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  • 「一芸を極める人」と「一芸で甘んずる」人の決定的な違い

    「一芸を極める人」と「一芸で甘んずる」人の決定的な違い

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    あなたは、なにか一つのコトに奥深く極めていますか?
    もしくはこれから極めいようとしていますか?

    昔の人は「多芸は無芸」といって、多くの芸や学問に通じている人は奥深く極められないと言っています。

    多芸は無芸
    【意味】多芸は無芸とは、多くの芸や学問に通じている人は、一つのことを奥深くきわめることをしないから中途半端で、結局は無芸にも等しいということ。

    出典:多芸は無芸 – 故事ことわざ辞典

    でも、一つのコトを極めている人ほど沢山の事に手を出してる印象があります。それこそ「多芸」なんじゃないかと。

    今回はそんな「多芸」に見える人の特徴と、一芸を極めたと思い込んでいる人が陥りやすい問題点を紹介します。

    認められた「一芸」は言い訳になりやすい

    「一芸」というと伝統芸能を思い浮かべやすいですが、他にもいろんな一芸があります。勉強や運動、芸術以外の分野であっても「一つに秀でる」のが「一芸に秀でること」なのです。

    ただこうした「一芸」を手にしたと実感した時ほど注意が必要です。なぜなら、認められた分だけ安心しやすいんです。

    有名コンクールで優勝するとか、有名な雑誌に取り上げられるとか、世界大会で優勝するとか…「一芸」を手にしたと実感した瞬間から、この安心は生まれます。安心した瞬間、人は守りに入ります。これまでの一芸(=実績)を利用して、なんとかしていこう。この思考に入ると危険です。

    実績はいずれ過去になります。いつまでも過去の実績にすがって生きていく事はできません。

    実績は目印でしかない

    自分は「一芸」には終わりがないと考えています。柔道や剣道のように、「道」として長い期間をかけて見出していくものだと思うのです。

    ところが上記に挙げた「実績」はあくまで結果にすぎません。実績を手にしたからといって、一芸を極めたとは言えないのです。

    というより、これらは捉える軸が違う。「一芸に秀でる」という過程の中に、目印やターニングポイントとして現れるのが「実績」です。この意味で一芸を極めるコトには終わりが無いのです。

    一芸に秀でた人が多芸に見えるワケ

    しかし中には、一芸に秀でた上で別分野に挑戦するケースもありますよね。たとえばシルクドソレイユのアーティストにも、ダンサー出身でエアリアルアクトの練習を重ねてデビューする人が大勢います。

    では彼らは「多芸」なのでしょうか。もしそうなら、世界の舞台に立つことは叶わなかったでしょう。彼らは「多芸」とは違う身体感覚や運動経験というベースがある。だから、別分野に挑戦してもしっかりと身に付けることが出来るのです。

    ベースがなくても「そこそこ」までは上達できるでしょう。しかしステージに立つのは難しい。

    一芸に秀でた人はベースの背景に「普遍的なノウハウ」を持っているんです。だから他の分野に挑戦しても、無意識のうちに「ノウハウ」を活用して上達していく。

    ゆえに傍から見て多芸に見えても、きちんと成果を出せているのです。

    拡げるたくなるか、すがるか

    また逆説的ですが、一芸を極めようという人は「一芸」にさほどこだわりません。次々に新しい可能性を見つけたがっている。ゆえに、どこか一度習得した技術には興味がないように見えるのです。

    ただし、あくまでベースの「一芸」からはブレません。

    その上で他分野の要素を取り入れるなど興味を広げていく。たとえば伝統的な津軽三味線と洋楽を融合させた「上妻宏光」さん。彼は圧倒的な津軽三味線の技術をベースに、他分野の音楽との融合で成功しました。

    上妻宏光
    幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝を重ね、純邦楽界で高い評価を受ける。
    ジャズやロック等ジャンルを超えたセッションで注目を集め、2001 年にEMI ミュージックジャパンより『AGATSUMA』にてメジャーデビュー。

    上妻宏光 三味線プレイヤー Hiromitsu Agatsuma Official Website

    上妻さんは、すでに純邦楽界で高い評価を受けています。それでもあえて、新しい可能性を求めジャンルを超える挑戦をした。同じことが、四代目市川猿之助さんがスーパー歌舞伎Ⅱでチャレンジする「ワンピース歌舞伎」にも言えます。

    一芸をベースにし意欲的に挑戦し続けるか。はたまた一芸を極めたと思い込んで「すがる」か。ここに一芸を極めるか、甘んずるかの違いがあると思います。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/7941044@N06/11570015894
    photo by jenny downing

    以前にシルクドソレイユのオーディションを取り上げたテレビ番組を観ました。ここでのキャスティングの言葉が印象に残っています。

    「私達が見ているのは1に技術、2に技術、3に技術よ」
    「好奇心、個性、キャラクター…これらはその次で十分なの」

    体操競技やトランポリンの基礎技術があれば、そのあとはいくらでも練習できる。しかしこの「ベース」がなければ何も発展がない。

    一芸を極める人とは、もはや一芸に拘る必要すらない人、なのかもしれません。

  • イベント・スクール「告知記事」を広く読んでもらうブログの書き方

    イベント・スクール「告知記事」を広く読んでもらうブログの書き方

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    自分はパフォーマーがブログを書くのをオススメしていません。

    ファン交流ならソーシャルネットワークの方がリアルタイムにできます。ブログを何ヶ月も放置してるのは、むしろイメージダウンにすらなると思うからです。

    ■参考記事:パフォーマーがブログをやめた方がいい理由 – なわとび1本で何でもできるのだ

    それでもガッツのある人は、なんとかしてブログを続けようとします。嫌らしいですが、やめろ!と言われても続けるぐらいの人じゃないと、ブログは向いてないと思うのです。

    ただ、パフォーマーやアスリートのブログは、ほとんどが日常ネタか告知記事ですよね。でもイベントの日時と場所を掲載するだけ人集めはできません。それはテレビでレギュラー持ってるとか、誰もが知ってる競技の代表選手とか、ごく限られた超有名人だけです。

    今回はそんな「ガッツのある人」向けに、自分が告知記事を書くときに注意しているポイントを紹介します。

    1.誰に向けて書くかを明確に

    まず、あなたが書く記事は誰をターゲットにしていますか?これが決まれば記事の半分が完成です。

    え?できるだけ多くの人?残念ながら世界中のどこを探しても「多くの人」なんて人は存在しません。

    たとえば「子供向けサッカーの大会」の告知をするとします。この時ターゲットにするのは誰でしょうか。それは、あなたが告知記事を読んで欲しい人であると同時に、行動を起こしてほしい人を指しているのです。

