なわとびパフォーマーの仕事論

好きを仕事にした戦略:こうして私は縄跳びで生計を立てた

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photo by Nanagyei

過去に「縄跳びで生きていきたい!!」という人から相談を受けたことがあります。

縄跳びで生活すると言っても、ぶっちゃけ世間のほとんどの人にはイメージが付かないと思います。でも現実に自分は、一時期縄跳びだけで生活をしていました。金額は出せませんが、大卒初任給+αぐらいは稼いでいました。

縄跳びなんかで生活できるの?と不思議に思われる方も多いと思います。そこで今回は実際にどうやって生計を立てたかの一部を紹介したいと思います。全ての人が同じ方法で生計が立てられるとは思いませんが、興味のある人はぜひ参考にしてください。

仕事は「出張指導」「パフォーマンス」「なわとび教室」

縄跳びの仕事は大きく分けて3つの種類があります。

【出張指導】:小学校等に訪問してワークショップを行う
【パフォーマンス】:縄跳びパフォーマンスを行う
【なわとび教室】:縄跳びを専門で教える習い事

(※)現在も日本に数か所しかないので、まだまだ世間には馴染のない習い事かもしれません。

出張指導とパフォーマンスは一緒にやることも多く仕事形態が似ていました。ただなわとび教室はまた違った形式で、プロセスも異なってきます。なので今回は前者の「出張指導」「パフォーマンス」に焦点を当てたいと思います。

どうやって仕事を貰ったか?

ではまず、そもそもどのように仕事を貰うか?
答えは月並みですがホームページと口コミです。

まずは自分自身の情報を発信する手段を手に入れましょう。手軽なところではFacebookページ、ブログ、気持ちのある人はHPを創っても良いと思います。縄跳びの仕事は全て受注で始まります。相手がこちらを知る手掛かりが無ければ何も始まりません。ちなみに学生だから、高校生だから、と気後れする必要はありません。自分の縄跳び初仕事は高校2年生の冬でしたので。

発信するだけでなく自分からプッシュする姿勢も大切。「出演できるイベントはないか?」「何か仕事になるイベントはないか?」と年中周囲の情報にアンテナを伸ばします。たとえば地域のお祭りや学童クラブの出張指導も立派な仕事になります。

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さてここまでで何とか仕事がもらえたとしましょう。しかし1度きりの仕事では生活は出来ませんよね。仕事を広げていく必要があるのです。ここで非常に重要なのが「口コミ」なんです。

たとえば小学校の場合、地域内の先生方は横のつながりが強く情報が流れやすい。すると口コミから別の仕事に繋がる可能性があるのです。自分の場合は「中野区」「杉並区」の小学校はほぼ制覇しました。ちなみにテレビ等のメディアも同様に口コミの力が働くため、世界チャンピオンやギネス記録などで一度注目を集めればグルリと番組を一周することができます。

またこれは縄跳び飯だけでなく他のフリーランスの職業にも当てはまると思いますが、相手の期待を沿うよう頑張って仕事をする、それが次の仕事につながります。「隣町で面白い縄跳びパフォーマンスをしたらしい!うちでも呼んでみようかな?」という至ってシンプルな構図がここにあるのです。

今はSNSの広がりでより口コミの力が大きくなっていると思います。ただそれはもろ刃の剣で、良くない噂も一気に広まってしまう。信頼関係で生まれる仕事ゆえに、口コミの力を甘く見ることはできません。

まとめ

日本を離れる直前の2009年は年間100超の場所で出張指導・パフォーマンスを行いました。収入の計算はご想像にお任せしますが、十分に1人暮らしで生活ができるレベルでした。また学業と両立をしていたので、縄跳び一本に本業を絞ればもっと収入を伸ばすことができたはず。

今回の事例はやや古い縄のまっちゃんの事例でしたが、いまならもっと参入戦略が立てやすいはず。ぜひあなたも一緒に「縄跳び飯」を目指してみませんか?