こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
パフォーマーに「いずれ仕事ができなくなる」という覚悟があります。年齢と怪我には勝てませんからね。技も体力も、時間の経過とともに衰えていきますし怪我も増える。
でもこれパフォーマーだけに限ったことじゃないと思うんです。変化が早い世の中、いつまでも同じ能力が使えるとは限りません。
あなたの能力や技能は、いつまで使えるでしょうか?
期限付きが宿命のパフォーマーはよく「生涯賃金」の考え方をします。稼げる期間が限られてるからこそ真剣に考えるのです。
でもこの考え方、これからの時代決して他人事じゃないですよ。
[toc]いつ稼ぐかを考える
パフォーマーが稼げるのは「演技ができる期間」です。
では演技ができる期間は何年間あるでしょうか。たとえば20歳でデビューして40歳までパフォーマーといて頑張ったとします。通算で20年間。身体を酷使するジャンルであれば、40歳まで頑張れれば御の字でしょう。
では20年間で稼げる金額はいくらなのか。日本人の平均生涯年収を見ると、
たとえば大卒の人が金額を20年間で稼ぐとなると、
2億5000万 ÷ 20 = 1250万(104万)
2億0000万 ÷ 20 = 1000万(83万)
これだけ稼ぐ必要があります。(カッコ内は月収)これだけ稼がないと動けなくなった時にヤバイんですよ。
あなたの年収相場はどのぐらい?
では、本当に年収でこんな金額を稼げるのでしょうか?参考までにMIIDAS(ミーダス)というページで無料で年収相場を調べてみました。
30歳男性、大学院中退あたりの情報を入力して出た結果がこちらです。
想像通り半額以下ですよね。そもそも1250万円も貰うなんて総人口の数パーセントです。
こうやってみると、20年しか働けない計算で生涯賃金を考えるのは・・・かなり難しいですよね。でもこれが現実。パフォーマーはこの事実を噛み締めながら、今日もステージに立ってるんです。
でも他人事じゃありませんよ?
突然、来年から仕事が無いと言い渡されたら…あなたはどうしますか?
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年収も長いスパンで計算
名のある大企業が倒産する時代です。いつまでも同じ年収が貰えてる保障なんて、どこにもありません。
では今どれだけ稼ぐ必要があるか。あと何年は同じ仕事ができそうなのか。じゃ具体的にその期間でいくらを稼ぐ必要があるのか。生涯賃金の考え方で逆算するんです。
年間でいくら稼ぐ必要があるかが分かれば、月収の目安が付きます。さらに仕事ができる日数・回数で割っていけば、一回の仕事でどのぐらいの報酬を貰う必要があるかがわかりますよね。
▶年収1250万円が必要
=>月収だと平均104万になる
=>毎月20日働く計算
=>1日あたり5.2万を稼ぐ仕事が必要!!
こう考えると安売りはできないですよね。
パッと見て「高いかなぁ…」と感じる金額も、長いスパンで計算すると答えが変わってくるのです。
おわりに
値段に絶対の基準はありません。買ってくれる人がいればそれが価値になる。これは他の技能・能力でも同じことです。
スマホのアプリが作れる技能、子どもに縄跳びを教える知識、最適な物件をお客さんに提案する能力。いずれも明確な基準があるわけじゃありません。あくまで雇用主が取り決めてる「販売価値」で引き受けてるだけなんです。
安売りで仕事がある錯覚してるの、ほんとにヤバイですよ。