アジア大会2026(なわとび競技)の結果報告/金6・銀4・銅5を獲得
こんにちは。日本なわとびアカデミーの粕尾将一です。
今回は「アジアジャンプロープチャンピオンシップ 2026」に、日本なわとびアカデミーの「名古屋なわとび教室」そして「なわとびカレッジ」から合計23名の選手が日本代表として選抜されて出場し、素晴らしい成績を収めたことについて、結果の報告を兼ねてブログに書いておきたいと思います。
今回の大会は中国のシャンユー(上虞)で開催されました。前回のアジア大会は日本の川崎開催だったため、今回の大会が国際大会として初の海外遠征だったという選手も多かったのではないかと思います。
日本国内で開催するのとの違いや、海外での環境の違い、食事や言葉の壁といったところもあり、選手たちは今までとは違った環境での競技を強いられましたが、それぞれがベストを尽くしてきてくれたと思っています。
世界トップレベルにある日本のジュニア選手たち

国際大会に出場することは、もちろん誰でもできることではありません。
特に日本国内では、競技人口こそ少なくはありますが、レベルが低いわけでは決してありません。実は日本国内のレベルは世界トップレベルであり、特に12歳から15歳のジュニア世代のレベルは、間違いなく世界トップクラスと言えます。
実際、今回もジュニア女子の総合優勝や、団体戦のペアフリースタイル男子での優勝などは日本選手が獲得しています。フリースタイルだけでなくスピードも含め、日本は非常に強力な強豪国であると言って差し支えありません。
なぜこれほどの強さがあるのかというと、日本にはもともと小学校で縄跳びをやる習慣があり、縄跳びに対する素地が非常にあるからです。
普通に二重跳びぐらいなら跳べる子が多く、中には得意な子が三重跳びやハヤブサ(あや二重跳び)ができるなど、ある程度の基礎がある状態から競技に取り組む子が多いため、必然的にレベルの高い選手が集まりやすい環境があります。
日本選手の強み:「自分で考える力」
それに加えて、日本選手の大きな強みは「ルールを理解し、競技に取り組む際に選手自身が考えることができる」という点にあると自分は思っています。
これは特に指導している日本なわとびアカデミーの選手たちに強く伝えていることです。
コーチや監督に言われたことをそのまま鵜呑みにして、自分は何も考えずにトレーニングに臨むのではなく、選手自身もしっかりと頭を使って考えながら、コーチと二人三脚で競技に向かっていく姿勢が非常に重要です。
コーチからのアドバイスはもちろん重要ですが、選手自身に考える力がつくことで、より本人にとって適切な練習や戦略、本番に向けたマイルストーンを上手に組み立てられるようになります。
アジア圏の諸外国には縄跳び競技の強い国がたくさんありますが、いまだに「上のコーチや先輩が言ったことにはすべて従う」というトップダウンの習慣が根強く残っている国も少なくありません。この「自分で考える」という壁を突破できているからこそ、日本選手は強いのだと確信しています。
日本国内が抱える課題と、中国に見る圧倒的な選手層

一方で、日本国内には「競技人口がまだまだ少ない」という大きな課題が残っています。
現在、全国大会の予選に出場する選手は、まだ出場していない人やこれから出場する可能性のある見込みも含めて、多くて200人程度にとどまっているのが現状です。競技としての広がりという意味では、これからもっと普及に力を入れていかなければなりません。
一方で、他国、特に中国などは非常に選手層が厚いです。
中国のコーチから聞いた話では、コーチの人数だけでも50万人ほどおり、全国大会規模のリーグが3段階(1部・2部・3部リーグ)に分かれていて、毎週末のようにどこかで大会が開催されているそうです。
これほど選手層が広がり、指導者の数も増えているという現状は、日本としても大きく見習うべきところです。
日本国内のトップ選手が強いのは素晴らしいことですが、その一方で「今から世界を目指す」「これから全国大会を目指す」といった草の根の層がまだまだ広がりきっていないことは、自分たちの喫緊の課題です。
ジュニア世代に国際大会を経験してほしい理由

自分は、特に小学校高学年やジュニアの世代にこそ、アジア大会や世界大会といった国際大会を肌で味わってほしいと思っています。
国際大会に出場すること自体に大きな価値があるのはもちろんですが、何よりその現場で海外の選手と交流を図り、自分の好きな縄跳びを通じて言葉の壁を越えてコミュニケーションを取ることは、子どもたちにとってかけがえのない大きな財産になります。
また、選手本人だけでなく、ご家族にとっても大会に向けて一緒に目標を目指し、一丸となって子どもを応援する経験は一つの大きなイベントとなり、家族の絆を深めるきっかけにもなると感じています。
今後の展望:指導者の育成と普及活動

まだまだ国内の競技人口は少ないですが、現在進めている「なわとび教室のフランチャイズ化」や、その発展形として「なわとび競技を教えられる指導者を増やすこと」が、自分たちの次のステップだと思っています。
縄跳び競技は教えるのが難しいと思われがちですが、自分の中ではすでにメソッドやノウハウが確立されており、現在はそのマニュアル化を急ピッチで進めています。
正しく練習し、正しく競技に向き合えば、指導へのハードルは決して高いものではありません。
もちろん、競技を始めた全員が日本代表になれるわけではありません。
しかし、子どもたちの夢や目指すべき目標の一つとして、「国際大会や海外の大会に出るんだ」というロードマップを設定できるような環境を、これからも整えていきたいと思っています。
今回は、アジア大会に日本なわとびアカデミーから23名の選手が出場したご報告と、今後の普及に向けた想いについてお伝えしました。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





