なわとびパフォーマーの仕事論

コピペとネットに負けない「価値」を生み出すヒント

こんにちは!なわとびパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

世間では好きなことを仕事にする方法がたくさん出回っていますね。縄のまっちゃんも縄跳びを仕事にしているので、好きな事を仕事にしてる人間の1人です。

でも好きな事を仕事にしたいと思った時、まずぶち当たるのが「どうやってお金をもらうか?」です。どれだけ好きな事があっても、お金を頂くシステムにする(=収益化)ができなければ仕事にすることはできません。

お金を頂くシステムを創る時に大切なのが「価値」を創ること。でもこれ、難しく考えてる人がけっこう多い気がするんです。

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あなたはどの「水」を買うか?

思考実験です。たとえば同じ500mlのペットボトルの水が違う環境・状況で売ってるとしましょう。

  1. 無料ドリンクバーのとなり
  2. 朝の通勤ラッシュの駅コンビニ
  3. 砂漠

この3つの状況で水が売っていたら、あなたはどれだと水がほしいですか?

無料のドリンクバーがあるとなりで有料の水が売っていても、わざわざお金を出して買いませんよね。でも朝の駅コンビニならどうでしょうか?100円、150円なら欲しい人が買うんじゃないでしょうか?

これがもし灼熱の砂漠だったら・・・1000円でも2000円欲しいですよね。

つまり「特定の状況で人が欲しがるものを提供する」のが価値を創るということなのです。

専門性が高い人は、初心者に教えたがらない?

考えれば単純なことです。

でも実際にはそう簡単なことじゃありません。とくに専門特化しているほど、欲しがる人が減っていくんです。

どんなジャンルでもプロや玄人の方が母数が減っていき、支払う単価が上がっていきます。反対に初心者・アマチュアほど母数が多い分、支払う単価が少なくなる傾向があります。

たとえば二重跳びを教えてほしい人は多いけど、4重とびの連続を教えて欲しい人は少ない。こんなところですね。問題なのはあなた自身が専門性が高いほど、高度な内容を教えたくなってしまうこと。

さらにいえばアマチュアや初心者を相手にしたくない・・・という隠れた欲求が顔を覗かせることです。

野球やサッカーのようにもともとの母数が多ければ、高度な内容を教えてほしい人も多いでしょう。

でも・・・あなたの専門はどうですか?

専門性をどう変化させるか?が価値を生む

きっとあなたは、好きなことに並々ならぬ愛情と熱量を注いできたことでしょう。反面で生ぬるい練習や初心者を、少しだけ下に見ていませんか?

好きを仕事にするとは、ある程度の人数のお客様に必要とされるのは何か?を真剣に考え続けることです。

あなたの情熱も愛情もわかりますが、それだけでは仕事には出来ません。

超絶な技、パフォーマンス、芸術がそれだけで価値あるのはわかります。でも、ビジネスとして価値を創るにはもう一手間が必要なんです。

コピペと動画に負けないビジネスのヒント

どれだけ素晴らしい演技でも、どれだけ素晴らしいノウハウでも、ササッと調べればYouTubeとネット記事で見つけられてしまう時代です。

本物に触れてほしい、ライブを見に来てほしい、と声を上げるのも大切ですが時代の流れはそうじゃない。手軽にどこでも本物に触れられると錯覚する人が増えるのは、ある程度逆らえない流れなんじゃないかなと思うんですよ。

じゃ、専門性を活かしてどうやって仕事をしていくか。人にお金を頂くのか。

ヒントになるのは「会いたい人になること」なのではと考えています。

世界一流の演技を見たいだけ、ならYouTubeで事足りてしまいます。しかし「あなた」という人に合いたいなら、YouTubeじゃ物足りない。実際に目の前で息をしている、生身のあなたに会いたい人が増えること。

これからの時代、好きを仕事にするためには「専門性を変化させて価値を創ること」「会いたい人になること」の2つが鍵になるのではないでしょうか。