なわとびパフォーマーの仕事論

「弱点」に悩んではいけない。ホントの弱点克服は「補い合い」である。

こんにちはー。縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

自分は人見知りです。大勢の前でしゃべる時はキャラクターを被っているので何でもないですが、交流会やイベントで自らコミュニケーションを取りに行くのが苦手です。

みなさんも一つや二つの苦手があることでしょう。でもさらにエスカレートして「苦手だ、弱点だ」と悩んでしまう人を何人か見てきました。

弱点を知っても良いでしょう。しかし悩むぐらいなら弱点なんて忘れてもいい情報だと思うのです。

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弱点の根本的な克服はコスパが悪い

たとえば人見知りに悩んでいて、コミュニケーションを上手く取りたいと考えてる人がいるとします。

頑張って練習すれば、キャラクターを被ったり空気を読んでの会話もできるようになることでしょう。でも悲しいかな、<元から社交的でコミュニケーションに苦を感じない人には敵いません。 必死に練習やトレーニングを積んで人並みぐらいに改善されるかもです。でも本質的な弱点を強みにトレーニングしなおすのは、多大な労力とリスクを伴います。

さらに本当に時間を掛けて改善されたとしても、人より圧倒的な強みになるとは考えにくいでしょう。

うまく弱点から逃げる方法を考える

よく「弱点を克服しよう!」なんて耳にします。

この表現は正直オススメできなくて弱点からは上手に逃げる方がイイと思うのですよ。

たとえば自分は他にも「演技の構成」をするのが苦手でした。いつも同じ演技をしてるつもりでも、不意にアドリブが入ってしまう。カチッと決めた内容を繰り返すのが性に合わなかったんですよね。

点数を取るための演技を作り込む採点競技の選手としては、致命的な弱点だったといえるでしょう。

でもこのアドリブが入ってしまう状態を治すことはしませんでした。むしろ演技のほうを柔軟に作成して、この辺でこの技を入れればOK程度にしました。カチッと決めるから敢えて逃げたんです。

どんな仕事やスポーツでもこのやり方しかダメ!というのは無いと思うのです。もしあるとすれば、先輩が押し付けた誰かしらのやり方なだけ。あなた自身がやりにくいなぁと思ったなら、弱点から逃げられるようなシステムに切り替えちゃえばいいんです。

弱点と思ってるのが、実は強みかも?

あと、弱点だと思ってたことが実際には「長所の裏返し」の可能性があるんですよ。

きちっとした演技が作れず、競技選手としては致命的と思える弱点がありました。でも実はアドリブで音に合わせて演技をするって他の人にはなかなか出来ないコトだって気付いたんです。

適当な音を流しておくから、自由にかっこ良く跳んでね!と言われれば、自分は思いっきり楽しんで動けます。でもカチッと決めた演技を作るのが得意な人達は、反対に自由に動くことが苦手なんですよ。

アドリブ演技は空気や音を感じて跳ぶスタイルとして、今では自分の強み・長所になっています。

一つの方向からの評価で「低い・悪い」とされたモノも、違う基準を当てはめると全く違う評価になる可能性があるのです。

強みは知っていたほうが便利

弱点に悩む必要はありません。時間を掛けてトレーニングしたところで、もともと得意な人には敵いません。ないしは膨大な労力をかけてやっと追いつくレベルです。

不思議なもので「強み」は自分では気づきにくいもの。アドリブ演技も他の人ができないのに驚き、実は自分のちょうちょだったんだと気付きました。

そう、あなた自身は何の苦もなくやってのけてしまうから、強みだって分らないんです。

強みを見つけるには、人と比べて難なくできること、簡単に成果が出せること、弱点だと思っていたコト・・・この辺りを丁寧に探すと見つかりやすいです。

もしくはネットで無料診断できるリクナビNEXTのグットポイント診断あたりにもヒントがあるかも。

弱点なんて聞くと嫌なイメージです。

でも弱点に悩むからシンドいだけで、思い切って忘れちゃうぐらいで良いと思うんです。苦手なことを、シンドそうにやって、しかも成果は平均かそれ以下・・・これでは周囲の人も嫌になっちゃいます。

だったら苦手なことをやらず、他の得意な人に回せばいい。代わりにその人の苦手を他の人に回して、あなた自身は別の誰かの得意を引き受ければいいんです。

得意なことを上手く循環させて弱点を補い合う。これが賢い弱点克服法ではないでしょうか。