こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
初めてガレッジセールを経験しました。
アメリカでは結構頻繁にやってるんですよね。うちはコミュニティ内の家なので規則がありますが、探せば毎週どこかしら近所でやってます。
自分達もガレッジセールに「買い物」に行ったことはあります。まぁ使い古した残念なモノも多いですが…。
でも実際に売る方になると、準備やら接客やらで「買い手」には見えない大変なことがたくさん。
そこで今回は「ガレッジセールやってみたいなぁ…」と考えている人向けに、注意点と魅力をまとめておきます。
1.準備が大変!
ガレッジセールは朝が早いです。ほとんどの場合は週末の午前中で、うちのコミュニティ「土曜日朝8時〜12時」でした。
つまり前日からの準備が必須なんですよね。荷物が多い人は数日がかりで準備が必要になるかも。
まずは出品する商品の選定です。うちは引越しセールも兼ねていたのでビシバシ売りましたが、どれを売るか?の選別は意外と時間が掛かるモノ。
また選別したあとは「いくらで売るか?」を決めなければいけません。元値が50ドルで買ったドライヤーは、果たしていくらで売れるのか…実は値付けがスゴイ時間がかかるポイントだったりします。
2.値段の設定は少し高め?
ガレッジセールに買いに来る人は、ほぼ100%が値切り交渉をしてきます。
うちも殆どの商品を根切して売りました。なので裏を返して「少し高め」に値段設定しておくほうがいいかも。ただ、あまり高すぎると手に取った段階でNGを出されてしまうが難しいところ。少し高いなぁ…ぐらいの値付けが理想です。
値付のコツとしては「抱き合わせ」「個数売」がオススメ。
洋服屋おもちゃは「3つで5ドル」や「コレとコレで1ドル」のように、複数を抱き合わせて売ると買ってもらいやすいんです。あとはお客さんの選んだ商品を複数合わせて◯◯ドルと値切るのも好感です。
ただしいずれも値切られる前提。なのでちょっと高めに設定して、値切られてトントンかな?ぐらいにしておくと良いでしょう。
3.売る人を選んでも良い
これは大切です。誰に売るか?はあなたが選んで良いんです。
ガレッジセールには色んな人が来ます。なかには横流しして利鞘を得ようとする業者らしきトラックも…。なのでここはワガママになっていい。
中には愛着ある商品もありますよね。なのに執拗に値切ってきたり買い叩いたり…たとえお客さんとはいえ、売りたくない人は断っていいんです。
反対に、人を見て値段を自由に設定する裁量があります。この人は!と思えば、気分次第で大胆な値引きもOK。
ガレッジセールで儲けることはできません。あなたの持ち物を譲りたい人を選べばいいのです。
4.お釣りの準備
買い物に来る人は現金が基本です。事前に十分なお釣りを準備しておきましょう。
経験的に売れる商品の多くが10ドル前後。なので1ドル札は何枚あっても良いでしょう。
アメリカ生活をしてるとカード支払いに慣れてしまうモノ。我が家も少し前から意識的に現金を使って、1ドル札、5ドル札を仕入れる努力をしました。
5.万引きと誤魔化しに注意!
悲しいことに、ガレッジセールでは万引きや誤魔化しが起こることも。
接客をする人数は限られています。このスキを狙い、一気にお客さんが入ったタイミングで商品を盗んでいく人もいます。
また商品を買ったと見せかけ、見えない場所に商品を隠して盗んでいくケースも。うちでも袋入りの商品にバックを隠して誤魔化そうとした客がいました。妻がバッチリ見ていて難を逃れましたが、お客さんが多いタイミングは特に注意は必要です。
6.接客の楽しみがある
ガレッジセールではお客さんと会話するのが基本です。
たとえば我が家は日本の商品をたくさん出品しました。説明も日本語だけ。すると「コレは何?」という所から会話に発展します。
アメリカ人は会話が好きです。日本の商品について丁寧に説明をすると、値切りせず快く買ってくれる人が多いんですよ。
売りたい人というのは、こうしたコミュニケーションでも分かるもの。ガメつく値切ってくる人は「高い!値切れ!」ばかりでコミュニケーションになりませんからね。
7.思い出の整理になる
アメリカに来て6年で、随分と荷物も増えました。ガレッジセールは出品するものを選定してると、懐かしいモノが色々出てくるんですよね。
たとえばこのIKEAの椅子。
これは自分がオーランドに来て初めて購入した家具です。かれこれ6年間、ずーっと一緒に生活してきました。
椅子の上で本を読んだなぁ、ある時はパテオにいたなぁ、今は子どもが登って大変だなぁ…。
出品するモノを眺め、当時を思い出して余韻に浸る。これもまたガレッジセールで荷物の整理をしたからこそ、だと思います。
まぁ結局、この椅子は売るときに自分がやらかして・・・ありえない激安で叩き売りしてしまいました。
おわりに
いかがでしたか?
ガレッジセールは思ったより沢山のお客さんが来ます。中には変なお客さんもいますが、ほとんどがコミュニケーションを楽しみに来ている人です。
使用済みの商品なので、ここで儲けを出すことは出来ません。でも自分が長年使ってきた「モノ」を通じ、コミュニケーションや思い出に浸る機会になります。
お客様は神様じゃありません。繰り返しますが、あなたが譲りたい!と思う人に売ればいいんです。
この記事が初めて「ガレッジセール」をやろうと考えている人の参考になれば幸いです。