    よって厳密にいうと「出場チーム募集」か「観覧者募集」か「スポンサー募集」かなどによって、すべて記事の内容が変わってくるんです。

    ◯出場チーム募集の場合
    大会に参加するメリット、どんな選手が集まっているか、大会実施詳細

    ◯観覧者募集の場合
    試合を見に来ることのメリット、大会の目玉はなにか、チケット料金はいくらか

    ◯スポンサー募集
    大会にお金を出すメリット、過去の実績、他のスポンサーはどこか

    伝えたい相手を決めれば、自ずと入れるべき内容が定まってきます。「出場チーム」を募集しているのに「チケット料金の安さ」を推しても、あまり意味は無いのです。

    「楽しい・新しい」には注意

    ターゲットが決まれば、次は文章を書き始めます。ここで自分が注意しているのが言葉の選び方。とくに「楽しい・新しい」の二つには注意です。

    たとえば「新しいスポーツを体験しましょう!」とか「やってみれば楽しさが分かります!」という文章。実はコレ、中身がスカスカなんですよ。

    ◯新しいスポーツです!!
    →じゃ貴重な時間を割いてまで足を運ぶ理由は?

    ◯楽しいイベントです!!
    →で、具体的に何が楽しいのさ…。

    告知記事にはここまで突っ込んだ情報を入れたい。たとえばダブルダッチスクールの例だと、

    ダブルダッチは「入る」も「回す」も難しい。
    でもそのぶん、仲間と初めて成功した感動は忘れません。
    あなたは二本ロープで、誰と絆を繋ぎますか?

    仲間が待ってます!スクール体験会はこちら!!
    (※)サンプルです

    ちなみにこれは「やりたい人本人」をターゲットにしてます。子供向けスクールの場合は「親を動かすフレーズ」が必要ですので、またちょっと変わってきます。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/81685271@N00/12181669905
    photo by Fujoshi

    ブログ記事を読んでもらうのは簡単じゃありません。どれほどあなたが時間を掛けた所で、思ったほど記事は読んでもらえないモノです。

    しかし文章を書くのは慣れていきます。回数を重ねれば筋肉がつくように、文章を書く「カン」が磨かれていくのです。

    ブログの基本は「レビュー」だと言った人がいました。人に何かを「おすすめする気持ち」を持って書き続けることが、告知記事を読んでもらうコツだと思うのです。

  • 縄跳び選手は姿勢が悪い:キレイな姿勢で跳ぶ5つのメリット

    縄跳び選手は姿勢が悪い:キレイな姿勢で跳ぶ5つのメリット

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    縄跳び選手はほとんどが姿勢が悪いんですよね。

    とくに単縄の人はヒドくて、猫背、内股、両肩をすぼめて俯きがち…。なぜなら、この姿勢が一番跳びやすくてロープに引っかかりにくいんですよね。

    この姿勢で失敗は減るかもしれません。ただし姿勢が悪いとデメリットがあります。そこで今回は姿勢が悪いデメリットを紹介したいと思います。

    1.猫背は腰痛の原因

    縄跳び選手は本当に腰痛持ちが多いです。その原因の一つが「猫背」です。

    ■参考記事:猫背だけじゃない!いつまでも腰痛が治らない「悪い姿勢」5つ | It Mama

    この姿勢だと腕が交差しやすい。しかも失敗を避けるために足元を見たくなるので、猫背+うつむきが加わります。

    この姿勢でジャンプと着地を繰り返すと「腰痛」や「首」の痛みに繋がります。

    背骨はもともと「S字」に曲がっていて、衝撃をうまく吸収するシステムになっています。でもこれが歪むと衝撃を吸収できません。その負担が筋肉と腰に蓄積し、首の痛みや腰痛を引き起こします。

    とくに腰痛はすべての運動に支障をきたします。重症だと縄跳びどころじゃありません。

    はじめのうちは「猫背」や「うつむきながら」で跳ぶのもある程度しかたないでしょう。しかしある程度で「姿勢」を考えはじめましょう。長い目で傷害予防になり、選手寿命を伸ばすことができます。

    2.内股は膝を痛めやすい

    縄跳び選手は男女関係なく内股の人が多い。自分も競技現役の時は内股でした。

    これは「つま先」を内側に入れた状態が、ミスをしない最も好ましい状態だからと考えています。きっと無意識に内股になっていくんですよ。是非一度、つま先を開いて跳んでみてください。すげー難しいですから。

    ところが内股は膝を負傷しやすい「Knee in toe out」になりがち。

    Knee inというのは膝が内側に入った状態。いわゆる内股の状態です。そしてToe(つま先)outとはつま先だけが外側を向いていること。つまり膝に対して、捻れる力がかかった状態を指しています。

    縄跳び選手はこの怪我をしやすいんです。内股だけならまだしも、ジャンプの着地に失敗し突発的に「つま先」が外側に向けば…Knee in Toe outが起こり怪我のリスクが上がります。最近はアクロバットをする選手も増えたので、着地で膝を痛めるリスクがより高いんです。

    内股は意識で治すことができます。ラヌーバにバックアップできてくれた「Adrienn」も、現役時代はもの凄い内股で危険な跳び方をしていました。

    ■参考動画:Adrienn 2006年FISAC世界大会 in Toronto

    両足を揃えて跳ぶ、膝をまっすぐ曲げる意識を入れる。こうした小さな意識を積み重ねが、1年単位の膝の負傷を予防してくれます。

    3.俯きがちは印象が悪い

    姿勢が悪いリスクは怪我だけじゃありません。下を向いた演技は印象が悪いんです。

    とくに縄跳びパフォーマンスをする人は、うつむいていたら観客が見えませんよね。パフォーマンスの臨場感は、どれだけ観客と目が合うかにかかっています。ずーっと足元を見つめていたら、いつまでも「技を跳んだだだけ」の演技で終わってしまいます。

