こんにちはー。縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
あなたは日本中の縄跳びがどこで作られてるか知っていますか?
実は、愛知県名古屋市のとある工場で日本製の縄跳びが製造されてるんですよ。これだけ日本中の小学生が使っているなわとびの多くが、名古屋市の小さな工場から生み出されてるんです!
縄跳びパフォーマーとしては押さえておかねば・・・ということで、今回は日本国内縄跳びシェア日本一の企業「ベルテック」さんに訪問し、工場の見学とお話を伺ってきました。
[toc]いざ!日本シェア一位の縄跳び工場へ!
名古屋駅から車で30分ほど、矢田川の堤防近くに縄跳びシェア日本一「ベルテック」はありました。
https://goo.gl/photos/wRWPiB56iY2Yhgja9
https://goo.gl/photos/pzEwRTPXrpB3v8vA8
箱に144個入りとかヤバい!!!
ベルテックで縄跳びが作られるまでの工場見学
さっそく、どんな風に縄跳びが製造されているのかを見学させてもらいました。
行程1:粉を混ぜて乾かす
https://goo.gl/photos/uAV8tK5CPmFRDN3Q7
https://goo.gl/photos/4DgQpcdFuUefrqQQA
https://goo.gl/photos/QD6uiRxEwLDBt1AA8
https://goo.gl/photos/6mtiUzC8JRmzGkCB6
これで準備は完了です。
ところであなたは・・・
っていうかまっちゃんさん、普通に面識あるじゃないですかww
同志社大学時代にダブルダッチに出会って、2013年の世界大会で準優勝もしました。今は愛知県ダブルダッチ協会の理事をしながら、東海地区でダブルダッチが広がるための活動をしてます。
ちょっと前に中京テレビ「オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです」という番組に出たので見てくれた人もいますかね?
いまは「AMPHIBIAN」というチームを組んで、週末に東海地区のイベントやお祭りにも出演してます。
あと若宮公園の高架下で週末にダブルダッチの練習会をしてて、愛知県内で大学のダブルダッチサークルを作るのが目標です。
興味ある人は連絡ください!!
行程2:原料を押し出し機に入れる
いよいよ次は、混ぜた粉を溶かして成形していく作業です。
https://goo.gl/photos/41agwsqwjp5AUuAMA
https://goo.gl/photos/948mNKLU69XcqQ9t9
上の皿の部分に先ほどの粉を入れると、前の方に向かって縄跳びが出てくる仕組みになっています。
この機械は押し出し機といって、熱を加えながらビニールを押し出し続けることができるんです。
この押し出し機を使って縄跳びを作る職人さんです!!
https://goo.gl/photos/B11J5fs4G3N7Kf378
https://goo.gl/photos/xwYUDZCL3EAPNY2a9
そしてこの先の水槽の中を通過して、製品ができるシステムです。
では遠藤さん、お願いしまーす。
https://goo.gl/photos/5K6LELzfQGxpK7U1A
https://goo.gl/photos/53R1p4vyuUF4Jmh27
すごいなぁ。遠藤さんが粉を入れた瞬間に湯気が…そしてスグに縄跳びっぽいモノが出てきたね。ところで動画で言ってる安定剤って?
行程3:押し出し機から出てくる縄跳びを「水」で冷やす
次はいよいよ縄跳びが出てきます。ながーーーい水槽をロープが通る様子はちょっと感動的です。
https://goo.gl/photos/7BHir6phFUJH6LHW9
専務、まだ熱くないですか?
https://goo.gl/photos/zHBQz88fzmJ1WRkL9
ロープも安定してきたので、水槽の中を通して先端のタライの中に入れていきます。
https://goo.gl/photos/uF4n75hCrLYFZB5t9
って、ここは遠藤さんがやらないんだww
そう、ロープが安定するっていうのはどういうことなの??
