状況が一気に変化した。
このギリギリで、半分は自爆のどんでん返し。
オーディションに向けた練習を続け3ヶ月。
師匠のBaltoに諭されてオーディションを諦め、次のチャンスまで頑張ろうと決心した。
Baltoとのセッションは月に1度に減らし、自主練習の日々を送っている。
そんなある日、ディレクターと雑談の仲で今回のオーディションを受けないことを話していた。
すると、どうやら自分はシステム的な勘違いをしていたらしい、と気付いた。
まず、公開オーディションを自分が受けることは出来ない。
なぜなら既にShowに出演しているからだ。
公開オーディションはあくまで外部の才能をスカウトする場なので、
内部の人間は邪魔になる。
だが、そこはちゃんと内部でのオーディションの場も用意されていて、
それは公開オーディションと別日で同時開催されるのだという。
そこではどの種類のアクトでも受け入れてくれて、クラウニングもキャラクターもOKだ。
加えて、
自分が受けるべき、進みたい道につながるオーディションの種類が実は違っていた。
ずーっとクラウニングだと思っていたんだけど、実は、
「フィジカルアクター」
ってのが正しい。
クラウニングってのはあくまで「クラウン」というサーカス芸で、
フィジカルアクターってのは「身体表現全般」をあらわす。
ここには自分のやりたい「キャラクター」とか、「役者」「コメディアン」なんかも含まれる。
まぁどれもこれも境界線があいまいだったりするんだけどね。
(→ダンスは身体表現だ!とかね・・・)
ってことで、
9月の公開オーディションは、そもそも受けられなかった。
けど、同時開催される内部オーディションを受けられることになった。
これはお願いすれば誰でも受けられるんだってさ。
なんだこれ。。。
ちなみに、
いくら誰でも受けられるといっても、キチンと見せられるものを準備する必要がある。
自分が受ける「フィジカルアクター」の場合、
3分程度の短いソロ作品を創作して、実際にキャスティングの前で見せることになる。
あぁ・・・色々と時間がない(汗
とにかくこの2ヶ月で特訓してきたこと。
見てもらえるだけでも光栄と思って、
作品を創作する。
これに関してはBalto、そしてディレクターも協力してくれることになった。
ディレクターは以前のキャバレーでもすっごいお世話になってるし、
コメディへの造詣が深いから、すげー心強い。
パっと見はただの陽気なオジサンなんだけどね・・・。(失礼っ!)
師匠、そして上司、
色んな人に助けてもらえて、本当に感謝感謝。
紆余曲折あったけど、
キャスティングに演技を見てもらえることになって嬉しい。
さて、また練習に行こう!!