こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
もっと縄跳びが仕事になる事例を作りたい。いまはパフォーマー、コーチぐらいしか選択肢がないけど、まだまだ開拓の余地があるんだよね。縄跳びってマイナースポーツだけど、知名度で言えば超ド級のメジャー種目だからさ。それこそ専属縄跳びで生活できる仕事を創れる余地は確実にある。
— 粕尾将一 (@macchan8130) 2015, 11月 5
帰国後にやりたいコトが湧き出まくってます。その中でも結構本気で考えてるのが「パフォーマンスチーム」のプロデュースなんですよね。
前にアメリカのAll Star Teamの取り組みについての記事を書きました。
All Star Teamは全米各地でパフォーマンス、講習会、イベント出演を行います。その全てをUSA Jump Ropeがマネジメントし、演技構成や講習方法を伝えていく。
このシステム自体も画期的なんですが、さらに「一定の生活保障」が加われば、駆け出しパフォーマー雇用の新たなプラットフォームになると思うのです。
縄跳びの雇用は「自力」のみ
いまの日本で縄跳びだけで食べていくには、大きく分けて「フリーランス」か「教室運営」の二択です。
これらは相当なガッツと決心が必要です。なので競技でトップに上り詰めても、90%以上の人が就職します。いつもこれがモドカシクて、何とかならないかなぁという気持ちになるんですよね。
もちろん人それぞれの選択なので文句はありません。でも本気で競技を頑張った人が「一本」で食べていける環境なりルートなりがあれば、もっと別の発展があると思うんです。
これは他のパフォーマー業界でも似た状況だと思います。そこで考えたのが「パフォーマンスチーム」のプロデュースでした。
パフォーマーにとっての最初のステップになりたい
パフォーマーと言っても、実はいろんな仕事があります。
演技自体はもちろん、営業力、マネタイズ、マネジメント、そしてプロデュース。言うなればタレント事務所の業務を一人でやっているようなモノなんです。
なので現実には「営業力」や「マネタイズ」が上手な人が残りやすく、パフォーマンスが評価されている人でも残れないというジレンマがあったり。
このジレンマの一部が集団だと解決できるんです。「分業」ができるからです。
営業で仕事を取ってきて、マネジメントが調整し、本チャンの演技は振付家とパフォーマーでつくり上げる。こうしたプロデュースの枠組みをパフォーマーに提供して、一定以上のクオリティと情熱ある新人をドンドン雇用していきます。
また将来的に枠組みを離れて独立するのもあり。内部で培ったノウハウを活かしてまた別の団体を作るのもあり。
こうしたパフォーマーにとっての最初のステップとなる場所が、日本には圧倒的に不足してるんです。
おわりに
日本人パフォーマーは世界的に評価を受けている人が大勢います。今後もたくさんの新人が育ち、世界を驚かせてくれることでしょう。
しかし未来の素晴らしい才能も、環境がなければ多くが埋もれていってしまう。これは大きな機会損失です。
近い将来、マンガやアニメのように「パフォーマンス」を日本の文化として発信できるようになったらオモシロイ。
日本人パフォーマーには、その素質が十分にあると思うのです。