    競技でも印象で点数が変化します。これは下を向いて跳ぶより、正面を向いて跳ぶほうが難しいから、という理由もあるのではないでしょうか。

    事実、正面を向いて跳ぶのは難しい。少し目線を上げただけで簡単に失敗します。でも逆に言えば、この状態を克服すれば一歩上のレベルに進むことができるのです。

    4.技の精度が低くなる

    下を向いて跳ぶと目線が安定します。またロープが通過するタイミングを測れるので、総じてミスをしにくくなるんです。

    たしかに自分も「つま先を見る」と教えます。でもこれは初心者向けの教え方。つま先を見て跳ぶのは一番簡単なんです。なので競技選手やパフォーマーの人は、はやく卒業しましょう。

    目線が定まらなければ身体が安定しません。よって前を向いた瞬間、どこに目線を固めるかを即座に見つける必要があります。

    さらにロープの通過は「感覚だけ」で察知する必要があります。腕の交差の位置も見えません。ロープのタイミングも測れません。たとえるなら目隠しをして縄跳びをしている状態です。

    これれら克服すれば「動き」の完成度が一気に高まり、本質的にミスを減らすことができます。

    5.バランス感覚が鈍くなる

    人は目線を固定しないとバランスが取れません。それは目をつぶって連続ジャンプをしてるのと同じ状態だからです。

    これまで足元で目線を固定していた人が、いきなり正面を向くと目線を固定できずにバランスが取れません。ジャンプが前後左右にぶれてしまいます。

    ここで必要なのは「目線の固定先」を探す能力。正面を向いて跳ぶと、身体が移動しても次々に目線の固定先を見つける能力が養われるのです。

    演技中のバランスは失敗に深く関係します。左右のバランスが乱れれば、腕の位置がズレてミスを招きます。ジャンプの位置が前後にずれれば、ロープとのタイミングがズレてミスを招きます。

    あまり意識されませんが、バランスの乱れが原因のミスは結構多いのです。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/34745138@N00/4338318506
    photo by kaibara87

    競技の特性上、縄跳び選手の姿勢が悪いのはある程度仕方ありません。

    しかしそのまま放置しているのはオススメしません。1年以上縄跳びを続けてきた人は、そろそろ次のレベルに進んでください。「猫背」「うつむき」「内股」で跳んでいるうちは、いつまでも初心者を抜けだせません。

    近年の世界大会の上位選手は、どんどん姿勢の悪い選手が少なくなっています。これは「姿勢の悪さ」=「技術の低さ」を意味しているから。

    姿勢で怪我を予防し技術を追いつけさせた選手。こうした選手が、世界でもトップに上っていくのだと思います。

  • あなたを苦しめる「もったいない病」の正体

    あなたを苦しめる「もったいない病」の正体

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    「もったいない」は日本独特の言い回しだそうです。

    この表現には「自然」「物」に対する敬意、さらに3R(Reduce、Reuse、Recycle)を一言で表す言葉であるとして、やノーベル平和賞を受賞した「ワンガリ・マータイ氏」が世界に「MOTTAINAI」として発信しました。

    もったいない

    もったいない(勿体無い)とは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している、日本語の単語である。
    もったいない – Wikipedia

    ワンガリ・マータイ氏
    ワンガリ・マータイは、ケニア出身の環境保護活動家である。環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞した人物でもある(2004年)。
    ワンガリ・マータイさんとMOTTAINAIキャンペーンのあゆみ|MOTTAINAI もったいない モッタイナイ

    では、あなたは実際にどのような場面で「もったいない」を感じますか?

    時間を無駄にした、
    チャンスを逃した、
    せっかく貰えるなら全部欲しい、

    でも気を付けないと、こうした「もったいない」があなたを苦しめるんです。

    何がもったいない?

    はじめに紹介したワンガリ・マータイ氏のいう「MOTTAINAI」は「物の価値を十分に生かしきれておらず無駄になっている状態」や、そのような状態にしてしまう行為を戒める意味で使われます。ここから転じて命や地球資源への尊敬へと繋がると考えられているのです。

    では先ほど挙げた方の「もったいない」はどうでしょうか。こちらは「機会の損失」に対して使われてるんですよ。

    たとえば、隣町のスーパーで卵の割引があったとしましょう。もちろん近所のスーパーでも同じものは買えます。でも、なぜか隣町の卵を買いに行かないと損をした気がしますよね。そして「(卵の差額分が)もったいない」と感じるのです。

    さらに突き詰めると、ここで感じる「もったいない」は「隣町の卵が安く買える機会」に対して感じているんですよ。10円、20円といった値段は関係ありません。安く買える機会を得るか失うか。ここでは二択しかないのです。

    全ての機会を得るのは不可能

    もちろん、実際に隣町の卵を買いに行く程度なら全然問題はありません。しかし機会を得るコトに対して「もったいない」が加速すると苦しくなっていきます。

    当然ながら全ての「得する機会」を獲得はできません。こっちを取れば、あっちは取れない。ところが「もったいない」が加速すると、あっちが取れないのは「もったいない」と考えるようになってしまう。できるだけ多くのお得な機会が欲しい、取り逃すのはもったいない…。

    ここまで来ると苦しい。

    全ての機会を得ることが目的になり、時間や労力を割くコトも厭わなくなります。忙しくても、疲れていても、移動に時間がかかっても、機会を得るのが再優先になってしまうのです。

    本当に「もったいない」のは何か

    http://www.flickr.com/photos/56743832@N04/8746205863
    photo by “Stròlic Furlàn” – Davide Gabino

    この状態は、いわば「もったいない病」です。

    たしかに誰しも「得したい」「損をしたくない」という思いはあります。でも全てを手に入れれば損をしないとは限りません。時間、労力、気持ちの余裕を失うコトが見えていないんです。

    疲弊を重ねてでも「得」な機会を追いかけ回すコトを、本当にあなたは求めているでしょうか。

    本当にもったいないのは、「もったいない病」に取り憑かれて失った「心の平静」だと思うのです。

  • 世界的なダブルダッチ・縄跳びにおける、極端なアクロバット偏重を止めたい

    世界的なダブルダッチ・縄跳びにおける、極端なアクロバット偏重を止めたい

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    今年もWorld Jump Rope2015がParisで開催されましたね。Double Dutch Contest World 2015の同時開催もあり、日本から多くのダブルダッチャーが参加したことと思います。

    今回は、その中でどうしても触れておきたい動画を紹介します。

    <#WJR2015# HOT DOG USA Posted by Christophe Crisprod on 2015年7月24日
    単縄の個人フリースタイル、アクロバットが得意な選手の演技です。最初の一発目で「後方二回宙返り」をしています。みなさんはこの動画を見て、どのような印象を持つでしょうか? 正直この話題を出すのに躊躇しています。でも今声を上げないと、もっとヤバくなる。だからこそハッキリと言います。「一部の極端なアクロバット偏重は禁止するべき」と思うのです。

