なわとびパフォーマーの仕事論

書く習慣で得らるのは「文章力」だけじゃない。

こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

仕事をしていれば文章を書く作業を無くすことはできません。メールや報告書、普段のLINEやSNSに至るまでいまの社会で生きていく上で文章を書かない日はないんですよね。

文章を書くことに追われているんだから、ちょっとでも上手に書きたいなぁと思うのです。

ブログを始めた頃、それはそれは泣けてくるような文章力でした。何を言いたいのかわからない。自分で書いて自分で読んでも理解できない…。恥ずかしい記事がこのブログにはしっかり残っています。(検索しないように)

しっかりブログを頑張ろう!と決心して伝わるような文章を書くように意識をしました。いまではブログを書くことが習慣になっていますが、実は文章以外にも得してるなぁと気付いたんです。

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文章を書くことは整理の練習

題材を与えられ、いきなり冒頭から文章を書き始めるのは難しいですよね。真っ白の画面に文字を打ち込んでいるうちに方向性がズレたり、自分で何を言ってるのかわからなくなったり。

だから伝わりにくいんです。

伝えることを意識して文章を書くには整理する作業が必須なんですよ。さらに言えば文章の設計図ですよね。

たとえば「ドラえもん」を初めての人に伝えるとして、

ドラえもんの説明
◯未来から来たロボットである
 どうやって未来から来た?
 なぜ未来から来た?
 未来から来た目的は何?

◯おもな登場人物の性格
 ドラえもん
 野比のび太
 源しずか
 骨川スネ夫
 剛田武(ジャイアン)
  
◯ドラえもんの特徴と見どころは?
 未来の道具が使える
 ネズミが苦手でどら焼きが好き
 ドラえもんのオススメ作品
・・・etc

こんな具合で、何を伝えるかを分解して組み立てるのが設計図です。

この整理作業をしないとスジがフラフラしてしまい、結局なにが言いたいかわからない文章が完成してしまうんです。

情報整理は日常生活でも役立つ

伝えるための整理と設計図は、文章以外の場面でも非常に有効なんです。

たとえば同僚に新しい仕事を説明するとき。一から十まで全部を伝えても相手はパンクしちゃいます。だったら何が重要かを抽出するのが一番伝わります。この抽出する作業こそが文章を整理するのと同じなんです。

相手に情報を渡す時、何が必要で何が要らないかを判別するのは大切です。

縄跳びの指導ををしてるときも、子ども相手に小難しい理論を並べても意味がありません。だったら分かりやすい言葉でピンポイントに伝えたほうが伝わるし理解されやすい。伝えるとは相手が理解して初めて成り立ちますので、あくまで相手に合わせる心意気が必要なんです。

文章を書くことは頭を整理すること、ひいては情報を分類して人に伝えるする能力全般を向上させると思うのです。

文章を書く習慣で得た3つのメリット

文章を書くことで得られたのは「文章力」だけではありませんでした。直接的ではないけど自分が得られた3つのメリットを紹介します。

文章が億劫じゃなくなった

文章から逃げられない現代社会ですが、文字を打ち込むのはエネルギーが要る作業です。とくに長い文章やわかりにくい内容を伝えるのは面倒くさい・・・。

文章を書くのが億劫なのの理由って考える負荷が高いからなんですよね。

文章の整理ができれば、どんな題材であっても書き方や整理は同じ。頭を使って「う~んう~ん」と考えながら進めるよりも、時間が少なくて済むのでラクなんです。

説明する能力が上がった

自分にとって当たり前のことを説明するのって労力がかかります。説明する相手と前提条件を揃えなきゃダメですからね。専門的な表現や単語ばかりでは伝わりません。

相手の状況に合わせて言葉を選ぶ必要があります。

とくに自分は小学生相手に説明する仕事なので、簡単な言葉で明確に伝える能力は重要。ダラダラと喋っていたら子どもの集中力は続きません。サクッとズバッと伝えるポイントを、文章の整理で身につけることができました。

物事を考える「型」が身に付いた

物事を考えるとき、闇雲に考えてもドツボにはまっていきます。どれが重要でどれが重要じゃないかを分類し、順序を決めるのは文章の整理と同じやり方なんですよ。

文章を整理するとき、相手にとって重要な話題や内容から説明します。プロジェクトを進める時に必要なのは全体を見渡すこと。仕事や作業をカテゴリー化して分けることで、優先順位が分かりやすくなるのです。

些細な部分にこだわるのも大切でしょう。しかしこだわっていたら仕事に終わりはありませんから、必要か不必要かを見分けるのは重要な判断です。

文章を書くのはトレーニング

人に伝えるためには整理が必要です。ぐちゃぐちゃと情報を丸投げしていても相手には伝わりません。このトレーニングとして「人に伝える前提」の文章を書くのは本当におすすめです。

このブログは人に伝えることを目指して書いています。この習慣があったからこそ小学生に縄跳びを教えるのも苦なくできるし、自分の中でフワフワしていた指導理論をまとめることができました。

つまり文章を書くことで、思考力や頭の整理のトレーニングになるんですよね。

筋トレは初めの頃こそ成果が見えにくくシンドいです。でも一定以上続ければ成長を楽しめるようになります。文章トレーニングも同じこと。ブログなんかは「伝える文章」をトレーニングするのにぴったりですよ!