新年あけましておめでとうございます。
2017年も縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)をよろしくお願いします。
シルクドソレイユの契約終了で帰国してから、そろそろ1年が経とうとしています。帰国後は猛ダッシュで駆け抜けました。2016年は縄のまっちゃんのキャリアにとって最も激動の一年になること間違いありません。
言葉を選ばなければ、2016年はリストラされて仕事を失った次の一年目のスタートダッシュだったわけです。
シルク・ド・ソレイユという大企業から放出され、どうのように生存戦略を立てて2016年を生き抜いてきたか。個人的ニュースを交えながら振り返りたいと思います。
[toc]シルクドソレイユの契約終了と帰国
なにで稼ぐか、どこで稼ぐか
契約終了(=リストラ)を言い渡されたときに最初に考えるのはコレですよね。やべー、来年からどうやって生活していこう・・・。この不安を緊張感は自分も同じでした。
お金を得ていかなければ生きていけません。養う家族もいる身としては最重要項目です。
ではどうやって稼ぐのか。会社員として何かの企業に就職する?アルバイトする??それとも・・・なわとび1本で????
本気で悩みました。大袈裟な実績があるとはいえ裸一貫からの再スタート。シルク・ド・ソレイユという大企業に守られていた5年半から突然投げ出されるんですからね。
くわえて頭を常によぎるのは「経験」と「年齢」です。就職するにも30歳は経験なしで入るのってどうなの?と思って、第二新卒ナビに登録したり。
そもそも就職するだけの市場価値があるの?と不安になってMIIDAS(ミーダス)で自分の価値試算もしました。英語が喋れることと海外勤務経験ありでしたが、一般的な職業経験は皆無だったので500万ちょっとでしたけどね。
胃が痛くなるぐらい考え抜いた結果、就職をやめて縄跳び1本で生きていく決断をしました。
死ぬ気で営業活動
縄跳び1本で生きてく決断をしてからは背水の陣です。
ホントに、やれることを手当たり次第やってみました。パッと挙げても、
- 過去の訪問小学校に営業メールを送信
- 公式HPの作成
- ブログから問い合わせが来るようなシステム構築
- ソロアクト5分を創作
- 30分営業用パフォーマンス創作
- 広報用のチラシ作成
- 過去の人脈に帰国挨拶メールを送信しまくる
- オンラインサロン「縄友の会」をオープン
- 個人レッスンを引き受ける
- noteでなわとびカードの販売
- パフォーマー仲間に仕事を振ってもらうお願い
- 友人から紹介されたイベント会社に連絡
- パフォーマー派遣会社に登録しまくる
・・・etc
このぐらいで止めておきますが、ここに書ききれないぐらい色んな事をやりましたよ。もう本当に死ぬ気で。いや、死なないために。
ブログが人生の歯車を大きく動かしてくれた
はじめてのブログ広告でスポンサー
ひたすら営業活動をするなか、もともと記事を書くのが好きだったこと、逆上がりの記事がバズってから本気で運営していたこともありずーっとアンテナを張っていました。
この頃にブログで「純広告」の存在を知ったんです。これはブログの一部スペースを有料で販売し、バナー広告を掲載するという契約。このブログもそれなりにアクセスが増えていたので、うちでも純広告ができないかとスポンサー募集をはじめました。
すると記事掲載してすぐ、本物の食材とサービスを集めて提供されている宮城県の企業「株式会社RETENTION」様から広告掲載のオファーがありました。
RENTENTION様に務めてる方が、逆上がりの記事を読んでくださったことをキッカケに自分のブログの読者になってくれていたとのこと。その後、スポンサー募集の記事を見てスグに連絡を回してくださったんです。
そのままトントン拍子で話は進み、ブログのデスクトップ右上の広告を年間契約していただけることになりました。
またRETENTION様の仲介で宮城県の成田小学校への訪問も実現し、はじめてブログとリアルが結びついた瞬間でした。
プロブロガー、ヨスさんとの運命的な出会い
ブログを本気で運営してる中、他のブロガーさんとも交流したいなぁとアンテナを張っていました。それが思いがけないキッカケで、100万PVを誇るお化けブログ「ヨッセンス」を運営するヨスさんを知り合うことができたんです。ホント、ヨスさんとの出会いは人生で大きなターニングポイントの始まりでした。
いま思えば、あの当時は本当にアンテナを張りまくっていたんですよね。生存本能とでも言うんですかね。なんとかしなきゃ!!!という緊張感と不安感があったからこそ、あらゆることに躊躇してるヒマがなかったんです。
香川県ブログ合宿での松本さんとの出会い
そして2016年で一番インパクトのある出会いがありました。かの有名なノマド的節約術の管理人「松本さん」と香川県ブロガー合宿で出会いました。
もちろん一方的には松本さんのことを知っていましたが、まさかこんな形で直接お会いできるとは…。
そして帰り道、2016年にパフォーマー&ブロガー界隈で大きな話題になった「年間スポンサー」のお話を貰えたんです。
もうね、この出会いが縄跳びパフォーマー人生を大きく転換してくれました。上の記事にも書いてありますが、小学校の訪問には財政的な事情で実現が叶わない事もあるんです。
松本さんにスポンサードを頂いたことで、こうした学校へも予算範囲内で訪問できる。しかも話題のインパクトで依頼数はググッと増えました。
パフォーマー界隈、縄跳び業界でもこの話題は一気に広がって、会う人会う人に「ブロガーがスポンサーってどういうこと!?」と聞かれまくってました。
松本さんにはブログのスマホ用サイトにも広告を出していただいており、本当に感謝感謝です。いまこうして小学生の前で縄跳びが出来るのも、松本さんのおかげと言っても過言じゃありません。
TEAM パフォーマンスラボで仲間と出会う
帰国直後、古くからの縄友達の「ダブルダッチスクールクローバー」のごうくんに「まっちゃんのと連絡取りたいっていうイベント会社があるよ!」と連絡をもらいました。
名古屋でイベントの仕事をするためにも、色んな人と知り合っておきたいなぁぐらいの感じで扉を叩きに行きましたが・・・この出会いも今後の人生を大きく左右する出会いでした。
TEAMパフォーマンスラボはサーカスショーを始めクラウンやジャグリングなどのパフォーマンス作品を提供しているイベント会社です。
シルクドソレイユ出演中からクラウンに興味があったこと、そして自分の経験がもっとも活かせそうだなと直感して、すぐにラボメンバーとしていろんな現場にお手伝いに行くように。
時間を過ごすうちに、ラボの人達と仲良くなっていったんですよね。なによりここで色々学びながら、経験と知識を提供したいと思えたんです。
今はラボの仕事として「芸術鑑賞教室」や「イベント出演」をさせてもらっています。これはソックリそのまま、シルクドソレイユで培ってきたコトが活かせる環境なのです。
人と出会い、人に助けられ
大企業から放り出され、一度は途方に暮れました。
でもいつでも手を差し伸べてくれたのは「人」でした。2016年はたくさんの「人」に助けられ、支えられながら歩み出せた1年になりました。
おかげさまで収入面では生活の不安がない程度まで持ち直すことができ、これからがワクワクする仲間・友達に囲まれて過ごすことができました。
一番しんどい時に助けてくれた人を忘れてはいけないと言います。2016年に出会い、手を差し伸べてくれた人々のことを、自分は一生忘れません。