なんで最初のうちは少しだけ試し出しをしておいて、しばらくして太さが均一になって安定したら水槽の中を通して製品にしていくんです。
https://goo.gl/photos/QFp6tEJU69LU4YqKA
https://goo.gl/photos/EabogfrC8cYvKY8i9
https://goo.gl/photos/gQSNatj4DfKbtKMg9
https://goo.gl/photos/7aXFfPbURMtUXgtw8
タライ自体も回転してるから、ロープが美しい模様を描くんだね。
縄跳びって美しい!!(違)
余った部品を捨てることなく再利用している
こうして縄跳びは原料から押し出し機を通り、最後はタライの中に入って完成します。
でも最初の方で試し出しをしていましたよね?これは製品の品質を保つためには必要不可欠な工程で、最初の方で出たロープは残念ながら商品として使うことは出来ません。
ただ捨てるのはもったいないので、ベルテックではこの余った部品を再び生き返らせて製品に組み込んでるんです。
https://goo.gl/photos/Rksn9SGviAf4Rt5x8
https://goo.gl/photos/5fQF2LyVphdua2pA8
この機械は粉砕機。試し出しの段階で出てしまった部品やロープを粉々にして、再び他の製品として利用するための原料にするんです。
https://goo.gl/photos/Zb3FT1rLaei6XLMS9
たとえば縄跳びの持ち手の中に入ってる「おもり」がありますよね?
この重りの一部に粉砕した試し出しの原料が使われてるんです。
https://goo.gl/photos/yJrEpULAeY61kJmv9
※左側が粉砕した原料。
https://goo.gl/photos/5wkzwFxVSGScK2516
https://goo.gl/photos/6bZRK1pGnqSBCwXU7
縄跳びの耐久性を測定する装置
https://goo.gl/photos/MVqYqqPshtwYKzQx8
この装置になわとびを付けて回転させ、耐久性を検査しています。
それは非常に大切ですね!!(…雑巾かけって言ってスイマセン)
アスファルトやコンクリートで跳ぶと、それだけで摩耗して切れてしまう原因になります。
だからこんな風にブロックを置いて、よりお客様が使う環境に近い状況を再現して計測してるんです。
縄跳びが日本中に届けられていく
ロープの製造工程や試し出しの再利用、そして専務考案の耐久性計測装置。こうした工程を経て、ベルテックでは毎日たくさんの縄跳びが生産されています。
https://goo.gl/photos/xCGEHNHJRqV3ryvg6
https://goo.gl/photos/CxJsSnTQv3UdF24K6
https://goo.gl/photos/fMGGZTvzfHbiV8a77
https://goo.gl/photos/KCtchZMoiTgZXSrcA
これだけで100本ってことは・・・ここに何本あるんだww
https://goo.gl/photos/ehpPHMNG7xfqt3V1A
https://goo.gl/photos/muG7htzUPTbNPqfk7
https://goo.gl/photos/7ocoauyceY1gsq4P6
こんな風に色ごとに箱に出しておいて、地域で協力してくださってる内職の方が必要なだけ持っていく形になってます。
https://goo.gl/photos/ACnE2bQPi5QDdfWa8
https://goo.gl/photos/D8SBwmJMZeMHxSZBA
縄跳びシェア日本一の工場見学を終えて
今回の訪問でうわさに聞いていた「縄跳び押し出しマシーン」を見ることができて大感動でした。パフォーマーとして毎日使う縄跳びですが、改めてどんなふうに作られているのかを見れる機会はありませんからね。
一番驚きだったのは、小学生が使っている何万本何十万本という日本の縄跳びが、たった数台のベルテックの機械で製造されてること。鈴木社長、専務、遠藤さん、そして地域の方々の力で「なわとび」が支えられてるんだなぁと、改めて実感しました。
次回は、ベルテックの鈴木社長とのお話をまとめた記事を書く予定です。
こちらもお楽しみに!
ベルテックの情報
住所:〒463-0090 愛知県名古屋市守山区瀬古東1丁目601番地
TEL:052-791-8155 FAX:052-791-1628
E-mail:info@belltec-nagoya.com
ホームページ:株式会社ベルテック
【所在地】
パッと見は普通の工場にしか見えない・・・。