    問題点1:危険性

    これまでも、縄跳び・ダブルダッチの歴史でアクロバットのレベルは飛躍的に上がってきました。日本のダブルダッチ。そしてアメリカの単縄。この両方が新たな技を開発し、世界を牽引してきたのです。 自分はアクロバットのレベルが上がるのに異論はありません。ですが、その危険性を十分に踏まえた上で取り組んで欲しい。 華麗なアクロバットで有名な「男子新体操」では、ジュニアは前方宙返りからダイレクトに前転に入る「前宙転」は禁止技になっています。またフィギュアスケートでは縦回転の技が全面禁止です。 これらは危険性を踏まえた上で、競技規則に反映されたものです。 いまの縄跳び・ダブルダッチ界で、アクロバットに厳しいのは日本だけ。自分は、このまま行くと縄跳び・ダブルダッチが「危険なスポーツ」への階段を駆け上がっていくのでは?という危機感を覚えています。 2010年、日本のダブルダッチ界を揺るがした事故がありましたね。この教訓を踏まえ、日本では「危険なアクロバット」に対して厳しい姿勢を取るようになりました。 ■関連記事:嬉しい出会い!|CAPLIORE Official blog しかし世界はまだ追いついてません。むしろ日本のハイレベルなアクロバットを見て、無茶な技を真似してくる選手が出てくることが予想されます。 誰かが止めなければ暴走します。

    問題点2:パフォーマンス性の低下

    危険なのはもちろん、未熟なアクロバットは見た目に美しくないんです。 World Jump Rope 2014がフロリダ開催だったので、会場まで観戦に行きました。 トップ選手は綺麗かつハイレベルなアクロバットをしています。でも未熟なレベルで無理矢理にやってる選手も少なくない。ゆえに演技中にアクロバットで失敗し、途中棄権する選手もいました。 残念ながら、アクロバットのパフォーマンス性は自己満足の域を出ない選手が多かった。一緒に見に行ったシルクの同僚も「(悪い意味で)これが世界大会なの?」と顔を曇らせる始末。 十分なトレーニングを積み、安全かつ美しいアクロバットは人々を魅了します。それこそNick Wodard選手ぐらいのレベルなら誰しもが認めることでしょう。しかし一方でアクロバットは諸刃の剣。半端な熟練度や失敗は、パフォーマンス性を急激に失わせます。 ■関連動画:World Jump Rope 2013 in UCF orlando [Nick Woodard] - YouTube たしかに空中で回転するあの感覚は、すっげー快感なんですよね。しかも観客が盛り上がる。一度やると病み付きになる気持ちも十分に理解できるんです。かくいう自分もロン宙で落ちて頭蓋骨にヒビが入ったり、脳震盪を起こしたり、前宙の着地でミスって前十字靭帯断裂したり、アクロバットで怪我をいくつも経験しています。 ただ、縄跳びも中途半端、アクロバットも未熟な演技。これではパフォーマンス性が下がるのも無理はありませんよね。

    これから日本が牽引したいコト

    photo by Mike Slichenmyer 世界の縄跳び・ダブルダッチ界を見渡すと、アクロバット偏重の演技が増えている印象です。なぜなら「ルール」がそうなってるからなんです。 大会で高得点を取るのにはアクロバット偏重にならざるをえない。回って跳んでナンボの試合になっているんです。この流れは縄跳び・ダブルダッチ全体に言えることです。 この点、日本はアクロバット偏重だけでない演技を創造し続けています。アクロバットをするチームも依然として多いですが、安全性や危機管理に関する意識は世界で最も進んでいると思うのです。 これら日本が持つ「アクロバットだけに頼らないスタイル」「アクロバットへの危機管理意識」を世界スタンダードにしたい。世界は、まだまだアクロバット偏重の傾向が強いんです。 これまで日本は世界を牽引する集団として、多くの技やカルチャーを世界に発信してきました。 これからはその中でも「安全性」「危機管理意識」の二つ強く発信し、世界に訴えかける存在になっていきたいです。

  • JRSFが「ダブルダッチフリースタイル」を初開催!!FISAC世界大会を目指すダッチャーは必見

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    2015年からダブルダッチの大会が一つ増えます。

    日本ロープスキッピング連盟(JRSF)が、第11回全日本ロープスキッピング選手権大会から、ダブルダッチのフリースタイル種目を実施することを発表しました。

    日本ロープスキッピング連盟(JRSF) | Japanese Rope Skipping Federation
    第11回全日本ロープスキッピング選手権大会(11JC)情報 | 日本ロープスキッピング連盟(JRSF)

    この大会で上位に残れば、世界ロープスキッピング選手権大会2016への出場権が獲得できます。

    FISAC系フリースタイルは初開催

    これまで「全日本ロープスキッピング選手権大会」のスピード種目に出場すれば、FISAC世界大会に出場できました。そして過去にはカプリオール、Cracker Jackといったチームが出場し、世界チャンピオンに輝いています。

    ■Team Japan(カナダ・トロント大会 2006年)

    ■Cracker Jack(アメリカ・タンパ大会 2012年)

    でもこれまで、ダブルダッチフリースタイルは開催されてこなかったんですよ。というのも日本は単縄とダブルダッチがそれぞれで発展してきたため、JRSFは単縄のフリースタイルをメインに行う団体だったんです。

    しかしFISAC世界大会では「単縄」も「ダブルダッチ」もすべてやるのが常識。別々にやるのは日本ぐらい。そこでFISACの方式に合わせる意味で、ダブルダッチのフリースタイル実施に踏み切りました。

    ■関連記事:ダブルダッチの人にもFISAC世界選手権をもっと知ってほしい件 – なわとび1本で何でもできるのだ

    フリースタイルは採点基準が細かい

    日本の主なダブルダッチの大会は「フュージョン」スタイルでした。しかし全日本ロープスキッピング選手権大会でやるのは「フリースタイル」なんです。

    フリースタイルには細かい採点基準があります。フュージョンにも採点基準はありますが、フリースタイルはもっと細かい。

    たとえ会場を一番盛り上げた演技でも、採点基準に則っていないと点数が出ません。この意味では、より競技志向の強いスタイルと言えます。

    フリースタイルの得点は以下の3 項目からなる。
    ● 技点(ディフィカルティ) …250 点満点(「2 技点(ディフィカルティ)」参照)
    ● 演技点(クリエイティビティ)…250 点満点(「3 演技点(クリエイティビティ)」参照)
    ● 減点(ディダクション)(「4 減点(ディダクション)」参照)

    (※)一部抜粋
    出典:全日本大会ダブルダッチルールブック

    ダブルダッチのディフィカルティ(50%)

    (E) 体操系の技(gymnastic skill)は異なる採点となる。ロンダート(round off)、前回り(front roll)、後ろ回り(back roll)はレベル2。前方転回(ハンドスプリング、Front handspring)、後方転回(バク転、Back handspring)、跳ね起き(Kip)はレベル3。空中系(前方宙返り、後方宙返りなど)はレベル4。

    (※)一部抜粋
    出典:全日本大会ダブルダッチルールブック

    新しい可能性に挑戦したいチームはぜひ!

