こんにちは!
縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。
2019年7月に香港で開催された「第10回アジアロープスキッピング選手権大会」に日本人選手団のサポート・ジャッジ・通訳として参加しました。
今回の大会は色んな意味で感慨深いタイミング。そう、自分が引退したのがちょうど10年前の第5回アジア大会だったのです。
[toc]第5回なわとびアジア大会の思い出
10年前に香港で開催された「第5回なわとびアジア大会2009」で自分は個人総合優勝をしました。「笑点」の演技で優勝したときですね。
この大会は全種目をピーク仕上げ、競技人生で最高の状態で望むことができました。
苦手にしていた3分スピードも自己ベスト、30秒スピードも自己ベストにこそ届かなかったものの、1ミスでベスト-1の上々の出来でした。
しかしギリギリの肉体状態だったので、3重とびの競技中に足の肉離れを発症。普通に歩くこともままならない状態で望んだのが、上記の「笑点」の演技だったんです。
映像には残っていませんが、このあとに両脇を抱えられて足を冷やしに移動するんです。
若気の至りゆえの判断の是非は別として、個人的に最も印象に残っている大会でした。
第10回なわとびアジア大会で見た「世代循環」
10年の時を経た「第10回なわとびアジア大会」は、奇しくも第5回のときと同じ香港で開催されました。
この段階で運命的なものを感じてしまったのは、自分だけですかね。
10AC結果速報 3日目 – 日本ロープスキッピング連盟(JRSF)
今回の大会には日本なわとびアカデミーの生徒「日比創くん」が出場し、フリースタイル部門で優勝したんですよ!
そして、シニア部門で個人総合優勝した稲葉海哉くんも、つくば時代の自分の生徒。なんだか10年前の光景がフラッシュバックしてきて、勝手に1人で感動してしまいました。
日比くんは今でも名古屋でレッスンに通っている生徒ですが、稲葉くんは自分がつくば時代に教えていた縄跳び教室の生徒でした。
いまさら元生徒だなんて言うのもおこがましいですが、こうして着々と次世代・次次世代がつながって循環しているのを実感できる瞬間でした。
世代間が繋がる「憧れ」の大切さ
今回の試合では日本チームがたくさんのメダルを獲得しました。とくに「マイケル」が男子団体戦で無敵の香港チームに勝ち、総合優勝したのは歴史的な瞬間です。
こうした勝負はもちろん大切です。ライバル同士で切磋琢磨することで競技のレベルが上っていきます。
でも同じぐらい大切なのは世代が繋がることなんです。
各国のコーチに話を聞いたら、日本チームのInstagramを見ながら生徒に教えているんだとか。さらにそのコーチはもともと自分のYouTube動画を見て練習したとか。
いまのトップ世代が次世代の憧れになって、さらにその次世代が次次世代の憧れになっていく。
この循環がこれからも繋がることで、競技は普及していくのだと信じています。