なわとびのコツ

いくつ知ってる?縄跳び技の名前が地域性ありすぎる問題

http://www.flickr.com/photos/45526091@N08/4605923843
photo by thejuniorpartner

こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

縄跳びの技は本当に沢山の種類があります。小学校の体育で登場するだけでも数十種類、競技ベースで考えたら数百種類を越えると思われます。

では、あなたは縄跳びの技の名前をどのぐらい知っていますか?実をいうと、縄跳びの技に正式名称というのは無いんです。二重跳びはわりと市民権を得た技名ですが、それ以外は先生方がオリジナルで命名した技がたくさん。

今回は全国を回って「この技はなんだ!?」とびっくりした縄跳びの技名を紹介します。

初級編:はやぶさ、つばめ、とんび

「はやぶさ」は比較的有名な技名です。二重跳びの間に交差を混ぜて、交差とび一回と前回し一回を一度に跳ぶ二重跳びの技です。

はやぶさのコツは交差の順番:練習法とポイントのまとめ。|なわとび1本で何でもできるのだ

ポイントなのは技名に「鳥の名前」が使われていること。発祥は自分も知らないのですが、この着想を他の技に流用した地域が関東圏、特に東京や千葉に多くありました。

まず「つばめ」とは交差の二重跳びのことです。腕を交差したままで二重をする技で、「はやぶさ」より高いレベルにしている学校がほとんど。さらに「とんび」はハイレベル。三重跳び「はやぶさ」をする技です。

おそらく難しい技を順番に名付けるとき、それっぽい鳥の名前を使ったのだと思われます。

中級編:エレクトロン、マリーナ、だましとび

つぎは横文字系の技です。これらは全て同じ技を指しています。言葉じゃ説明しにくいので動画を紹介。

ここでは「かえしとび」と呼んでいますが、実際にはロープを跳ばずに回す技です。この技はリズムなわとびで頻繁に使われます。おそらくリズム縄跳びに詳しい先生が、赴任された学校で命名したのでしょう。

上級編:ゾンビ、たか、戦車

つぎは中部地方の小学校で教えてもらった跳び方です。もはや名前からは技の雰囲気が掴めませんよね。

これらは「組み合わせ技」の名前になっているんです。たとえばゾンビだと「二重跳び」⇒「はやぶさ」⇒「交差二重」を連続で跳ぶ技の名前。名前があるのは単一の跳び方とは限らないのです。

また初級編で扱った鳥の名前シリーズ。「たか」は鳥の名前なんですが、組み合わせ技の名前に使われています。また同じ「たか」でも交差三重跳びを指す学校も。同じ技の名前といえど同じ動きを指していない可能性があるんです!!

まとめ

今回は縄跳びの技の地域性について取り上げましたが、おそらくここで挙げた以外にも沢山の名前があると思います。それこそ、学校の数だけ名前があると行っても過言じゃない。

まだ自分は、九州地方、四国、北海道に縄跳びで訪問していません。もしかするとこれらのあ地域には、自分も知らない縄跳び技があるかも。

もし情報をお持ちの方がいましたら、ぜひ教えてください!!