    フリースタイルの演技は、作り方がフュージョンと全く違います。なのでフュージョンと同じイメージで望んでも思うような点数が出ないでしょう。

    一方、きちんとルールを読み研究すれば点数が出やすい。採点競技の宿命である「主観」が比較的入りにくいのもフリースタイルの特徴です。

    大会は12月12日(土)・13日(日)に「東京Bumb」で開催されます。「ダブルダッチフリースタイル」に挑戦しFISAC世界大会を目指したいチームは、ぜひ参加してみてください。

    ■JRSFのページはこちら

  • プロ意識は「リスク」を引き受けないと生まれない

    プロ意識は「リスク」を引き受けないと生まれない

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    たまにテレビで、職人気質の人がブチ切れてる映像を目にします。

    そうか、こうやって仕事では一切妥協しない人が素晴らしい仕事をするんだ!というメッセージが伝わってきます。でも実は、この人がブチ切れてる理由はもうひとつあると思うんです。

    それはリスクを引き受けているかどうか。

    プロ意識は「リスク」をどれだけ引き受けられるかで決まると考えています。

    誰が評価を受けるか

    仕事には評価が付きまといます。良い評価なら次があり、悪い評価なら次はない、実にシンプルな構造です。

    この時、その評価を誰が受けるかに大きな違いがあります。たとえば組織や会社なら、社員のミスは会社のミスとして評価をされます。その後、当人は社内でミスの責任を取って評価を受ける感じになります。

    でもこれが個人だとどうでしょうか。評価がダイレクトにぶつかってくるんですよ。

    しかもたった一度の悪い評価であろうと、次の仕事に影響がでます。業界というの案外狭いもので、悪い噂は一気に広がるんです。だからこそ評価の下がるような仕事はできない。ここに「プロ意識」が生まれると思うのです。

    最初で例に挙げた「ブチ切れてる職人」も、この事実を身に染みて分かっているのではないでしょうか。この一つに手を抜けば、次の仕事が失われる。最悪の場合廃業に追い込まれるリスクすら、彼らは負っているのです。

    ときにプロ意識は邪魔者扱いされる

    一方で、責任を別の人が取ってくれる環境だとこうはなりません。

    小さな妥協をしても仕事を失う恐れは少ない。よほど犯罪を犯したり社会的に問題がある行為をしなければ、仕事はここにある。カリカリするより目の前の仕事を効率的にこなすことの方が大切・・・

    するとまず、妥協に対して慣れ合いが始まります。さらにその慣れ合いを壊そうとする人=妥協を許したくない人材は「怒りっぽい」や「和を乱す」として腫れ物のように扱われる。こうして少しずつ、そして確実に妥協が進んでいきます。

    この状態でプロ意識を持つのは難しい。というか、なまじプロ意識を持ってたら邪魔者扱いされるのがオチです。

    組織の強みと弱み

    本来は「良い評価を受ける」=「次の仕事に繋がる」と「悪い評価を受ける」=「次の仕事が無い」が市場の原則です。しかし組織ではこの原則を個人へ届きにくくします。

    たとえ1人が低い評価でも、会社全体で評価が高ければ飲み込める。別の人材をあてがうこともできるし、評価が悪かった人を別のポジションに移動させることも可能でしょう。

    これが組織の強みです。

    ところが注意しないと、現場では「和を乱さない」「毎日の業務を効率よく」が第一目標にすり替わってしまう。ダイレクトに評価を受けないコトで、いかに市場で評価される仕事をするかではなく、たとえ妥協してもいかに目の前の仕事をこなすか、に方向が逆転してしまうのです。

    妥協を目指すチームにプロ意識は必要ありません。そして組織の意図とは裏腹に妥協の仕事が続き、ジワジワと組織全体の市場評価が下がっていくことになります。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/17012490@N00/2882541135
    photo by Tomás Fano

    お金をもらって働く以上プロ意識を持つのが良いと考えてきました。でも実は、プロ意識は意識次第で誰しもが持てるとは限らないのです。それは、市場で仕事を失うリスクへの感度の上に芽生えるモノではないでしょうか。

    プロ意識はときに組織の和を乱す邪魔者になります。

    しかしこうした状況を放置すればやがて、リスクに敏感な人は順番に組織を抜けていくことになります。

  • 組体操を運動会から無くせないのは「ネタ不足」だから。

    組体操を運動会から無くせないのは「ネタ不足」だから。

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    運動会の組体操の危険性が話題になっていますね。

    組体操は「教育」か?――学習指導要領に記載なしで事故多発 文部科学省の迅速な対応を求む
    学校はなぜ「巨大組体操」をやめられないのか | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

    そして9月27日に大阪府八尾市の中学校で行われた体育祭で、組み体操のピラミッドが崩れ、生徒6人が重軽傷を負う事故が起こってしまいました。生徒の一人は腕を骨折する重症だそうです。

    自分はここまでやる組体操には反対です。というか、やってはいけない。

    シルクドソレイユでもピラミットや人間タワーをやります。でも彼らは特別なトレーニングを積んだ人達で、しかも二人以上が乗る場合は必ず「ハーネス」を装着します。それぐらい危険性が高い。

    でもきっと先生方も危険性は認識してるはず。しかし組体操が無くならない。自分はこの原因の一つに「ネタ不足」があるのでは?と考えています。

    運動会の盛り上がり、という縛り

    運動会には盛り上がる「目玉演目」が必要です。保護者や地域の方に運動会を見に来てもらうコトを意識し、先生方も必死に考えています。その中で組体操はピッタリの「ネタ」なんですよね。

