こんにちは!
縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。以前から温めてきたプロジェクトの一つ「ラボラトワール・ドゥ・シルク」。高校生に本物のサーカスを見てほしい!という想いを乗せて制作をしました。
このたび2017年9月に、めでたく初回公演を迎えることになりました。
[toc]ショー創作で目指した3つの挑戦
ラボラトワール・ドゥ・シルクでは「表現」「キャラクター」「音楽」という3つの新しい挑戦をしました。これらは現代サーカスで扱われている要素なんです。
たとえば音楽。スピーカーから聞こるのも音楽ですが、実際に目の前で演奏する生音とは迫力が違います。また身体表現のスペシャリストにお願いして、ストーリーラインの重要なシーンに出演してもらい、言葉ではない表現で子供たちに伝えてもらいました。
サーカスといえば曲芸というイメージが根強いですよね。でも宙返りや綱渡りといった曲芸はあくまで現代サーカスの一部。アート作品として強いメッセージを発信することが、創作した目的なんです。
公演舞台裏の様子
ラボラトワール・ドゥ・シルクには出演者10名の大所帯。この他にも演出アドバイスを貰ったり様々なサポートをしてくれたスタッフの方々の助けがあって公演を迎えることができました。
ラボラトワール・ドゥ・シルクの表現するメッセージ
自身の進路や将来について向き合う高校生というタイミングは、誰しもが個性ってなんだろう?自分ってなんだろう?という悩みを抱える時期です。
物語の主人公「ラング」は、普通の高校生と同じく悩み自分の個性を見つけられない存在。一方で色を見つけた他の登場人物たちはキラキラと個性を発揮して輝いています。ラングは個性がない自分が不甲斐なく、同時に周囲の登場人物たちが羨ましく眩しい。
でも実はラングにも誰から見てもキラリと光る個性がある。気づいてないのは本人だけなんです。他の人と同じような個性じゃないかもしれせん。
「みんな違くて、みんな良い」
ラボラトワール・ドゥ・シルクを通じて子供たちに受け取ってほしいメッセージです。ラングのように個性に気づくにはちょっとしたキッカケが必要なのかもしれません。些細なキッカケが、1人の人間の生きる力を呼び起こすことだってあるんです。
ラボラトワール・ドゥ・シルクのこれから
この作品は初回上演したから完成ではありません。これから公演を繰り返しながら成長していく「生き物」なのです。
見るたびに内容が少しずつ変わっているかもしれません。それはラボラトワール・ドゥ・シルクが息をして進化している証拠。だからこそ今この瞬間のショーが最新版であり、最高の状態になるんです。
ラボラトワール・ドゥ・シルクは全国の高校芸術鑑賞教室向けに創作された作品ですが、劇場やホールでの上演も可能です。
元シルク・ドゥ・ソレイユ粕尾将一が監修「ラボラトワール・ドゥ・シルク」に興味のある方はご連絡ください。