JJRA名古屋なわとび教室

全力でやっても負ける機会を創る。悔しさと喜びで感情を揺らすことの大切さ

こんにちは!

縄跳び伝道師のまっちゃん(@macchan8130)です。

2019年3月31日(土)に、全国なわとびスピードコンテストの決勝大会が行われました。今年で第3回目になる同大会には、日本なわとびアカデミーとして選手を送り出しています。

今回は日本なわとびアカデミーの代表としてではなく、大会を通じて感じた個人的なことを、記録として残しておきたいと思います。

大会のコンセプトと内容は素晴らしい

スピードコンテストは30秒で何回跳べるか?だけを競うので、シンプルで分かりやすい大会です。また個人戦だけでなく団体戦も行われることで、一気に参加者も増えて盛り上がりますね。

  • シングル部門:一人でとぶ縄跳び
  • ダブル部門: ダブルダッチ3人1組でとぶ
  • エイト部門: チーム(人数制限なし)で8の字とびをする
  • 総合部門: 上記3つの合計で競う

シングル部門は参加しやすい

シングル部門は普通の縄跳びなので、比較的誰でも参加しやすい種目です。小学校で縄跳びの得意な子が、そのまま頑張って大会に出場する!ということも可能です。

ただし30秒スピードという種目が国際大会にもあるため、上位勢はガチです。そこらの小学生がちょっと練習したぐらいじゃ全く歯が立ちません。この点で、誰でも参加しやすい反面で競争が激しく、決勝大会に出場するだけでも専門的なトレーニングや道具が必要です。

ダブル部門はややハードルが高い

ダブル部門はダブルダッチができることが前提ですね。一般の小学生でダブルダッチを跳べる人は多くないので、まだまだこれから参加者が増える感じでしょうか。

またスピードとフュージョンでも練習の方法が全く異なるので、スピードで上位に入るには専用の練習が必要ですね。国際大会に出場している選手たちはすでにレベルが高いので、上位に入るのは至難の業です。

エイト部門はチームの団結が見られる

シングルともダブルとも違うのがエイトです。こちらは学校単位、クラブ単位で活動しているチームが強いですね。

正直、習い事ベースのところでメンバーを揃えて練習するのは難しい。時間の制限もありますし、それぞれの住んでいる地域も違います。学校のクラスのように集まれる機会が多い団体でないと、なかなか練習ができない種目でもあります。

誰のための大会なのか?

スピードコンテストは全国の小学生のための大会、のはずです。しかし疑問に思う点がいくつかあるんですよね。自分は内部の人間ではないので、あくまで参加者のコーチの立場として発言させてもらいます。

推薦枠や特例はなくして欲しい

今回の大会で、東海地区には推薦枠?と呼ばれる特例で参加できる選手が大勢いました。

東海地区では4会場で予選が行われ、静岡で1箇所、名古屋では3つの会場で実施されました。規定ではそれぞれの会場で上位3名(静岡は1名)に残った選手が決勝大会に出場できるものでした。しかし、蓋を開けてみると多くの選手が推薦枠で決勝大会に出場できたのです。

出場できる選手にとっては嬉しい話かもしれません。しかし、これは公平じゃありません。

全国でもっと良い記録が出ている選手がいるのに、なぜこの選手が?という説明がつかないんです。

日本なわとびアカデミーとしても何名かの選手が推薦枠で出場しましたが、負けたなら負けた、という状態を作って欲しい。負けで学ぶことはたくさんありますし、特別扱いされても長い目で見れば得をしません。

全国ランキングの上位選手が出場したらいいのでは?

全国予選を実施して、全国での予選回数が掲示されます。そして全国で何位かも、アプリから確認できるんですよ。

だったら、分かりやすく上位20名とか30名とかで出場者を決めればいいと思うのです。予選大会での記録で全国が競われるんで公平ですし、なにより複数回の予選会に出場する必要がありません。

名古屋に限っては3会場も予選大会があったので、日本なわとびアカデミーの選手は決勝に行くためにすべての会場に参加した人もいました。しかも全部の予選でエントリー料が必要です。

こんな無駄なことはありません。しかも名古屋以外の地域は予選大会が1回しかないので、複数回の予選会に出場できる段階で不公平です。

だったら、全員が1回だけの予選会に出場して、その記録で全国上位の選手が決勝に出れる。このシステムのほうがスッキリすると思うのです。

スピードコンテストの今後に期待したいこと

日本なわとびアカデミーの選手たちが決勝大会で活躍するのは嬉しいです。教え子が優勝したのも涙が出そうでした。

でも同じぐらい、子ども達にとって良い大会であってほしいんですよね。

頑張って練習した人しか決勝に行けない、
次は予選を通過できるように頑張ろう、

子どもが目標にして、喜びと悔しさを感じて感情が揺れる大会になってほしいんです。

名古屋でこうした大会を開催してくれたのは感謝しかありません。でも、だからこそより良い大会になってほしいと願ってやみません。