    まず組体操は身体一つで完結します。また人数の制限もありません。そして見栄えが良い。よって組体操は、運動会の目玉演目として取り入れられるのです。

    組体操と同等に盛り上がる演目って、そうそう無いんですよ。

    昔は「騎馬戦」や「棒倒し」が目玉演目でしたが、安全面の理由でほとんどの運動会から姿を消しました。どちらも「目玉になること」「身体だけでできる(特殊な道具が不要)」「人数制限がない」の三点が共通しています。

    「盛り上がる目玉演目はどうしよう?」
    「(選択肢が無いし)やっぱり組体操かな・・・。」

    こんな風に考える先生方が増えているのではないでしょうか。

    共創空間という教育的価値

    もう一つ組体操を続けている理由は「教育的価値」というやつです。組体操のように複数の人間が力を合わせる運動は「共創空間」という教育的な価値があると考えられています。

    ■参考記事:組体操の「共創空間」が生み出す教育的価値

    たしかに問題のピラミットも全員の協力がなければ完成しませんよね。完成した時の達成感、全員の一体感は素晴らしいと思います。

    しかし怪我のリスクを忘れてはいけない。「もっと高く」「もっと派手に」のような向上思考に走ると、怪我のリスクと教育的価値のバランスを見失いがちになります。

    難しい課題ほど達成感は高いでしょう。しかし課題の難しさと危険性はイコールとは限らないんです。

    新しい目玉演目は簡単に生み出せない

    問題になった10段ピラミットでは「危険」「痛み」「非日常」を克服することで団結し、共創空間を生み出しています。自分はこの方法には反対です。達成感と一体感は「危険」や「痛み」以外でも生み出せます。たとえば長縄とかシンクロとか、方法は他にもあるんです。

    でも本当の問題は学校や先生が忙しすぎて、発案している余裕が無いことだと思うのです。ここにさらに「保護者の期待」や「教員の期待」も加わります。

    盛り上がる演目が見たい。子どもたちの挑戦する(大人が美し良いと思う)姿を見たい。先生や学校への期待は担当教員のプレッシャーとなります。

    そもそも、目玉演目を見つけるのは簡単じゃありません。サーカスの人間だって日々考えて捻りだしてるんですから。だからこそ既存のネタである「組体操」に流れやすい。これはある程度仕方のないことではないでしょうか。

    ネタ提供が今後の課題

    これから大切なのは「ネタ」の発掘と提供です。盛り上がって、教育的価値(共創空間)があり、かつ子どもが安全に取り組める演目。そう簡単は見つからないと思いますが…。

    アイディアとして縄跳びの集団演技はオススメですよ。道具はロープだけですし盛り上がります。危険も少ないです。興味のある方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

    ■参考記事:運動会におすすめ!!小学生にも出来る「縄跳び集団演技」4選 – なわとび1本で何でもできるのだ

    他にも「一般体操」にはネタが豊富です。たとえば筑波大学体操部では「バランスボール」を使った演技を伝統的にやっています。下の映像はかなりのハイレベルですが、この中にも運動会で使える動きがあると思います。

    ■関連動画:gymnaestrada 2015 univ. of Tsukuba Joint – YouTube

    また日体大の集団行動も面白いと思います。ここまで緻密に合わせるのは大変だと思いますが、全員での一体感や達成感は「目玉演目」の要素として満点です。

    ■関連動画:日体大 集団行動 2013特別演技 – YouTube

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/14665421@N00/39970581
    photo by jasohill

    組体操もきちんとやれば危険じゃありません。しかしより刺激の強いモノを求められた時、他種目の選択肢が無いのは危ういです。

    単一の種目で高度化ばかりしていき「より難しく」「より派手に」へと流れて行きやすい。その結果、危険管理とのバランスが崩れ今回の事故が起きたのだと思います。

    もっと運動会で目玉になる演目を提案しましょう。ぜひ運動会で縄跳びの集団演技をしてください。

    体育関係者、体操関係者、そして集団パフォーマンス関係のみなさん。みなさんの知識と知恵が、運動会を安全なモノにしていくと思います。

  • あなたは「時間がある」という感覚にダマされる

    あなたは「時間がある」という感覚にダマされる

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    突然ですが質問です。

    あなたに自由に使える「1日」と「1時間」があったとしましょう。それぞれでどのぐらいの好きなコトができると思いますか?

    1日あれば朝から小旅行にでも行けそうですよね。近場の海や山に出かけるのもいいですねぇ。1時間だと殆ど何もできそうにありません。テレビ、読書、ドライブをする…ネットでもしてたらあっという間に過ぎてしまいます。

    ここからが本題です。その想像はどのぐらい正確ですか?

    実は多くの人が「1日にできるコト」を多く「1時間でできるコト」を少なく見誤っていると思うのです。

    時間があっても殆どできない

    自分は1日もあると、色々できるだろうと想像してしまいます。1日(=24時間)は比較的長い時間ですからね。

    ・買い物行きたい
    ・ブログを集中して更新したい
    ・海に出かけたい
    ・子どもとどこで遊びたい

    パッと思いつくだけでこんなことを想像します。でも実際に行動して達成されるのは、せいぜい1つか2つなんです。

    まず何もやることがなければ、朝ゆっくり起きたい。テレビを点けて、飽きたらネットを見て、そのうち適当なご飯を済ませて。結局、さぁ動き出すぞ〜!と思う頃にはお昼を過ぎているなんてコトも。

    猶予が無いと集中力濃度が上がる

    これが1時間だと短い。変えられない予定があればダラダラ延長もできません。

    すると集中力の濃度がグーッと上がるんですよ。なにをするかをきちんと考えていないと、1時間がスグに過ぎてしまいます。まずはこれをして、次はこれをして、こっちは時間がかかりそうだから別の時に置いておいて…。こんな風に、優先順位付けと時間を使う順序を考えるようになります。

    時間が短く猶予がないと感じると、やりくりしようと頭を使い始めます。一方で時間が長く余裕があると感じると、時間があるから大丈夫だろうと高を括ります。

    もちろん1時間では限界がありますが、集中力の濃度が薄いまま過ごした1日よりも多くのコトが達成できます。自分はこの「集中力の濃度を高めるトレーニング」が大切だと思うのです。

