なわとびの基礎知識

ビニール製の縄跳びの選び方とポイントは?オススメと注意点

こんにちは!

縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

世の中に出回っている縄跳びの9割近くがビニール製の縄跳びです。100円均一で売っている縄跳びもそうですし、競技用でトップ選手が使っているのもほとんどがビニール製縄跳びです。

ただ、ひとくちにビニール縄跳びと言っても沢山の種類があります。そこでビニール製の縄跳びを選ぶときのポイントと注意点を紹介します。

ビニールの縄跳びを選ぶときの参考にしてください。

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ビニール縄跳び:おすすめランキング

1位:JJRA公認フリースタイル・ロープ
一般社団法人日本なわとびアカデミーの公認なわとびです。グリップの長さとロープに適度な硬さがあるので特徴です。ただし、飛びやすさのため硬いロープを採用しているため屋外で長時間使うと断裂することも。
ロープの硬さ
調節のしやすさ
グリップの長さ
耐久性

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2位:JUMP Yuedong なわとび
細い素材でできており、回しやすさに定評がある。グリップも長いものを採用していて、三重とびやハヤブサなどの難しい技に向いている。
ロープの硬さ
調節のしやすさ
グリップの長さ
耐久性

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3位:アシックスとびなわ
耐久性が抜群でクセが付きにくい縄跳び。トレーニング用に使うならオススメしたい。一方でロープが柔らかいため二重跳びや三重跳びはやりにくい。
ロープの硬さ
調節のしやすさ
グリップの長さ
耐久性

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ビニール縄跳びの特徴

ビニールの縄跳びは塩化ビニル(PVC)などが主な原料になっていて、熱で溶かして細く伸ばしたものをロープにしています。

熱を加えて加工するため、色や太さが自由に変えられます。製品のバリエーションが増やししやすいのも、ビニール縄跳びがここまで普及した理由といえるでしょう。

ビニール縄跳びのメリット

ビニール縄跳びはビーズロープやヒモ製の縄跳びに比べて細いため、高速回転をさせるのに向いています。

二重跳びの練習をするならビニール縄跳びが一番おすすめです。

またビニールは加工の段階で色を付けるのも簡単なので、子供の好きな色やバリエーションを選べるのも嬉しいですね。

ビニール縄跳びのデメリット

ビニール縄跳びは素材の性質上、長時間同じ形にしておくとクセが付いてしまいます。

関連記事:ビニール縄跳びに癖がつく原因と解消方法

癖がついた状態の縄跳びはとびにくく、上達を妨げます。また冬場はクセも取りにくくなるので、保管方法には十分注意しましょう。

また寒さで固くなる性質があるため、10℃以下の寒い日に屋外で練習すると断裂する恐れがあります。屋外で練習するときは、できるだけ滑らかな地面で練習するのが良いでしょう。

クセがついたビニール縄跳び

ビニール縄跳びの選び方

ビニールの特徴は基本的に同じですが、メーカーや製品によって少しずつ異なります。次にビニール縄跳びを選ぶときのポイントを確認しましょう。

ビニールの硬さと太さを確認しよう

ビニール縄跳びを選ぶポイントは大きく「硬さ」と「太さ」の2つです。

柔らかいロープは回転させると遠心力でゴムのように伸びてしまい、回しにくくなります。ある程度の硬さがあると伸びること無く、力を無駄なく伝えることができます。

また細ければ細いほど空気抵抗が小さくなるため、力を使わずに回すことができます。ただし細すぎるロープは軽くなりすぎてしまい、逆に回しにくくなります。

軽さと太さのバランスで考えたとき、一番回しやすいオススメは4~5mmです。

100円均一はオススメできない

有名な100円均一ショップでもビニール縄跳びは売っていますよね。でも100円ショップは品質が悪く、オススメできません。

ロープが細くて軽すぎるため、回しにくい

グリップが寒さで劣化して割れる

長さの調整方法が良くない

とくに注意したいのが長さの調整方法です。グリップの中で調整する際に、100円ショップの縄跳びは下の写真のようなU字型がほとんどです。

この調整方法は強い力が加わると簡単にロープが抜けてしまい、練習中に外れやすいんですよ。出前授業で小学校でなわとび教室をしていても、このU字型のなわとびはスポスポ抜けて、本当に困ります。

U字型の回転子の例。簡単に抜けてしまう。

まとめ

ひとくちに縄跳びと言っても沢山の種類があります。子供用のなわとびだけでなく、ダイエット向けやトレーニング向けまで、じつに様々なです。

縄跳びを選ぶときは必ず目的に合わせて選びましょう。

子どもがトレーニング用の縄跳びを使っても上達が遅れるだけですし、トレーニング用に子供の100円縄跳びを使っても効果が上がりません。

ぜひあなたの目的に合わせ、適した縄跳びを選んでください。

関連記事:【目的別】オススメ縄跳び選び方のコツ