こんにちは!
なわとびパフォーマーのまっちゃんです。
最近ではパフォーマンスをする時間と同じかそれ以上の時間を、なわとび指導の方に割いています。次世代の選手たちに競技を教えるのは、本当に楽しいですからね。
とくに最近ではInstagramでも全国的に独学でなわとびを練習する子ども達が増えていて、時代の変化を感じています。
オンライン上でつながる縄跳び仲間
昔では考えられないことですが、今はSNSだけで縄跳び仲間とつながることが出来る時代です。
とくに縄跳びはInstagramでの交流が活発で、自分の知っているだけでも何人もの上手な選手がInstagram上でやり取りをしながら切磋琢磨しています。
コレといってコメントしたりはしないのですが、一人の縄跳び好きとして子ども達同士のやり取りや練習風景の動画などを楽しく見させてもらっています。
本当に上手な子が多いんですよ。
ただ子どもゆえの部分もあり、少しだけ周囲の大人が気をつけておいたほうがいいなぁという部分もあります。
ネットリテラシーを学ぶ必要がある
小学生や中学生でも自分のスマホからSNSに投稿できる時代です。この、自分スマホというのはちょっと怖いなぁと。
スマホやSNSに関しては、大人よりも使い方や操作に慣れている小中学生は多いです。でもいわゆるネットリテラシーという観点からは、危うさを感じるアカウントがあるのも事実。
個人情報を漏洩してしまったり、ネット上での正しい防衛方法を知らずにアカウントを乗っ取られてしまったり。はたまた肖像権や著作権、その他社会通念上NGな行為やコメントを載せてしまったり…
心配をしたらキリがないのですが、ここ1年以内でこうしたトラブルになっているケースを縄跳び関係者のアカウントだけでも数件見てきました。
上手に使えば便利な道具ですが、上手に使わないと間違った不利益を被る凶器になることもあると、周囲の大人がちょこっとだけ気を回してあげてもいいかなと感じています。
誤った情報が氾濫してしまうリスク
これはネット全般にも言えることで、確証のない情報があたかも正しいかのように流通してしまいます。
よく見かけるのは、技のレベルについての情報。上手な選手ほどハイレベルな技を練習して動画公開していますが、実はレベル判定が微妙だったり間違っているものもチラホラ。
縄のまっちゃんは世界大会やAll Japanのジャッジもしているので、おや?と思う投稿も正直目に付きます。
本人たちも確認する術がないので仕方ない部分はありますが、新しく入ってきた何も知らない選手が誤った知識に触れてしまうリスクは、以前よりも増しているのは事実かなぁと思うのです。
独学の限界値
誰にも教えてもらわずに練習しています!無所属!独学!というのが流行っているんですかね。自力で情報を得てきて、さらに分析、実践しているのはすごいことだと思います。
しかも、きちんと高いレベルで技を習得して、楽しいコミュニティを形成しているので、これ以上でも以下でもない。
ただ大会で勝ちたいとなると、すこし話が違うかなぁと。
独学の限界値は、情報量なんです。自分一人で得られる情報量なんて案外限られていて、ライバルや詳しい人と繋がって初めて情報の量や質が高まると考えてます。
しかも全国大会で勝ちたいとなれば、全国のライバルがしのぎを削ってるわけですから、そう簡単なものじゃないんですよ。あとよく情報って言うと文字情報に限る人がいるんですが、言語化できない雰囲気や緊迫感、圧倒的な技術を見せつけられるオーラなんかも情報ですからね。
周囲で3重跳びが跳べる人が多ければ、なんとなく自分も跳べるようになる。同じように、ライバルと同じ空間を共有することで、言葉にできない情報交換のやりとりがされているんです。
独学はすごいことではありますが、弱点もあるのは知っておいて損はないかと思います。
まとめ
ネットで情報を獲得していくのが容易になった時代だからこそ、上手に活用して便利さを思う存分享受してほしいです。Instagramがなければ、ここまで縄跳び競技が広がっていなかったと行っても過言じゃありませんからね。
一方で、上手に「活かす」という視点は大切で注意も必要。炎上やバカッターなんて言葉が一時期流行りましたが、リテラシーは自己防衛として子どもでも大人でも関係なく知っておかないとまずい。
発信しない側も、受け取る情報が誤っているリスクと踏まえた上で、上手に付き合っていく必要あります。
情報戦という言葉がありますが、スポーツに必要な情報は文字情報だけじゃありません。ネットで得られる情報が増えてきたからこそ、リアルでしか得られない情報の価値が相対的に上がっているような気もしています。