    時間がある、というウソ

    http://www.flickr.com/photos/30601379@N08/15439974589
    photo by Jon Hathaway

    時間があるという感覚は、簡単にあなたを騙します。時間があればたくさんのコトができそうです。でも半分は正しくありません。時間+集中力の濃度が無ければ、実際はほとんど何もできないのです。

    時間をかければいいモノができるとは限らないのと同じ。あなたがやりたい!と思うことも、きちんと集中していなければ中途半端で終わってしまいます。

    スポーツの練習、勉強、習い事・・・どれも長い時間を掛ければ上達するのではなく、集中力の濃い状態で過ごした時間が増えるから上達するのです。3時間の談笑練習より、そりゃ30分の真剣な素振りのほうが上手になります。

    時間をかけているのに上達しない、思うような成果が挙がらないという人は一度、集中力の濃度を確かめてみてください。

  • 【アメリカ情報】飲食店で使える!便利なテーブルチェックの英語表現3つ+アルファ

    【アメリカ情報】飲食店で使える!便利なテーブルチェックの英語表現3つ+アルファ

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    アメリカの飲食店には、日本で馴染のない風習やルールがあります。

    たとえばテーブルチェック。これは殆どのアメリカのレストランでは常識ですが、こちらに来たばかりの時は意味が分かりませんでした。

    今回はこうした「アメリカ独特」の飲食店でのルールや、その時に使える英語表現を紹介します。

    テーブルチェック

    これは座席で支払いを完了するシステムのコト。日本では伝票を持ってレジ前に行く、というのが普通の流れですよね?でもアメリカだと、座ったままで会計を終わらせてくれるんです。

    ◆その1:伝票が欲しい時の英語表現例
    Check please.
    Can you give me check?

    現金払いでお釣りを貰う

    テーブルチェックにもいくつかルールがあります。

    まず現金で支払う場合は、伝票とお金を一緒にサーバーに渡します。この時「お釣りを○○ドルください」と付け足しましょう。もしキッカリなら問題ありません。でもアメリカにはチップの文化があり、何も言わないと全額をチップとして持っていかれてしまうケースがあります。

    こうした誤解を防ぐためにも、事前に伝えておくのが良いでしょう。

    ◆その2:お釣りをもらう時の英語表現
    店員さん:How much change do you need?
    お釣りが欲しい時:○○dollars change, please.
    お釣りが要らない時:This is all set.

    カード払いのテクニック

    アメリカ人はカード払いを好みます。これは社会的な事情もあり、そのせいかカード払いで結構融通が利くんです。

    ◆関連記事
    【アメリカ情報】カードがないと信用もゼロ?長期滞在する駐在員日本人向けクレジットカードの作り方 – なわとび1本で何でもできるのだ

    たとえば割り勘。日本だと1円単位でやると嫌われる?らしいですが、こちらではお店側が勝手にやってくれます。しかも3枚、4枚でも対応してくれて、「○○のカードが10ドルで、それ以外は割り勘」みたいなイレギュラーな割り勘もやってくれるんです。

    あまり複雑なのは嫌がられますが、等分の割り勘ならまず問題ありません。

    その3:◆カード払いで割り勘にする英語表現

    Separate check please.
    (※)伝票にカードを複数枚置いておけば、等分してくれる。

    カードを渡した後しばらくすると、別の伝票を持って来てくれます。これはあなたのカード情報が記載された伝票で、ここにチップと合計金額、そしてあなたのサインを書きます。

    サインは、あとであなた自身が確認して「これは自分のサインです」と識別できればどんなものでも問題ありません。漢字でもひらがなでもOKです。まぁあとから確認することなんて、ほとんどありませんけどね。

    ちなみに小技として「Tip」の所に「Cash」と書くと、チップだけを現金払いにすることができます。あまり使いませんが、手持ちの1ドルを放出したい!などの事情がある場合は覚えておくと便利です。

    知ってると便利な単語と表現

    この他にもいくつか役立つ表現を紹介しておきます。

    ◆「ナイフフォーク」が欲しい
    Can you give me Silver wear?
    (※)ナフキン、フォーク、ナイフのセットをsilver wearという

    ◆残した食事を持ち帰りたい場合
    Can you give me one(two) to go Bag?
    (※)to go bagをDoggie Bagとも言います。

    ◆お皿を下げてもらうかどうか
    まだ食べている:This is still working.
    もう下げていい:This is done.

    ◆列に並んでいるかを確認する
    Are you in the Line here?

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/13329406@N00/386125324
    photo by ulterior epicure

    いかがでしたか?

    今回紹介した英語表現は、一度知ってしまえば難しいモノじゃありません。どれも簡単な単語ばかりです。しかしよく使う表現でも知らないと「うっ…」って言葉に詰まってしまいます。とくにテーブルチェックは文化的な違いもあり、自分も戸惑った経験があります。

    アメリカ旅行の際は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 二歳男児の息子がヘビーローテーション中のオススメおもちゃ3選

    二歳男児の息子がヘビーローテーション中のオススメおもちゃ3選

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    小さい子どもって、同じおもちゃを繰り返し遊ぶんですよね。

    うちの2歳の息子も、いくつかあるおもちゃの中でもお気に入りがある様子。なぜかいつも同じおもちゃを出してきてはヘビーローテーションで遊んでいます。一方で、せっかく人から貰ったのに日の目を見ないおもちゃも…。

    今回はうちの2歳児がヘビロテしているおもちゃ3選を紹介します。この年齢の幼児の心を掴むものが、これらのおもちゃにはあるのかもしれません。

    1.ストライダー

    キッズ用ランニングバイク ストライダー(ST-J4)ブルー (日本正規品)(安心の1年間保証付)

    ペダルが付いていない自転車です。足で漕いで進みます。

    はじめのうちはバランスを取るのが難しいようですが、あっという間に慣れてしまいます。アメリカの場合は外で乗る時にヘルメットが必要なので、基本は部屋の中で遊ぶ用に。パティオやリビングで楽しそうに毎日乗ってます。

    ラヌーバの影響を受けて、時々おかしなことになってますが…。
    f:id:shoichikasuo:20150925122627j:image:w400

    2.家庭用トランポリン

    Skywalker Trampolines製 ネット付きアドベンチャートランポリン(スプリング・バネ不使用)

    対象年齢に達していませんが、この子はイケると考えて買いました。想像通り、狂ったように毎日飛び跳ねています。

    ◆関連記事:おもちゃを選ぶとき「対象年齢」より大切にしたいこと – なわとび1本で何でもできるのだ

    ジャンプは「全身持久力」「空中バランス」「転んだ時の受け身」などが自然と身に付きます。とくに転んだ時の受け身は大切。いざという時に受け身ができないと思わぬ怪我になります。転ぶコトも練習の一つ。それは普段の運動経験が大きく関係するんです。

