オーディションを受ける決心をして、1ヶ月。
師匠のBaltoとのセッションも3回目を迎えた。
セッションは楽しい。
学ぶことが多いのは何でも好きだから。
Baltoとの会話の全てから発見があるような気がする。
でも、
現実はそう甘くないわけで。
Baltoに面と向かって、
「正直、まだまだ、道のりは遠い」
「このままじゃオーディションを受けられるかも不安」
「まずはキャラクターを発掘するのが優先」
ってなことを毎回言われてる。
キャラクターってのは「その人らしさ」ってことなんだけど、
どうしても初心者の自分は「三文芝居」になってしまう。
その場しのぎで取り繕って、不自然or無理のあることをしちゃう。
素の自分をさらけ出す、なんて言うほど簡単じゃないんだ。自分の素だと思ってた部分が実は作られた「模造品」だったりして、誰かのキャラ真似とか、無意識に付けてる仮面だったり。それは会社内での役割の顔だったり、プライベートの顔だったりするんだけど、本人も気付かないうちに切り替えてて、気付かないで生活してる。
ってか日常生活において、気付く必要は皆無なんだけどね。
逆説的だけど、
「本当の自分のキャラクターを知るのは、本人が一番難しい」
らしいよ。
きっと、今まで調子に乗ってたんだなぁ。。。
小手先の「ネタ」とか、ちょっとした「笑いのツボ」を突っついたり、
友人同士は笑ってくれるよね。
日本で小学生も笑ってくれた。
素人が何となく取ってる笑い。
これも時には必要なセンスだったりするらしいけど、
今は反対にこの「小手先」が邪魔をしてる。
本当の自分ってのがドンドン埋没して行って、どこに居るか分からない。
10回しかないセッション。
3回を過ぎてこの状況。
たかが3ヶ月弱でオーディションに突っ込むこと自体、
そもそも無謀なんだって、ようやく気付いたよ・・・。
でもまだ時間はある。諦めたくない。
せめてオーディションを受けられるように、
残りの1ヶ月半を全力で頑張ろう。