で探す」「飛び込みで内見させてもらう」というのは日本人には馴染みのないやり方かもしれません。

    異国の地でやり取りが大変なのはよーーくわかります。とくに個人所有者から借りる場合、契約関連で何度も電話をする手間があります。

    しかしそれもこれも落ち着ける我が家を見つけるため。アメリカで部屋を賃貸するときに、ぜひ参考にしてください。

    *1:一つの建物で入り口が二つ以上ある物件。メゾネット

  • 「記録」より「記憶」なのか。あなたはスポーツに何を見ていますか?

    「記録」より「記憶」なのか。あなたはスポーツに何を見ていますか?

    http://www.flickr.com/photos/15267882@N06/6462640765
    photo by Aleksandr Osipov

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    スポーツに怪我はつきもの。自分も競技時代に前十字靭帯断裂や、シルクドソレイユに入ってからの両膝ジャンパーズニーなど、怪我に悩まされる時期がありました。

    先日Facebookでこんな動画が回ってきました。アメリカの体操選手「Kerri Strug」さんの1996年アトランタ五輪での跳馬演技です。

    The Olympic Games | Facebook
    (※)FaceBookのページが開きます

    彼女は跳馬の一回目の試技で着地に失敗し足を捻挫しました。しかし二回目の試技を辞退すれば、アメリカの金メダルは夢に終わってしまう。そこで彼女が下した決断は、片足が捻挫した状態で二回目の試技を跳ぶこと。

    結果、捻挫した状態とは思えない華麗な演技を披露し、アメリカは見事に体操団体金メダルを獲得。この動画はオリンピックのFacebookページが公式に挙げている「モチベーションムービー」として世界中でシェアされています。

    怪我をするのは一瞬。どれだけ注意していても、突発的なアクシデントは避けきれません。日本でもつい最近、羽生結弦選手の練習中の怪我が話題になりましたね。

    ではあなたは、怪我を乗り越えたKerri Strug選手の美談をどう考えますか?

    怪我をしても、金メダルはとれる!!

    先ほど挙げた動画のキャッチコピーは「怪我をしても金メダルが取れる」です。どんな失敗をしていても、最後まで諦めずに立ち向かえばきっと結果が付いてくる。そんなイメージですね。

    きっとスポーツで似た経験をした人も多いはずです。

    自分も2009年のアジア大会で、フリースタイル*1の前日、足の肉離れで負傷しました。普通に歩くのもままならず、後輩にサポーターを借りたり薬を塗ったり、できる限りの処置をしてごまかしました。

    しかし本番直前でも痛みは取れませんでした。心の中で引退を決めていた自分はこの試合を諦めきれず、周囲の注意を押し切って試合に望みました。

    (※)その時の実際の演技

    結果は僅差で総合優勝。先に挙げたKerri Strug選手と同じく、諦めなかったからこそ勝ち得た優勝でした。

    アスリート本人の心境

    アスリートは試合に向け、ギリギリまで身体を追い込みます。「縄跳び」というイメージとは掛け離れた練習風景は、想像を絶します。ここに緊張感や環境の変化も重なり、本番前後で怪我をする人が増えてしまうのです。

    怪我を押し切ってでも出場するのは、周りからすれば美談に聞こえるでしょう。記録が付いてくればなおさら記憶に残ります。

    しかし怪我をした状態で演技をするのは大きなリスクがあります。通常時でさえ負担の大きな技を行います。怪我で身体の一部をかばって試合に望めば、怪我を悪化させたり予期せぬ怪我を重ねる危険性があるのです。

    また脳震盪のような「脳の揺れ」はさらに危険。脳内出血に気付かなければ、ダイレクトに生死に関わります。

    さらに、こういった状況での選手には正常な判断はほぼ不可能でしょう。一年、ないしは数年をこの一日のために捧げてきた彼らにとって、辞退するという選択肢は初めから存在しないのです。

    スポーツに美談は必要か

    一方で伝える側とすれば、この手の話は美談として描きやすい。怪我や困難を乗り越え、最後まで諦めずに勝ち取った金メダル。感動を生み出すのにもってこいのテンプレートですよね。

