シルクドソレイユでの挑戦

シルクドソレイユオーディションへの道のり【1章】 踏み込んで見えた、大きすぎる壁

オーディションを受ける決心をして、1ヶ月。

師匠のBaltoとのセッションも3回目を迎えた。

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セッションは楽しい。

学ぶことが多いのは何でも好きだから。

Baltoとの会話の全てから発見があるような気がする。

でも、

現実はそう甘くないわけで。

Baltoに面と向かって、

「正直、まだまだ、道のりは遠い」

「このままじゃオーディションを受けられるかも不安」

「まずはキャラクターを発掘するのが優先」

ってなことを毎回言われてる。

キャラクターってのは「その人らしさ」ってことなんだけど、

どうしても初心者の自分は「三文芝居」になってしまう。

その場しのぎで取り繕って、不自然or無理のあることをしちゃう。

素の自分をさらけ出す、なんて言うほど簡単じゃないんだ。自分の素だと思ってた部分が実は作られた「模造品」だったりして、誰かのキャラ真似とか、無意識に付けてる仮面だったり。それは会社内での役割の顔だったり、プライベートの顔だったりするんだけど、本人も気付かないうちに切り替えてて、気付かないで生活してる。

ってか日常生活において、気付く必要は皆無なんだけどね。

逆説的だけど、

「本当の自分のキャラクターを知るのは、本人が一番難しい」

らしいよ。

きっと、今まで調子に乗ってたんだなぁ。。。

小手先の「ネタ」とか、ちょっとした「笑いのツボ」を突っついたり、

友人同士は笑ってくれるよね。

日本で小学生も笑ってくれた。

素人が何となく取ってる笑い。

これも時には必要なセンスだったりするらしいけど、

今は反対にこの「小手先」が邪魔をしてる。

本当の自分ってのがドンドン埋没して行って、どこに居るか分からない。

10回しかないセッション。

3回を過ぎてこの状況。

たかが3ヶ月弱でオーディションに突っ込むこと自体、

そもそも無謀なんだって、ようやく気付いたよ・・・。

でもまだ時間はある。諦めたくない。

せめてオーディションを受けられるように、

残りの1ヶ月半を全力で頑張ろう。