一緒に縄跳びをするって言っても、やり方は人それぞれ。
友達と一緒に縄跳びで遊ぶ、
学校で先生から習う、
教室でコーチから教えてもらう、
他のスポーツと同じく、
縄跳びも競技として練習することもできるし、
レジャーとして縄で遊ぶことも出来る。
どうやら、AdriannがLa Noubaに来てからダッチを流行らせていたみたい。
nasaを含めて、アーティスト数名と一緒にShow間の休憩時間、縄をまわして遊んでいる。
彼女的には縄で一緒に遊ぼう!って意識が強いんじゃないかな。
「縄日」みたいな感じ。
自分は復帰期間中の身だったから、声を掛けにくかったみたい。
先週の土曜日に誘ってもらってようやく参加した。
なんかね、Adriannを見てて、縄を通じての接し方が上手で悔しかったワケさ。
相手は縄の経験がない。
やっと跳び始めたぐらいの人達。
自分だったら、
「こうすれば上手に跳べる」とか、
「失敗の原因はこれ」みたいな感じで、
「縄が上手になること」にフォーカスして教えてたと思う。
今まで教えてきた縄跳び教室とか、出張指導もこうだったんじゃないかな。
弱点を見抜いて、的確にアドバイスを飛ばす、って感じで。
でもAdriannは違った。
確かにポイントでのアドバイスはするけど、必要最低限。
むしろ失敗しても気にしないで、何度も一緒にトライする。
自分的には、
「問題点がアレだから、ココを指摘すればすんなり通る」
って思うことが多かった。
けど繰り返し失敗した後、
成功した人の顔を見たら、本当に楽しそうに喜んでて。
しかも、同じぐらいAdriannも嬉しそうに喜んでるんだよね。
競技のコーチングの場合、
効率的・効果的なアドバイスを投げかけて、
練習の成果を高めるのは良いことだと思う。
でも、「教える側」→「教わる側」って図式がハッキリしてる分、どうしても「厳しさ」が付きまとう。
Adriannのやり方は、
誰が「教える」じゃなくて、みんなで成功を目指そうってやり方だ。
縄を通じて一緒に、喜んで、楽しむ。
そういう「場」を提供することで、みんなのモチベーションが上がっていく。
みんながヤル気になって取り組んだら、
そりゃ上手になるのも早いよね。
いわば「長い目で見て効果を上げる指導」なのだと思う。
今まで縄を分析して研究して、頭デッカチに指導してきた。
でも、自分には縄跳びを一緒に楽しむ「場」を提供する力が弱かったんじゃないかな。。。
悔しいけど、今後の縄普及を考えたら、
Adriannの考え方ってメチャ大切だし、参考にしたいなぁって思う。