こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
自分は職業「縄跳びパフォーマー」を名乗っています。ブログの名前の通り「なわとび一本でなんでもできるのだ」がテーマの職業です。
たまにこのブログやメディアを見て「縄跳びパフォーマーになりたいです!」という人から連絡をもらいます。おそらく日本で数名しかいない超ーーー特殊な職業にも関わらず、興味を持ってもらえるのは嬉しいこと。
ただ・・・現実はそんなに甘く無いです。
楽しいよー。縄跳びで夢を与えられるよー。と甘い言葉で誘うのは申し訳ない。そこで本気で縄跳びパフォーマーを目指している人のために、この職業のリアルと道筋を紹介したいと思います。
縄跳びは上手ですか?
まず第一声に聞きたいのはコレですね。縄跳びは上手ですか?
縄跳びパフォーマーであるからには、ある程度上手でなければいけません。二重跳びが跳べるとか、はやぶさはできる…というレベルだと、いきなりは厳しいですね。具体的にどのぐらい上手になればいいかというと、子どもが見て驚くレベルでないとダメです。
イベントや小学校に訪問するにしても、観客を驚かせられる演技が求められます。それこど三重跳びのコンビネーション技ができるとか、1-2分の音楽に合わせた演技を持ってるとか。この動画ぐらいの演技ができて、はじめて縄跳びパフォーマーとして仕事ができます。
なので、まずはこのレベル演技ができるようになる所から始めてください。初心者からでも、毎日練習すれば1-2年で出来ます。小学生の時に得意だった人なら、半年もあれば習得でしょう。
子どもと対峙できますか?
縄跳びパフォーマーの仕事の多くは子どもを相手にしています。小学校、学童クラブ、縄跳び教室。これらは全て子ども達を対象にした仕事です。
子どもと対峙するのは、結構シンドいですよ。幼稚園とか保育園とか、もの凄いエネルギーを使います。たまに小学校で連続授業をしますけど、朝から全力でパフォーマンスして、エネルギー使って授業して、もう夕方にはヘロヘロですよ。
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これには子どもと真剣勝負をするだけの気迫が必要です。正直、子どもが好きなんですー。ぐらいだと心をへし折られるのでオススメできません。
自力で仕事を取れますか?
どの職業にも言えることです。縄跳びパフォーマーになったからといって、スグに仕事があるほど世間は甘くありません。自分も日々作戦を立てながら、どうやって仕事をもらうかを考えてます。営業や挨拶回りもします。
自分は16歳の時、縄跳びパフォーマーとして本気で生きていこうと決心しました。当時プロチームの師匠がましたが、具体的な仕事の貰い方は教わっていません。師匠たちも忙しかったので、ただ一緒に練習してるだけ高校生に構ってる暇もありませんよね。
何ができるのか、何がしたいのか。高校生なりに必死に考えました。
地元のお祭りに申し込んでパフォーマンスさせてもらいました。児童館で子どもに教えさせてください!と頼み込み、どうにか「なわとび教室」を開催しました。依頼があれば学校の休みを利用してどこにでも跳びに行きました。
こうして徐々に仕事が増え、20歳〜21歳でようやく「縄跳びだけ」で生計が立てられるようになりました。本気で縄跳びで生きていこうと考えてから、5年。これだけやって5年でようやくです。
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あなたの仕事は、あなた自身の力一つで決まります。自力で仕事を見つけて開拓できない人だと、あっという間に干上がってしまいますよ。
おわりに
縄跳びパフォーマーを目指したい!という人が増えたのは嬉しいことです。
ただ軽い気持ちで招き入れ、蓋を開けたら仕事がは無い…なんて笑えません。だからこそ厳しいことを書きました。このぐらいのガッツがある人じゃないと、冗談抜きで干上がってしまいます。
もしこの記事を読んでもなお、本気でやる気があるならオンラインサロンの門を叩いてみてください。確実に食べさせられる保障はできませんが、15年間で培った本気で生きていくノウハウを出してます。
サロンで紹介してるノウハウを真似して、2年も辛抱して日々頑張れば、一人暮らしならギリギリ生きていけるようになると思います。
縄跳びパフォーマーになりたい気持ちは歓迎します。大歓迎です。でも、最後はあなたの人生。無茶な選択をして早まる真似はやめてくださいね。