日記

仏生山温泉には人々が求める「何か」があるので、香川に行く全員にオススメしたい。

こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

アメリカ生活の時は毎日がシャワーの生活でした。浴槽もあったんですけど、いわゆるユニットバス。お湯を張ってもすぐに冷めてしまうし、浅い…。

この反動からか日本に一時帰国する時は、狂ったように銭湯や温泉に行ってました。世田谷区の祖師谷大蔵にある黒い温泉とか大好きです。

先日、かがわ・山なみ芸術祭で縄跳びを使って絵を描くワークショップをしました。その後、実は「仏生山温泉」に行ってちゃっかり疲れを癒してきました。

仏生山温泉の基礎情報

この日は山なみ芸術祭の拠点で偶然一緒にいたアーティストと車で行きました。「綾川町」からだと車で約30分ぐらいですかね。夕方に行ったので、少し道が暗い感じでした。

【営業時間】
平日11:00〜24:00
土日祝 9:00〜24:00
最終受付23:00
定休日毎月第4火曜日

【入浴料金】
大人 600円(中学生以上)
子供 300円(3歳以上)

【アクセス】
コトデン仏生山駅から東へ徒歩12分
高松西インターから車で15分
高松中央インターから車で15分

公式HP http://busshozan.com/

設備

温泉内は、とにかくオシャレなんですよ。ほら、ぱっと見た感じ温泉施設には見えませんよね?

浴室も他の温泉とはひと味違いました。中央部分の中庭に露天風呂があるんです。中庭の周囲をぐるりと湯船が連なっているんですが、廊下には休憩用のベンチなんかが置いてあります。

仏生山温泉の定休日は、毎月第4火曜日となっています。今月は祝日(秋分の日)ですので、定休日は翌日の24日水曜日となります。お間違えのないよう、どうぞ、よろしくおねがいします。

仏生山温泉さんの投稿2014年9月22日

他には「食堂」「休憩スペース」「読書スペース?!」があります。

仏生山温泉がスゴイところ

温泉施設には見えないオシャレな外観にはちゃんと理由があります。それは「芸術の力をつかて町を盛り上げよう!」という目的があるからなんです。

建築家「岡昇平さん」がデザイン

仏生山温泉を設計されたのは、地元仏生山出身の「岡昇平さん」という方。この方は温泉のオーナでもあって、ここを拠点に町を旅館に見たてて盛り上げようというプロジェクトを進められています。

設計事務所岡昇平 | 香川県高松市仏生山

colocal.jp

qonversations.net

いかに魅力を提供するか

仏生山温泉を経営される岡昇平さんは「芸術の力でいかに魅力や価値あるものを提供できるか?」を常に考えてると言います。

仏生山温泉には多くの客様が通って来てくれている。

一体なぜ?

それは、そこに人々が求める『何か』があるからです。

「その『何か』を汲み取る努力を怠らず、
常に人々を満足させる価値を提供できるよう努める。

これからの社会で公衆浴場が残っていくには、
それしかないんですよね」

出典:読書ができる銭湯!? 現代型の銭湯のあり方に挑む『仏生山温泉』(後編)

岡さんの言葉通り、施設内にはくつろぐ人が沢山いました。居心地がイイことは、次のリピートに繋がります。また、あの心地居場所に行きたくなるんです。これこそが「必要とされる場所」である証拠ではないでしょうか。

ご飯が美味しいだけじゃない…!?

夕飯時だったので、アーティストのみんなと一緒に仏生山温泉の食堂でカレーを食べてきました。

これも美味しかったんです。が、あるアーティストの一人が「メニューには無いですけど、卵かけごはんってできませんか?」とお店の人に無茶振り…。

まぁ確かに温泉卵はありましたけどね。お店の人も困った感じで裏へ相談に行ってしまいました。

が!!!まさかの「卵かけごはんOKです」の回答!!!

いや確かにできるとは思うんですけど、そこまで無理を聞いてくれるとは・・・その場にいた全員がビックリでした。というか、便乗して自分も注文しちゃいました。

ホント、お店の方には申し訳なかったんですけど、こうしてちょっとした気遣いをしてくれるのってスゴイことだと思うのです。だってマニュアルが絶対だったら、ご飯の大盛りすらできませんからね。ましてやメニューにない料理を即興で出してくれるなんてありえません。

この気遣いこそが、仏生山温泉の居心地の良さを物語っていると思うのです。

まとめ

ふと考えてみると、自分も温泉は大好きですけど「温泉施設全般」が好きになることは少ないです。近所にあったから、通り道にあったから。このぐらいの理由でしか選んでいませんでした。

しかし仏生山温泉は「あの場所にもう一度行きたい」と思わせる力があります。遠いとか近いとかじゃない。あの空間、あの居心地の良さが、再び訪れたいという思いにさせるのです。

高松築港駅から「ことでん」で30分。

もし香川県に訪れたいことがあるなら、足を伸ばすだけの価値がある場所です。