こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。
自分が開催している名古屋なわとび教室の主催で、富士市なわとび協会E-Jumpのみなさんと「美浜なわとび合宿」を開催しました。
全国大会を目指す子ども達役15人が集まり、本気でなわとびだけに取り組む2日間。なわとび教室として合宿を初開催する経験をすることができました。
合宿という空間は普段のレッスンや練習とは違います。だからこそ、見えてきた子どもたちの姿がありました。
[toc]合宿を開催することにした理由
一人でとぶ縄跳びの最大の弱点は「仲間を見つけにくいこと」です。マイナー競技ゆえに同じ志て頑張っている選手が身近にいることは少なく、クラブや教室でもないと見つけるのは簡単じゃありません。
またクラブや教室だとしても人数は限られてしまう。うちの名古屋なわとび教室でも、全国大会を目指しているのが5人だけ・・・。もっと広い世界と子供たちが触れ合う機会を作りたかったんですよ。
だからこそ、今回の美浜なわとび合宿では他の団体を交えた交流をメインに据えて開催したんです。
富士市なわとび協会E-Jumpのみなさんと一緒に合宿をするよ!って連絡をしただけで、何週間も前の子供たちのモチベーションが上がるのがわかりました。こうした他団体との交流とモチベーションUPが合宿を初主催しよう!と決心した理由でした。
練習だけが合宿じゃない
今回の合宿の本当の目的はゴリゴリ詰め込んだ練習をすることじゃありませんでした。
この2日間の時間を通じて、富士市なわとび協会の皆さんに練習方法やコツ・トレーニングの組み方を盗んでほしかったんですよ。
彼らは本気で全国大会を目指しています。高いモチベーションを持って練習しているので、ある程度の知識と情報さえ伝えればものすごい上手になると思ったんです。だって彼ら、8の字跳びでギネス記録を取ってるぐらいですからね。本気を出したらマジでヤバイ。
名古屋なわとび教室でも同じ理念で教えてますが、レッスンの時間外で練習できることがトップに上り詰めるレベルの上達には不可欠なんです。
たった60分程度を週1回だけ練習したところでたかが知れています。でも60分で練習の道筋とやり方を伝えれば、本人たちのモチベーションさえ維持されていれば勝手に練習する。
こうし個人練習を促すことが、なわとび教室での理念であり、今回の合宿の目的でもありました。
合宿の空間で学んでほしかった3つのこと
たった2日間の短い時間であっても、子供たちには大きな刺激になるモノです。この時間で自分は、子供たち一人ひとりに3つのことを学んでほしい考えていました。
練習するための方法
合宿の目的が練習方法を盗んでもらうことでした。でも名古屋なわとび教室の生徒にとってはいつもやってるレッスンと同じことなので、盗むという感じじゃない。
彼らにはどうやって練習を組み立てるかの視点を身に着けてほしかったんです。
そのために今回はあえて子どもたち同士での活動時間を増やしました。一緒に練習することで学ぶことはたくさんあるんです。
たとえば相手に何か技を教えるとしても、そもそもどんな技を教えたら良いのか。自分が教えたい技を紹介するのか、相手が教えて欲しい技を察するのかも違います。さらにお手本を見せてもできるとは限らないので、どうやった段階を踏んで教えるかを考えなければいけない。
子供たちには、同じ目線で説明できる指導者の素質を伸ばしてほしかったんですよね。
コミュニケーションの仕方
合宿には5歳から13歳まで幅広い年齢の子供が参加しました。これだけ幅広い年齢層がいて、しかも初めましての交流。
この空間の中で、子供たちにはどうやって相手とコミュニケーションを取るかを感じ取ってほしかったんですよ。
上手な子供ほど前へ前へ出ていってしまうモノ。自らの技術に自信を持ってアピールができるんです。でも自分達だけの空間ならいいですが、周囲の環境が変わったらそれはちょっと違う。一人を誰かが占領してしまうのは、子供同士でも大人相手でも良くないんです。
たくさんの初めましての仲間がいる空間で、コーチとして前に立っているのは自分ひとり。この状況で「まっちゃん先生」を占領するのではなく、また内輪同士固まるのではない。
こうした広い世界でのコミュニケーションを学んでほしかったんですよね。
プレゼンテーション能力
この合宿では、子供たちにもアピールすることの大切さを学んでほしいと考えました。そのために実験的に取り入れたのが「なわとびバトル」でした。
みんなで一つの空間を取り込んで、ロープ一本で自らをアピールる。これこそが競技でも必要なプレゼンt能力なんです。
人が大勢いる中で「自分なんか・・・」と一歩引いてしまえば、あっという間に他の選手に抜かれてしまう。はじめのうちはちょっと強引なぐらいでも良いので、人の前に飛び出す勇気を持ってもらいたいんです。
ひいてはこの能力がパフォーマーとして重要な「全体の空気を読む力」につながっていきます。
今回参加した子供たちは、他の子供達のお手本であり憧れになって欲しい。だからこそ技術を磨いて内側へ伸ばすだけじゃなく、伸ばした技術を外側に発信する方法も知っておいてほしいのです。
初主催の合宿を終えて
思い立ったが吉日、富士市なわとび協会の西沢先生からお話をもらったのが2017年3月。それから企画して場所探しをして、実施に至るまでわずか3ヶ月。
急ピッチで準備したこともあり、
- あれもやりたかったなぁ
- あの企画はもっと工夫できるな
- もっと沢山の人に参加してもらってもよかった?
などの反省点もあります。
それでも初めて主催という形で合宿を終えたことで、次にやりたいことが一層明確になりました。
改めて美浜なわとび合宿に参加してくれた富士市なわとび協会E-Jumpのみなさん、名古屋なわとび教室のみなさん、そして西沢先生。本当にありがとうございました。
次回も企画するので是非参加してくださいね!!