こんにちは!
縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。
なわとびの指導方法の研究・普及を目的として、2017年に一般社団法人日本なわとびアカデミー・JJRAを設立しました。
法人を設立した段階では法人に関する知識は皆無。右も左も分からない状態から頑張って運営を続け、2019年で2期目を終えようとしています。
一般社団法人を知識ゼロから設立し、実際に運営を経験してみたメリットと大変だったことをまとめました。
[toc]一般社団法人を設立したメリット
一般社団法人を運営して感じたメリットを絞って3つにまとめました。
下記からは省きましたが「代表」って肩書が使えるのはちょっと嬉しいですね(笑)
- 社会的信用がついた
- 法人として事業ができる
- お金の動かし方を理解できる
社会的信用がついた
法人として運営をしていると、社会的な信用を得ている実感があります。
個人のブログよりも、一般社団法人にしてからメディアを中心に幅広い問い合わせが増えました。このブログからもたくさんの問い合わせをもらっていますが、個人ではあまりアプローチがなかった所からも連絡が来るんですよ。
一般社団法人は公益性のイメージがあるのが強いですね。
利益を目的とした株式会社、公益性を目的とした一般社団法人みたいな印象が世間にはあるようです。内情としては株式会社と同じように経営をしてるところも多いですけど、世間からのイメージは強いです。
法人として事業ができる
これまで粕尾将一として行ってきた事業を、日本なわとびアカデミーとしてやることができます。
つまるところ、仕組みさえ作れれば自分以外の人でも運営ができるんですよ。収入や支出が個人に紐付いていないので、法人として事業を完結できるからです。
いまも7重跳びでギネス記録を持っている森口明利さんになわとび教室の講師をしてもらっています。今後さらに関わってくれる人が増えれば、粕尾将一個人が介さなくても、一般社団法人日本なわとびアカデミーからなわとび業界に仕事を創出できるし、お金を回すことができるのです。
これが一般社団法人を運営してて感じる最大のメリットですね。
お金の動かし方を理解できる
法人運営で否が応でも税金のことや経営キャッシュ・フロー計算はするようになりましたね。
がっぽり儲けるとかじゃなくても、お金を上手に回さないと運営ができなくなります。どこに経費を使っているか?を考え、どうやって売上を立てるか?を日々真剣に考えています。
お金の動かし方を理解するとは、使いたい場所にガツッとお金を回せること。
2019年4月現在、森口明利さんとスポンサー契約しています。このお金を回すことができたのも、法人としてお金の動かし方を考えられたから。なわとび業界にもっとお金を回して仕事を創出するためにも、経営キャッシュフロー計算ができるようになったのは大きいですね。
一般社団法人のデメリット
全体としては一般社団法人を設立してよかったと感じています。でもいくつかは大変なこと、デメリットもありました。とくに大変だったのは複雑な法律・税金関係ですね。
- 税金関係が複雑すぎる
- 維持費が最低でも10万はかかる
税金関係が複雑すぎる
一般社団法人は非営利を徹底していない場合、普通法人扱いとなり税務上は株式会社と同じ扱いになります。つまり、めちゃくちゃ税金関係が面倒くさいんですよね・・・。
大量の書類に目を通すだけでも疲れるのに、さらに分けわからない用語とか出てきて。ホント大変ですよね。
日本なわとびアカデミーは税理士の先生に会計をお願いしています。売上規模も小さいので全てをお願いはできていないのですが、確定申告書類や決算書作成、税務相談ができるのは非常に助かります。
節税するほどの売上規模じゃなくても、様々な申告の義務があります。
これらをすべて素人がやりきるのは非効率極まりないです。だったら多少なり経費を割いて専門家にお願いしたほうが10000倍効率がいいですし、空いた時間で運営のことに力を入れたほうがいいですよ。
維持費が最低でも10万は必要
日本なわとびアカデミーの拠点がある名古屋市では、課税所得が少なくても最低で10万は税金がかかります。いわば、一般社団法人を維持費ですね。
幸いにも日本なわとびアカデミーはこの費用を払っても運営を続けていけますが、小規模な組織だと捻出が難しいケースもあるでしょう。仮にこの10万の費用が負担になるようであれば、無理に法人格を取らずに任意団体でいいかもですね。
ちなみに法人税は各市区町村によって若干異なるので、正確な金額を知りたい場合は法人の本拠地を置く場所(=登記上の本店)を調べましょう。
一般社団法人の運営は楽しい
メリットとデメリットをまとめてきましたが、総じて一般社団法人を設立してよかったなぁと感じています。
法人として物事を動かす感覚は個人とは全く違います。なにより1人じゃないので規模感が大きくなります。一般社団法人に関わってくれる人が増えればさらに飛躍的に規模が大きくなります。
そして、こうした事業のすべてが法人のブランディングになるんです。
個人でブランディングをしていくのが重要だと言われる時代ですが、法人としてブランディングを高めていくのも楽しいものです。個人のブランドは個人に紐付きますが、一般社団法人のブランドは一緒に関わってくれる仲間で積み上げるもの。
だからこそ一緒に頑張ってくれる仲間を大切にしますし、組織を動かすやりがいもあるんです。
この記事が一般社団法人設立を目指すあなたの参考になれば嬉しいです。