こんにちは!
縄跳び伝道師のまっちゃん(@macchan8130)です。
自分が代表を務める「一般社団法人日本なわとびアカデミー」では、オンラインなわとび教室のプロジェクトをスタートしました。なわとび競技のノウハウを無料でYoutubeから学べるシステムです。
なぜ無料でオンラインなわとび教室プロジェクトをスタートしたか、その背景と想いを記録しておきます。
https://youtu.be/Jg6tYYLWKpQ
[toc]なわとび競技を学びたい需要が増え続けている
2019年4月現在、日本なわとびアカデミーの開催する「JJRA名古屋なわとび教室」の選手クラスは定員ギリギリです。あと1名は入れますが、埋まってしまうのは時間の問題ですね。
すでに2クラス20名に指導をしていますが、希望者があとを絶ちません。
これは名古屋市周辺にになわとび競技が徐々に浸透し、本格的に取り組みたい選手が増えている証拠だと思うのです。2016年にシルク・ドゥ・ソレイユから帰国してから、ここまで拡がってくれたのは本当に嬉しいです。
需要と供給が合わない
一方で、指導者と生徒の需要と供給のバランスが崩れている問題が発生しています。
選手クラスを指導できる人がほとんどいないんですよ。というか、そもそもなわとびを専門的に指導できる人が少ないですからね。より高いレベルで指導できる人はさらに人数が限られてしまいます。
この状態では一人で指導ができる限界が、選手の広がりの限界になってしまいます。
指導者を増やすのは時間がかかる
もちろん指導者を増やすのは急務です。一刻も早くなわとびの指導ができる人材を増やす必要があります。
しかし指導者を増やすのはそう簡単な話ではありません・・・
なわとびの専門知識はもちろん、一定の経験や度胸がなければ選手クラスの指導はできません。したがって、焦って人材を増やすのは得策ではないんです。
日本なわとびアカデミーとしても、指導者育成のシステムを早い段階で整える必要があります。
無料オンラインなわとび教室の構想
上記の問題点を解決するために、以前から温めていたのがオンラインなわとび教室の構想です。
- 選手志望の需要は増え続けている
- 選手育成ができる指導者が少なすぎる
- 指導者育成のシステムが整っていない
自力で学べるシステムを先に創る
学びたいのに学べないのが一番の損失です。
そこでまずは自力で学べるシステムを構築します。まったくゼロの情報よりは、Youtubeでノウハウを自力で学べるほうが良いと考えました。
指導者から直接レッスンを受けられなくても自力でYoutubeを通じて学ぶことができる。これだけYoutubeに親和性の高い世代ですので、ジュニア選手であっても十分に自力で学べると考えました。
Youtubeという無料提供にこだわった
JJRA名古屋なわとび教室は有料の習い事です。レッスン内容を無料でYoutube配信していいのか?という問題点は、正直最後まで悩みました。
でも、無料発信することにした最大の理由は「縄跳び競技」の発展のためです。
JJRA名古屋なわとび教室で教えている生徒には、日本トップクラスの指導を提供し続けています。しかし名古屋だけで発展したところで、他の地域が広がらなければ競技の発展は限定的になってしまいます。
Youtube動画を通じて、名古屋の選手たちを脅かすジュニアが現れて欲しいんです。だからこそ無料で発信する決断をしました。
縄跳中毒のライバルが育って欲しい
名古屋の生徒にはもちろん全力で指導をして世界の舞台に羽ばたいて欲しいです。そのためには、同じぐらい他の地域の選手にも頑張ってほしいんですよ。
矛盾しているようですが、特定の地域だけが盛んになっても日本という視点で見たときにプラスとは言えません。国内の至る場所で上手な選手が現れ、お互いに刺激しあって高め合うのがベストな状態なんですよ。
他の地域が頑張っている情報が入れば、名古屋の選手たちにも届きます。
全国で頑張っているジュニア選手に、日本なわとびアカデミーの無料オンラインなわとび教室が届くことを願ってやみません。