先日のShowで、Claireがキャラクターデビューをした。
元オリンピック選手の彼女、北京五輪にもトランポリン代表として出演していた。
競技出身の人がこうしてキャラクターとしてステージに立つのを見ると、応援したい気持ちと同時に、自分は何やってるんだろう?って悔しい思いに駆られる。
そこで縄のまっちゃんも負けじと、
キャラクターに向けての次のステップを踏み出すことにした。
Actors / Clowns: Auditions in Orlando, USA – September 2013
このオーディションは「クラウン」「アクター」向けのもの。つまり自分の目指すキャラクターの選抜という意味でもある。世界中の書類選考を通過した候補者がオーランド、La Noubaシアターに集結してオーディションを受けるのだ。
縄のまっちゃんも一般の候補者と同じ手順を辿る。
出演しているとか関係ない。
ゼロから同じ位置からスタートする。
まずは書類選考用の演技を作る。
プロフィールはもうLa Noubaに来るときに出してるヤツで。
演技の映像も撮影しなきゃ。
もちろんLa Noubaの中でバックアップになる夢、まだ捨ててないよ?
でもね・・・。
これは愚痴になっちゃうけど、
自分がLes Consを出来る可能性ってそう高くない、って気付いちゃったんだよ。諦めたくはない。でも正直いって厳しい条件。
まず自分がLes Consをやったら、誰がSkipping Ropesやるの?って話。nasaのソロになる?これは負担が大きすぎる。アクトの形も変化しちゃうし。
そしてLes Consってアクロバットできるけど、自分が出来るのは縄跳びだけ。長期プランでトランポリンで宙返りの練習を続けてきたけど、今回の怪我の一件で停滞。あまり大きな声じゃ言えないけど、半月板の怪我は少なからずトランポリン練習の影響もあったはず。半年ちょっと練習して、先の道のりがあまりに果てしないって痛感できたのは、ある意味で収穫だったかも。
この二つはディレクターからも面と向かって言われた事実。
事実は事実として受け入れなきゃならない。
今回のオーディションは公募のオーディションだから、つまりは全てマッサラな状態でチャレンジできる。Skipping のアクトがどうだとか、アクロバットが出来ないからどうだとか、関係ない。
やるか、やらないか、だけ。
想いとしては、La Noubaのキャラクターである「Les Cons」になりたいってずっと思ってる。今でもこの想いは変わらない。でも何もせず手招いているだけじゃ、前回の内部オーディションからずーっと進歩がないような気がして。何か出来ることがしたかった。
オーディションの話を聞いたとき、「今」やれることを見つけた感じがしたんだよね。
La Noubaでクラウンをしている、師匠のBalto。
オーディションに向けて稽古をつけてもらうため、スグにお願いに走った。
彼は笑顔で快諾してくれて、やる気があるなら一緒に手伝おうって。
けど次の瞬間ボソッと、
「一般向けのワークショップでは、皆に興味を持ってもらうために柔らかく指摘する」
「けどShoichiがオーディションを目指すんなら、本気で『善し悪し』を言うから覚悟しておけよ」
低い声で、真剣な目をしながら言っていた。
こえぇぇ・・・(汗
いやでも、
ここまで来たら頑張ろう。せっかく1歩目を踏み出したんだから。
まずはオーディションが受けられるように!!