なわとびパフォーマーの仕事論

無料でやってよ?!プロが仕事をタダで頼まれた時に考えたい「対価」について

こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

パフォーマーをしてると「今度、うちでもパフォーマンス見せてよ!」とよく言われます。もちろん多くの場合は社交辞令なんですが、ときには本気で「パフォーマンスやってね!(もち無料でね)」というお願いをされることも。

パフォーマーに限らず、他にもフリーランスとして仕事をしている人なら一度は経験しているのではないでしょうか。それも、人間関係的に下手に扱えないというプレッシャー付きで。

今回はプロとしてやってる仕事を無料でお願いされた時に、考えたいことをまとめてみます。

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無料でも仕事を受けるかどうか?

よく「プロに無料で仕事をお願いするのはけしからん!!!断って当然だ!!!」という意見があります。縄のまっちゃんもこの意見には賛成で、本来ならプロである以上は仕事として対価を貰うべきなんです。

でも「本来なら」というのが難しいところ。

べつに見ず知らずの他人だったら丁重にお断りするだけで良いです。でもこの手の話はお世話になった人の紹介や、身近な人間関係の人だったり・・・どうしても断れないケースもあるはず。

このとき初めて、本当にどうするか?で悩むのではなうでしょうか。そして、それは、あなた自身の「価値観」を見つめるときなのです。

プロだって無料で仕事を引き受けて良い?

本来なら仕事に対価を貰うのがプロですよね。この「本来なら」をどう考えるかが大切なんですよ。

例えば「やりたいこと」と合致することであれば、無償であっても協力する人が多い。いわゆるボランティアはやりたいを実現するコトそのものが対価になっているので、金銭的な報酬がなくても気持ちよく働けるのです。

同じことがプロの仕事にもいえる。

仮に無償であっても、あなた自身が気持ちよく働けるのであれば問題ありません。縄のまっちゃんも週末の公園や仲間の集まる場所では積極的に縄跳びを教えます。べつに金銭的な対価がなくても、この場で仲間と一緒に楽しめるという対価があるから何も気にならない。

このように、あなたの価値観と照らし合わせてOKなら、それでいいと思うのです。

本意でない無料にはどうするか

相手の仕事をリスペクトできない人はヤバイ

ただ・・・なかには本意ではない無料の仕事もありますよね。

この場合は出来る限り断る方が良いですね。お互いにとって良くない影響があるからです。

仕事とはお互いの尊敬の上に成り立つモノだと考えています。どちらかが一方的に搾取する状況は、後になって必ず「しこり」を残してしまうのです。

いずれ仕事以前に人芸関係が崩壊してしまいます。プロの仕事をリスペクトできない人は、相手をリスペクトしていないとの同じこと。このような人から周囲はそっと距離を取っていくモノです。

やべーなと思ったら、あなたもそっと距離を取るのが身のためです。

ちょっとだけ「お礼」が一番マズイ

もう一つあるのが「ちょっとだけお返し」をするパターン。完全無料ではないけど、交通費程度の謝礼を渡してきたりご飯をご馳走して誤魔化そうとする人。

これが一番ヤバイですよ。無料ではないから良いでしょ?と勝手に納得してる人は、プロの仕事の価値を勝手に決めて搾取してる事に気づいていません。

無料にするなら完全にゼロの方がまだマシ。中途半端な謝礼を渡す人ほど意図的にコントロールしようとしてる分、悪質です。

いずれにしても、あなたが気持ちよく引き受けられるケース以外は断るほうがお互いのためなのです。

無料を押し付ける人に対抗する一手

無料で仕事をお願いされたら多くのケースで断らなければいけません。しかも身近な人からのお願いだとしたら・・・ホントに心苦しいです。だからこそプロには無料で仕事をお願いしてはいけないんですよ。

ただ無料でお願いされる側のプロも、ちょっと視点を変えて賢く対応するのはどうでしょうか?仕事をする対価を金銭以外で獲得するのです。

たとえば、

  • 仕事中をメディア露出するように相手に手配してもらう
  • 作品を一定期間展示して即売できるようにする
  • 制作権限をすべてもらって自由にやらせてもらう
  • 実験データとしてアンケートをさせてもらう

などなど、意外と仕事と対価を交換する方法はあるものです

もちろん金銭的な対価も生きていくには必要です。ただ、無料だからと言って反射的に断るのではなく「なにか活用できないか?」と柔軟に考えるのも悪くないと思うのです。