なわとびのコツ

三重跳びがやりたい人向け!!跳び方のコツと練習方法を徹底解説

三重跳びのコツ

こんにちは!

日本なわとびアカデミー代表の粕尾将一(@macchan8130)です。

これまで沢山の小学生になわとびを教えてきました。多くは二重跳びや交差とびの練習法を教えますが、中にはさらにハイレベルな技を教えることも。

中には、低学年で三重跳びをする学校もあります。小学2年生で三重跳びのはやぶさをしている時は、心の底から驚きました。ただ平均的な小学校だと高学年でクラスに1人いるかどうか。三重跳びができれば学年のヒーローになれます。

そこで今回は上級者向けに、三重跳びの練習法を紹介したいと思います。

新しい概念のなわとびカードを作りました。順番に練習をしてくことで自然と上達を促す、スモールステップを取り入れています。

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三重跳びのための準備編

まず三重跳びのための準備をします。難しい技なので、順番に見ていきましょう。

  • 二重跳びを練習する
  • 三重跳びのやりやすい縄跳びを選ぶ
  • 練習環境を選ぶ

二重跳びで熟練度をあげる

二重跳びができなければ三重跳びはできません。しかも「できる」だけではなく「上手にできる」必要があるのです。

具体的には「二重跳び連続50回」の技術が必要です。ただし連続回数は熟練度の指標にすぎません。50回できたからといって、三重跳びができる!というわけではないのです。

また勘違いしやすいのは「自己最高記録」で考えてしまうこと。そうではなくて「平均記録」で50回ぐらいできる熟練度が必要です。1回目は50回で2回目は20回では、また熟練度が不十分と言わざる得ません。

■関連記事:三重跳びは二重跳びが何回とべればできますか?また練習のコツはありますか? – なわとび1本で何でもできるのだ

三重跳びをやりやすい縄跳びを選ぶ

三重跳びは縄跳びの選び方でやりやすさが大きく変わります。ポイントは高速回転させやすいか?です。

ロープを早く回すには、できるだけ空気抵抗が少ないほうが良い。なのでできるだけ細いロープを選ぶようにしましょう。

しかし細いロープは「軽い」という欠点があります。ロープが軽いと遠心力を感じるのが難しくなります。できるだけ細く、それでも軽すぎないロープを選ぶようにしてください。

オススメしているのは「ビニールロープ」です。いわゆる100円ロープとして販売されているヤツですね。ビニールは重さも細さもバランスよく作られているので、三重跳びに向いています。

 

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また興味がある人は「ワイヤーロープ」に挑戦してみてください。こちらはどんな素材よりも三重跳びに向いていて、国際大会の三重跳び競技の9割以上の選手が使っています。

 

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練習環境を選ぶ

三重跳びに一番必要なのは「リズム感」です。もし環境が許すのであれば、自分はトランポリンなどの跳ねる床の上で「リズム感練習」をすることをオススメします。

体育館開放などで大きなトランポリンがあれば、その上で縄跳びをしてみましょう。滞空中に三回ロープをまわすリズム感を身につければ、何もない床の練習でも活用できます。

トランポリンの上で縄跳びをしていいか、事前に確認してください。

また家庭トランポリンで練習してもよいでしょう。周囲に気を付けて練習をすれば、大きなトランポリンで練習するのと同じ効果が得られます。

三重跳び練習の流れ

いよいよ三重跳びの実践練習に入ります。この練習では二重跳びができないと無理なので、まだ二重跳びが怪しい人は先に練習をしてくださいね。

二重跳びを早く跳ぶ練習をする

二重跳びをとぶペースを早くしてみましょう。10秒で20回ぐらい跳ぶ早さにできると良いですね。

三重跳びには早くロープをまわす技術が必要です。これはつまり「加減速」が上手にできる技術のことなんです。着地する瞬間は少しだけゆっくりにして、跳び始めたら一気に加速する。

二重跳びを早く跳ぶことで、この2つの技術が身につけられます。

三重跳びの1回目に挑戦する

次は三重跳び1回に挑戦します。

前とびを3回とんでから、いきなり三重跳びをしてみましょう。このとき、思いっきり着地するのがポイント。変に気にしてつま先で着地してはダメです。床の音を出すぐらい、勢いよくジャンプして着地します。

こうすることで、ジャンプの時に力が入りロープの加速がやりやすくなります。また空中で身体に力が入るので、バランスも崩しにくくなるんです。

他にもいくつかのポイントがあるので、下のワンポイントアドバイスのところを参考にしてください。

三重跳び1回と、前とび1回を繰り返す

三重跳びが1回でもとべるようになったら、すぐに前とびに戻りましょう。しゃがみ込む着地でも問題ありません。思いっきり着地したところから、スグに前とびに戻るのです。

前とびに戻る意識ができると、三重跳びの空中姿勢に余裕がでてきます。

すると徐々にしゃがみ込まなくなり、さらにはつま先で着地できるようになっていきます。前とびにきれいに戻れるようになったら、連続の三重跳びまで目の前ですよ!

三重跳びのワンポイントアトバイス

三重跳び最大の難関は1回目を跳ぶことです。ここでは三重跳び1回目を跳べるようになるためのワンポイントアドバイスをまとめました。

うまくいかない人はここのアドバイスを参考にしてください。

目線をあげてジャンプしてみる

縄跳びはなぜか下を向いてジャンプする人が多いです。でも三重跳びのような高いジャンプをする技では下を向いてはいけません。ジャンプ力低下するからです。

顔をまっすぐ前に向ける、もしくはなにか1つのものをジックリ見つめて練習してましょう。斜め上ぐらいにあるものだと、よりジャンプ力を高める効果がありますよ!

助走で二重跳びをしない

三重跳びの助走で二重跳びをする人がいます。これはオススメできません。三重跳びをするまでに、二重跳びをやりすぎて疲れてしまうからです。

また三重跳びにはリズムが大切。前とびからいきなりやる方がリズムを作りやすく、成功率が上がるのです。

縄跳びを短くしてみる

ロープは1cmでも短いほうが早く回る性質があります。なのでカンフル剤的に縄跳びを短くしてみましょう。それだけで一気に三重跳びができることがあります。

ただし、短くするほど引っかかりやすくなります。またいつも長さを変えてばかりいると、丁度の長さがわからなくなり技術が混乱してしまいます。

少しずつ調整しながら短くしていってください。

まとめと参考図書、紹介した縄跳び

小学校で三重跳びができればヒーローです。縄跳び競技でも三重跳びができると技のバリエーションが一気に増えるため、演技をつくるのが楽になっていきます。

この意味で学校体育では卒業の技、競技では登竜門の技をもいえるのです。

この記事で紹介した書籍と縄跳びを最後に掲載しておきますので、ぜひ三重跳びを目指して頑張ってください!

 

 

 

 

新しい概念のなわとびカードを作りました。順番に練習をしてくことで自然と上達を促す、スモールステップを取り入れています。