こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
縄跳び競技のジャッジ試験を受けてきました。
この競技は「計測」と「自由演技」の二種類があるんですが、試験は自由演技の方を受けました。技の難易度や構成、ミスなどを採点します。そう、小学校でやる交差とびとかはやぶさにも、ちゃんと6段階で技難度が付いてますよ!
競技はルールに則ってないと点数が出ません。競技規則が文化を作る弊害もありまして、評価されるのは一側面なんですよね。
このところ記録より記憶といった風潮があります。よく「オリジナリティ vs 技術」で語られがちですが、実はこの構図には見えてない落とし穴があるんです。
土俵に立たないと始まらない
上手なだけじゃ勝てないけど勝てる人はみんな上手。努力の方向はある程度までは同じ。まずは最低限土俵に立つ必要がある。個性とかオリジナリティとか叫ぶのは自由だけど、土俵にすら立てない人は個性やオリジナリティを発揮する場が無いのを理解してない。
— 粕尾将一 (@macchan8130) 2016年4月11日
評価をするのは自分じゃありません。
そもそも評価を受けられる土俵に立ってないと始まらないんですよ。人知れず山奥て修行して悟るのもいいですが、評価を受けたいなら方向は反対。修行の成果を公開して、人の目に触れないといけないです。
個性やオリジナリティを叫ぶのは良いですが、じゃ誰に見せられてるか?を考えてない人が多い気がするんです。
上手になるのが手っ取り早い
勘違いされやすいですが、上手になるのはそんなに難しくありません。
ある程度の期間きちんと練習すれば、誰でも上手になれるんですよ。それに上手になる方法論や練習法はいくらでも見つけられます。この前も岡山県で独学で5重とびが跳べるようになった人に会いましたし。
ようは上手になりたいかどうか?だけなんです。
そして、上手になれば土俵に立ちやすく評価を受けやすい。これが重要なポイントです。土俵に立つ機会が増えればもっと上手になるし、さまざまな出会いを招くチャンスが増えます。
また上手さに磨きがかかれば一層注目が集まるし、オリジナリティを打ち出せば既にある影響力を活用してスグに土俵に立てます。再び土俵に立てば、また評価される機会が増える。
つまり、土俵に立ったことがある人ほど次の評価を受ける難易度がドンドン下がるんですよ。だからいきなりオリジナリティを押すより、上手になっちゃう方が効率がいいんです。
達成確率は上手になるのが最も高い
世の中にはネット上で話題になって一躍有名になる人もいます。
でもこんなシンデレラストーリーを叶えた人、世界に何人いますか?日本じゃないですよ?「世界で」ですよ?
冷静に考えると本当に成功を掴んだのなんてごく一握り。宝くじを買うほうが可能性がありそうなほどです。
もちろん情報や動画を発信し続けるのも一つの土俵なので、続ける価値はあります。運はどこで巡りあわせるか分かりませんからね。でもネット動画のシンデレラストーリーを待つより、上手になるほうが達成確率は高いですよ。自分次第、ですから。
おわりに
オリジナリティや個性を叫び、評価を待つのは良いでしょう。でも評価される道順を知ってないと、せっかくの努力が徒労に終わってしまいます。
ネットの話題は刺激的ですが、あなたに本当にチャンスが巡ってくるか誰にも分かりません。
まずは土俵に立ちましょう。一度立ってしまえば難易度は下がっていきます。
付け加えるなら、自分は上手になってからオリジナリティを探し始めましたよ。