自分はプロのパフォーマーはWEBサイトやプロモーションビデオ(PV)は、プロにお願いしたほうが得策であると考えています。
お金がない駆け出しのパフォーマーほど、しっかりお金をかけてプロモーションしないとだよ。WEBサイトもPVも自力で作れるが所詮は素人仕事。本職に頼むのは高価な分、長い目で見たら回収率が高い。
— 粕尾将一 (@macchan8130) May 8, 2015
なんでわざわざお金を掛けるのか。最初は今は無料で自力で作れるサービスもあるんだから良いじゃない?と思われるでしょう。いいえまずは何よりハイクオリティの「WEBサイト」「プロモーションビデオ」を手に入れた方が良い理由があるんです。
クライアントが最初に見るのは「リアルな演技」じゃない
プロにお願いする仕事はクオリティが保証されます。残念ながら素人が数日いじった程度では、プロ仕事の足元にも及びません。技術はもちろん、ノウハウや機材など素人が手出しできないレベルの仕事をしてくれます。
別に綺麗な映像じゃなくても演技が分かれば良い!!というあなた。それは大きな機会損失です。あなたと同じレベルの演技が出来る人は他にも居ますし、他ジャンルのパフォーマーと競合する場合もある。
クライアントが真っ先に目にするのは「プロモーションビデオ」か「WEBサイト」です。クライアントは実際に演技を見て仕事をお願いするのは稀なケース。優れたWEBサイトやプロモーションビデオは、仕事を得る大きなアドバンテージになるのです。
最も成長できるのは「本番ステージ」
実績も名前も売れていない段階だと、WEBサイトやプロモーションビデオは大切な宣伝手段。ここでケチっていたら、いつまで経っても仕事は入ってきません。競技実績あれば仕事が舞い込むというのは大きな勘違いです。
100時間の練習よりも1回の本番のほうが遥かに学ぶことは多いモノ。駆け出しのパフォーマーにとって現場経験は重要です。スタートダッシュを切れないと、ライバル達や後輩達にドンドン追い抜かれて仕事を得ることが出来ません。
デザインや編集作業は時間がかかる
また意外な盲点が時間というコスト。パフォーマーの本文は演技です。どれだけ営業をしても演技がイマイチでは仕事に繋がりません。とくに駆け出しの時は寝る間を惜しんででも練習に時間を割き、行けるだけの現場に出向くことがステップアップに繋がります。
このブログでも自力でサイトを作る方法を紹介していますが、実際に動かすまでに時間と労力が必要。特にこれらの作業が大好きでハマってしまう人は要注意。自分もサイトをいじっていたら知らない間に1日過ごしてしまった!!という経験があります。
プロにお願いするとは作業時間を買うことでもあります。限りある時間をパフォーマンス以外に割くのは、それだけリスクです。同じ1時間なら新しい技を考え練習をしましょう。やるべきことの優先順位を間違えてはいけません。
プロにお願いする時の注意点
一方でプロに依頼する時の注意点もあります。
まずプロにお願いするだけの力量を持っているか?という問題です。どれだけ優れたWEBサイトやプロモーションビデオを作っても、実際の演技がイマイチでは次の仕事に繋がりません。
ですが広告のクオリティと仕事の現実があまりに乖離していては問題です。むしろ実物との悪い意味でのギャップに、クライアントをがっかりさせてしまうことでしょう。
またプロに仕事を丸投げするのも良くありません。「適当にカッコイイ映像作って!!」とか「仕事が来るようなWEBサイトを!!」では何も生まれません。最低限の予備知識や下調べをしておくのは仕事をお願いする上のマナーとも言えます。
プロだからといって丸投げするのではなく、当事者として積極的に創作に携わる姿勢が重要です。
自分にお金を使える人=お金を払ってもらえる人
お金がない時期ほど、何でも自力でやってしまおうと考えるもの。しかしそれはライバルも同じこと。特別に才能のある人や学校で学んでいる人を除けば、素人が突貫工事で作ったWEBサイトやプロモーションビデオはどんぐりの背比べです。
1つでも多く仕事を得て現場経験を積むことが成長への近道。未来への投資と思って、しっかりお金を掛けましょう。貯め込むだけでなく、上手にお金を使える人こそ世間からお金を払ってもらえる人だと思います。