こんにちは。縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。
2003年に初めて小学校に訪問して以来、かれこれ縄跳びを教え続けて15年が経ちました。小学生に教えた期間がコレだけ長いので、どんなポイントが教えるのに難しいのか?が分かってくるんですよね。
正直、ノウハウや知識を身につけるのは簡単です。
でも知識が多い=良い先生とは限りません。むしろ教科書通りの指導しかできない知識だけの先生なんて、子どもにとっては苦痛でしかないですよ。
いい先生かどうかを見分けるには、実はたった一つのポイントを見ればスグ分かるんです。
[toc]子どもに話を聞かせる、が一番難しい
いい先生かどうかを見分けるポイントは「子どもが真剣に説明を聞いてるかどうか?」です。さらに低学年や幼稚園・保育園の子どもにが集中させられたら、その先生はマジでいい先生ですね。
子どもの集中力はあっという間に移っていきます。子どもと話していると分かると思いますが、興味のないものだと集中して聞くことなんて、まず無理なんですよね。
だかこそ指導の技量が試されるんです。
たとえば、
- 興味を惹きつける話し方
- 聞く姿勢に持っていくプログラム組み
- 理解できる言葉で分かりやすい説明
- 説明中の子どもの様子
…etc
子どもが真剣に説明を聞いてくれる姿勢を作り上げるのは、並大抵なことではありません。
小さな子どもに」聞く姿勢」を求めてはいけない
よく「先生の話を聞きなさい!!」と大声で怒鳴ってる先生がいますよね。たしかに小学校高学年や中学生なら話は違います。彼らは聞く姿勢を作れるだけ成長してますから。
でも、同じように小さな子どもに叱っているようだと、指導力がなくてすいません!と宣言してるのと同じです。
指導のための知識がどうこうじゃない。そもそも子ども達が学ぶ状況へプログラムを組み立てられていなんですから。教え方がどうこう以前の話なんです。
ただこれって、相当の経験値が必要な「本当の指導力」なんですよね。
先生は常にアタマがフル回転
プログラムを組み立て、子どもの様子を見て、その場面に最も適した説明をする・・・いい先生はこれを、授業やレッスン中に瞬時に判断して次々と組み立てているんです。
自分はレッスンや授業の「計画書」を一時期から作らなくなりました。だって作っても意味ないんですから。
小学校2年生を対象にした授業であっても、10人に教えるのと80人に教えるのでは違います。技術レベルも集団の雰囲気も、ひいては地域や校風、リアクションの善し悪しなどが全部違うんですから。計画をするなんてのが、そもそも不可能なんです。
だからこそ、常にアタマはフル回転ですよ。
次の教材はどうするか、次の言葉は何を選ぶか。いい先生はこうした「次どうする?」を何百回と繰り返しながら、子どもと対峙してるんですよ。
指導力=「判断力xアドリブ力」
「教える」に同じことは二度とありません。常に違う状況で判断を繰り返し、アドリブでプログラムを組み上げていく力が求められます。
つまり「指導力=判断力xアドリブ力」なんです。
自分はなわとび教室もパフォーマンスの一部だと考えています。子ども達を惹き付けながら、楽しさや上達のコツを伝える。表現方法は違いますけど演技をしてるのと考え方は一緒なんですよね。
もしいい先生かどうか?が気にになったら、レッスンや授業で説明をしてる間の子どもの様子を見てみてください。
もし子どもに怒鳴りながら説明を聞かせてる先生だったら、、、ヤバイかもしれません。