    また飛び跳ねてエネルギーを発散してくれるのも非常に助かる!!彼らのエネルギーは無尽蔵ですからね。多少でも強引に動かさないと、こっちが先にへばってしまいます。

    静かになったなぁと思うと、大体こんな感じになってますww
    f:id:shoichikasuo:20150825235004j:image:w400

    3.マグフォーマー

    マグフォーマー・レインボーセット

    これは息子が従妹の家で遊んでハマったおもちゃです。対象年齢は6歳以上なんですが、2歳でも十分に遊べています。ただし誤飲には注意してくださいね。

    しかも、なにげに大人がハマるんですよ。

    マグネットで立体を作るだけのシンプルなおもちゃですが、立体は何通りも作れる。しかもマグネットの反発したりくっ付いたりが読めないので、思うように繋がってくれないのも醍醐味の1つ。ピースを余すことなく全て使えた時の快感はたまらないですよ!!

    息子が欲しそう!という名目の元、実は自分の方が欲しかったのかもしれません。そのぐらいハマるんです。

    f:id:shoichikasuo:20150915125643j:image:w400

    おわりに

    ここで紹介したおもちゃ以外にも、いくつも家に転がっています、でも不思議と最後はこの三つに戻ってくるんです。そして毎日やっても飽きない。

    きっとそれは子どもが自ら楽しさを創っていくおもちゃだからと考えています。

    与えられる楽しさは回数を重ねると飽きてしまいます。でも「身体」や「想像力」を使う遊びは回数を重ねても飽きません。なぜなら毎回違う結果が返ってきてどうなるかが分からないから。その分、成功や達成の喜びがある。ゆえに子どもの心を掴むのだと思います。

    友人や自分の2歳の子どもへの誕生日プレゼントで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 若い人に「競争」で学んで欲しい3つのコト

    若い人に「競争」で学んで欲しい3つのコト

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    世間では「競争じゃない!」「個性の時代だ!」と叫ぶ人が大勢います。

    自分もこの意見に半分は賛成です。しかし一方で、若いうちには競争を経験して欲しい。

    といっても、すでに学生時代はいろんな競争が溢れていますけどね。受験競争、スポーツ競技、学校の成績・・・どの場所でもいいです。一度は本気で挑みかかってください。

    それも巻き込まれた感じではなく、意識的に戦いに行く競争を経験して欲しいんです。

    1.競争は正面突破だけじゃない

    人間、最初はみんなスタート地点が同じだと考えています。でも現実はどうでしょうか。本当に平等にスタートが切れるコトなんてありません。

    たとえばスポーツ。中学の部活からと大学生からとでは、キャリアに6年もの差があります。新人戦といっても、実際には「1年目」と「7年目」が激突することもあるんです。しかも人には「向き」「不向き」があります。同じ環境で練習をした所で、上達や結果に差が生まれるのは自然なこと。

    つまりいくら平等を期しても「完璧な平等で競争」というのは不可能なんです。

    だから頭を使います。戦略を考えます。あなたがダントツの天才なら良いかもしれません。でもそうじゃないなら、どうしても抜きに出る作戦が必要。正面突破では勝てない相手。ここでどうやって立ち向かうか。頭を使って考えるようになるんです。

    ただし自分の経験上、天才が勝つ場面はさほど多くありません。スポーツで世界の頂点を狙う選手のほとんどは「どんぐりの背比べ」です。どの選手が勝ってもおかしくない。センスも才能も互角で申し分ない。じゃ、周囲から抜け出すにはどうするか。みんな戦略で勝負に出るんです。

    2.真剣な競争には感情が伴う

    毎日◯時間練習した、青春の全てを◯◯に捧げた。。。ところが悲しいかな、こうした努力が報われるのは一握りです。

    勉強は比較的に報われる確率が高いですが、甲子園で優勝するのは一校だけです。世界チャンピオンも一人だけです。頂点を極める競争では「一人(チーム)」しか「勝ち負け」という意味で報われません。

    ただ、真剣に競争に挑んだ人には必ず「感情」が伴います。勝って嬉しい、負けて悔しい。どちらも感情が動きますよね。この体験が大切だと思うのです。

    感情が動いた時、人はみっともない姿を見せます。人目もくれず泣きじゃくったり、周囲の空気を読まずに歓喜で暴れたり。この経験をしてほしいんです。なぜなら年齢を重ねるに従って、感情が簡単には動かなくなるんです。

    感情を動かした経験は「共感する力」を高めます。

    悲しんでいる人の本当の感情は本人にしか分かりません。しかし側に寄り添い、自身の経験と擦り合わせながら感情を想像できる。すると人を理解できる幅が広がるんです。

    3.競争には虚しさがある

    大会で優勝した!という強烈な体験は、人生の大切な記憶として刻まれます。でも翌年の大会ではまた別の人(チーム)が優勝します。この頃には、あなたの強烈な体験は大半の人が忘れています。

    競争で得た「勝ち」「負け」はあなたにとって大きな意味があるでしょう。しかし大多数の人にとっては「日常の一コマ」でしかありません。

    ここにちょっとした「虚しさ」があります。でもこの虚しさを知っているコトが大切。全力を掛けて勝ち得た称号も、時間が経てば他の誰かに取って代わられます。夜も眠れないほど悔しい思いで負けた経験も、別の勝ちを得た時には忘れています。

    たまに勝負を吹っ掛けるのが好きな人がいますよね。また口では「競争なんてくだらない」と反対のことを言って負けを認めない人もいます。きっと彼らは、競争の虚しさを知らない。だから知らずに「勝敗」という結果にこだわりを持ってしまうんです。

    競争に勝ち負けは必要です。ただ「こだわり」を持つ必要はありません。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/50249220@N00/2481636967
    photo by chrissam42

    我々はいろんな形で競争に巻き込まれます。

    人と比べられます。過去と比べられます。無意識のうちに「競争」を自身で生み出します。将来、人生の競争を全て避けるワケには行きません。だったら十代、二十代で真剣な競争を経験してください。

    戦略で立ち向かえる強さ、
    負けた人に共感できる力、
    競争にこだわる虚しさ、

    人生で苦しさを感じる時、これらの経験がきっと助けてくれます。