こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
帰国後、ほとんどノンストップで動きまくっております。既に小学校も5箇所に訪問し、初上陸県が2つも増えました。
2016年の都内一発目は「八王子市立横山第二小学校」に訪問。全校パフォーマンスとなわとび教室を実施しました。
校長先生がとてお気さくな方で、ついついお話をしてしまう魅力的な方。また一人跳びだけでなく、ダブルダッチにも興味がお有りとのこと。ここ数年で一気にダブルダッチの需要も増えてるんだなぁと実感します。
そんな横山第二小学校ですが、子ども達への縄跳び教室中にあることに気付きました。たった45分の間に何人もの子どもの縄跳びが切れていくんです。
まさかとは思いましたが、はやり冬場に縄跳びをする以上は寒さを考慮して選ぶ必要があるんですよね。
ビニールロープは寒さに弱い
八王子はちょうど雪が降った直後。さすがに結構な寒さでした。
寒くなると準備運動が入念に必要なんですけど、身体の方はちゃんと動かせば温まります。でも寒さが大敵なのは身体だけじゃありません。商売道具の「ロープ」が寒さに弱いんですよ。
自分が使用しているのは「ビニール製」のロープです。どうしても素材の特性上、気温変化で硬さが変化するんです。お察しの通り、寒くなると硬さが増します。
こうなると、寒さに特化した対策と技術的なフォローが必要になるんです。
ロープの癖を技術でカバーする
(※)イメージ写真
硬さが増すとロープに変な癖が付きやすくなります。硬くなったビニールの癖は、簡単には取れません。暖房器具やお湯で温めれば一時的に戻りますが、室温が低い状態ではスグに元通りに…。よって演技中もクネクネした状態で跳ぶことがほとんどなんです。
以前も縄跳びの保存方法で縛るのはNG!!と紹介しました。なぜならクネクネした状態で跳ぶのって、すごく失敗しやすいんです。
▶「縄跳びは結んで保管しましょう!」←あ、それオススメしません。
小学校まで真っ直ぐな状態で持っていくことはできません。縛らないにしても、多少の癖はどうしても付いてしまいます。なので癖をカバーする別の技術が必要になるのです。
これを上達途中の子ども達に求めるのはキツイなぁ。。。
硬いロープは切れやすい!!
さらに困ったことに、硬いロープが切れやすくなるんですよ。
硬くなれば切れない?と思われがちですが、硬いものは一定以上の衝撃があると壊れやすい。ロープの場合も暖かくて柔らかい状態のほうが切れにくくて、多少引っ張ってもぶつけても問題ありません。
しかし硬いロープは床との接触の衝撃で簡単に切れてしまいます。より正確に言えば折れてしまうんです。
よってできるだけ地面には接触ないようにコントロールして、しかも癖で失敗しないように細心の注意を払って跳ぶ必要があります。
寒い場所で縄跳びをするのって、実は想像以上に難易度が高いんですよ。
アシックスのトビナワは考えられてる
これらは自分が使用する「パフォーマンス用」のロープだけに起こる現象ではありません。小学校で縄跳び教室でもビシバシ切れます。ビニール製のロープなら条件は同じなんですよね。
この点、アシックスのロープはとても考えられています。寒さや湿度でロープの硬さが変化せず、常に一定の柔らかさで跳ぶことができる。環境に左右されにくいロープ素材を採用している強みと言えます。
▶アシックス(asics) クイックフリップトビナワ ブルー 91-120
100円ロープは「持ち手」の部分も簡単に割れてしまいます。おなじく寒さで硬くなり、強度が落ちているからでしょう。
日本は冬場に縄跳びをします。これは伝統的に続いており、今後も変わりません。寒さや環境変化に強いロープを選ぶのも上達には必要なことです。
横山第二小学校を訪問して
授業中に子どもの縄跳びが切れてしまうハプニングはありましたが、横山第二小学校のみなさんは寒さを吹き飛ばすぐらい元気いっぱいでした。パフォーマンス中に音が聞こえないほど盛り上がったのにはビックリしました(笑)
▶八王子市立横山第二小学校
▶当日の様子が学校の記事になっています!
子どもの中には、この日に初めて二重跳びができたり、三重跳びができた!!なんて高学年の強者もいました。彼らの中で何かが動き、自分の訪問を通じて縄跳びや運動に興味を持ってくれたら嬉しいです。