縄跳び上手が目指す大技、それが三重跳びです。
小学校はもちろん、大人にも三重跳びを目指して練習されている方がいるんですね。質問の割合としては小学生、中高生、大人がそれぞれ同じぐらいでした。
中でも多いのは「二重跳びが何回跳べれば三重跳びができますか?」というもの。きっと二重跳びの延長としてイメージをしているからだと思います。
二重跳びが出来なければ三重跳びは出来ません。しかし一概に、○○回跳べればできる!とは言えない理由があります。
[toc]二重跳び連続回数で測れるのは「熟練度」
たとえば二重跳びが50回できるとしましょう。ではこの50回が意味するところは何でしょうか?それは二重跳びの熟練度です。連続で跳ぶことができるだけの熟練度がある、という意味なのです。
しかも回数には厄介な一面がある。記録が「自己最高記録」か「平均記録」かで大きく意味が違うんです。二重跳び50回は奇跡の一発だったのか。いつやっても50回前後の記録は出せるか。両者では熟練度に大きな違いがあります。
したがって二重跳びの回数は、三重跳びの直接的な指標にならないんですよ。
ただ、二重跳びの熟練度が上がれば三重跳びの基礎になります。よって自分は「平均50回」が跳べれば熟練度としては十分だと考えています。1回きりの自己最高記録ではない点に注意しましょう。
この熟練度があれば、三重跳びに必要な基礎があると言えます。
三重跳びには感覚を磨く練習が必須
二重跳びで熟練度の基礎が出来れば、三重跳びがスグできる…とは行きません。稀にセンスのいい人がいますが、いきなり出来ることは殆どありません。
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三重跳びを跳ぶには感覚を磨く必要があります。縄跳びを三回転させる感覚です。こればかりは熟練度だけじゃ足りません。感覚を身につけるには回数を重ねること。これ以外に道はありません。
この感覚習得でオススメなのが「トランポリン」や「ジャンピングパネル」のように高く跳べる環境。ここだと早く回す負担が減り感覚を身につけやすくなります。
三重跳びで本当に必要なのは早く回すことではありません。縄跳びを止めず連続的に3回転させるリズム感覚なのです。
三重跳びには三重跳びの練習を!
三重跳びが出来るようになるには、三重跳びに合わせた練習が不可欠。二重跳びの回数ばかり伸ばしてもあまり効果はありません。
もし二重跳びが平均50回以上跳べるなら、これ以上二重跳びの記録を伸ばしても同じです。繰り返しになりますが、三重跳びには「連続してロープを3回転させるリズム感」が大切なのです。
世間には二重跳びが沢山できれば三重跳びができる、と思っている方が多いようです。しかし三重跳びと二重跳びは別物です。自転車と一輪車ぐらい違うのだ!と覚えておいてください。