    ただここで失敗していたらどうでしょうか。怪我を押して演技をしたのに、怪我を悪化させただけで不甲斐ない成績に終わった。それでも少しは逸話になり得るかもしれません。でもやっぱり美談には「困難を乗り越えた成功」が必要です。

    スポーツではしばしば「記録より記憶に残る」という表現が使われます。感情を揺さぶるような人間ドラマがある方が、見ている方は応援したくなるし感動します。

    向かう所敵無し、無敵の世界チャンピオンでは感動ドラマが描きにくい。周囲のプレッシャーを押しのけて!とかはいけますが、無敵の世界チャンピオンに挑戦する期待の若手の方が応援したくなるものです。

    まとめ

    メディアの影響なのか、対外用に準備しているのか、最近は記録より記憶に残りたい話すアスリートが増えてきました。

    脚色され一般の注目度が上がるのはスポーツにもプラスがあります。しかし「我々はスポーツに何を見ているか?」をもう一度考えることも必要ではないでしょうか。

    *1:75秒以内に自由に技を組み合わせて演技をする

  • 限界を理解して活用しよう。乗り越える以外にも勝ち方はある。

    限界を理解して活用しよう。乗り越える以外にも勝ち方はある。

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    photo by exfordy

    こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    今年で縄跳びを始めて13年になりました。はじめて大会に出たのが、13年前の7月です。あの頃は縄跳びの無限の可能性に惹かれました。

    ロープ一本で何でもできる。自分自身とロープさえあれば、どこでもいつでも演技が出来る。これほど融通が効いて可能性を秘めた競技はない。そう本気で信じて疑いませんでした。

    しかし時が流れ10年を超えた頃、少しずつこの気持ちに変化が訪れました。縄跳び一本でできることのリアル、限界について真剣に向き合うようになったのです。

    なわとびの限界を感じた理由

    縄跳びを始めた当初は、本当になんでもできる!と感じていました。でも経験と知識が増えるに従って、この思いが徐々に崩れていきます。

    競技を続けるうちに、一般イベントに出演する機会が増えました。同時に他のパフォーマンスを見る機会も増えます。すると縄跳び以外のパフォーマンスの強み、そして縄跳びの限界を感じずにはいられませんでした。

    ロープ一本と身体さえあればどこでもできる縄跳び。融通が利くという点では素晴らしいですが、パフォーマンスとして異種混合試合をすると不利になるケースがが非常に多い。

    たとえば人数。一人でやる演技と五人でやる演技は、単純に数の違いで圧倒されます。持論では、ダブルダッチをはじめて1年未満のチームより、4-5年ガチでやってきた単縄人のパフォーマンスのほうが見劣りします

    限界は悪いことか?

    上に挙げた以外にも縄跳びには限界がいくつかあります。

    でもこれらの限界を知るのは悪いことじゃありません。むしろ、限界を知っているのに見てみぬふりをするほうが危険だと思うんです。

    体力の消耗が激しいのを知っているのに、無理して10分間を跳び続けたらどうなるか。怪我や故障を引き起こすのは当然で、それによってパフォーマンス生命を短くする恐れすらあります。

    たとえば一人で跳ぶのが大変なら、単縄のメンバーを増やせば体力を温存できます。ダブルダッチとは違う演技構成も可能で、人数で見劣りするデメリットもカバーできることでしょう。

    単縄の長所は「一人でできる」点です。構成さえ固めておけば、たとえ流動的にメンバーが入れ替わっても演技ができます。

    必要なのは限界に抗う事ではなく、いかに長所でカバーするかという方向転換だと思うのです。

    基準次第で弱者になる事実を認める

    人数や体力面で言えば、縄跳びは圧倒的な不利と言えるでしょう。しかし競うポイントによって、縄跳びは弱者にも強者にもなります。

    どの種目にも性質上の課題でひっくり返せない限界はあると思います。たしかにその課題を克服する努力も大切でしょう。

    しかし戦う場所と戦術次第で、限界を打ち消すことができます。正面突破で頑張る姿勢も大切ですが、ときには「自分が強者になれる環境」を見つけ出す工夫も必要だと思います。