こんにちはー。
縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
早いモノで息子が2歳になりました。
自分は子どもに運動が好きになってほしいと願っています。自身が運動が大好きですからね。でもこの思いはときに暴走して、かえって子どもに悪影響を及ぼすのでは?と考えています。
そこで今回は「運動を好きにさせる!」ではなく「運動を嫌いにさせないため」に心がけていることを紹介します。
1.無理にやらせない
親は勝手なもので、子どもがこんな運動が出来たらいいなぁ…と期待をかけてしまうものです。でも無理にやらせるのは完全な逆効果です。
これで一つ失敗したことがあります。今年に入ってから、ディズニーのウォーターパークに行くようになりました。深く考えずに息子を小さい子用のスライダーに連れて行ったんですが、もうスゴイ拒絶反応。普段から公園の滑り台は大好きだし、これも一緒だよ!と聞かせても関係なし。一回やれば楽しいのが分かるかも?と思って、半ば強引に滑らせてみたんです。
ここから、息子はスライダーが恐怖になってしまいました。
彼よりも小さい子が楽しそうに滑っているのを脇目に、二度とスライダーに近寄ろうとしません。これは自分たちが間違っていました。大人目線で楽しそうと妄想しても、息子にとっては別問題。本人が怖がること、嫌がることを強引にやらせても百害あって一利なしだと痛感しました。
これ以降、運動を無理にやらせるのは一切止めました。そのかわり「これならできるかも…」と本人が思える環境を準備するように心掛けています。
2.大人の正解を押し付けない
大人にとって、子どもにやらせたい動きがあります。たとえば縄跳び。前とびを上手に跳べたら、親としてなんだか嬉しいですよね。
でもこれは子どもへの押し付けなんです。そもそも運動に正解なんてあるんでしょうか。この動きが正しくて、この動きが間違っている。こんなものは「スポーツ」や大人の知識を前提に示しているだけのこと。子どもにとって、自由に動いた結果はすべて正解です。
跳ねたければ跳ねる。踊りたければ踊る。今は「イカ大王体操第二」にハマっていますが、左右の動きが反対とかどうでもいいんです。
本人が動きたいように動く。この前提を忘れず「こんな動きもあるよ!」と隣で大人が動いていればいい。本人に興味があれば真似してきます。興味が無ければ真似しません。興味が無いことを無理矢理やらせても、反発されるだけでなにも上達しません。むしろ押し付けた動きが嫌いになるだけ。
興味を持って真似してきたら、大人も一緒になってやる。そうすれば子どもはドンドン新しい動きを習得していきますよ!
何でもほめて一緒に笑う!
最後にいつも心がけているのが、どんなことも成功したら「思いっきり褒めて笑う」です。もう子どもが笑い出すぐらい大げさに褒めます。
大学院時代に「褒める」が子どもの意欲を向上させる重要な要因だと勉強しました。これは2歳児でも同じこと。彼らは大人が注意を向けてくれるのを待っているんです。一緒に成功を喜んでくれる「誰か」を常に求めているんです。
運動がどうこう以前に、子どもに注意を向けられる事が大切なのかなと感じています。
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おわりに
自身が運動が好きだからこそ、子どもに運動が好きになってほしい。この思いは今も変わりません。でも運動を好きになるか・ならないかは本人が決めることなんですよね。親や周囲がとやかく言っても、向き不向きがあります。
ならば得意じゃなくてもいい。でも運動を拒絶・嫌悪するようになってほしくないんです。実際にボールを蹴らなくてもサッカーが好き、上手じゃなくても週末にテニスをするのが好き。そんな人になって欲しいんです。
だからこそ「運動を好きにさせる」じゃなく「運動を嫌いにならない」ように子供と関わっています。