こんにちは!仕事柄、学校現場の先生と話をする機会が多い縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。
ツイッターやフェイスブックで頻繁に「本当に学校で教えてほしいこと」「学校では大切なことは教えてくれない」といった記事を芽にします。
- お金の知識はもっと教えるべき
- 人間関係はなぜ学校で必修にしない?
- 本当の英語は学校じゃダメ
例を挙げればキリがありません。
でも、なぜ教える場所が「学校」でなきゃいけないんですか?
[toc]学校で教える、の現実
実は学校って教えることがテンコ盛り。学習指導要領という文部科学省が出してる冊子がありまして、この内容に沿ってキッチリ先生は教える内容を決められてます。
たとえば縄跳びは「なわとび運動」にというジャンルに入っていて、親ジャンルが「体つくり運動」の中にある「体力を高める運動」と「道具を使った運動」の二つに入ります。だから全国的に小学校でやってるんです。
これがかなり分量があり、年間で教えるスケジュールも学期ごとの内容もパンパン。そう、すでに学校では隙間がないぐらい色んな事を教えてるんですよ。
学校で教えて欲しい!の本音
子どもを育てるのは学校だけでしょうか。いえ、地域・両親・学校、子ども達の周囲にある全ての環境が育てているのです。
でも何かにつけて「学校」を持ち出す。教えてくれない学校が悪いと言わんばかりに。
これ、本音は「いま自分が苦労してるのは誰かのせいにしたい」じゃないでしょうか。人間関係にしてもお金のことにして、いま苦労してるから学校で教えてほしかったと。
学校というのは仮想敵にするのにはピッタリな存在ですからね。特定の誰かを批判するわけじゃない。
そう、「学校で◯◯ぐらいは教えて欲しい」は内容あることを何一つ言ってないんです。
学校に限界があるのを知ってるなら
予算の関係で教員の数も減っていて、常に現場の先生方からは「人手が足りない」の言葉を耳にします。
さらに追い打ちを掛けるように「英語必修化」や「プログラミング」といった新しい授業も入ってくる。何でもかんでも学校・先生に期待しすぎるのには無理。そう、学校には限界があるんです。
それでもなお「いや、学校でコレを教えないのはダメ!」というなら、あなた自身の力で子どもに教えてみてはどうでしょうか?
未来を担う子ども達がよりよく生きるため。この情熱は素晴らしいです。ブログでもオフラインのセミナーでもいいでしょう。実際にその知識を子どもに伝えてください。
情報発信がしやすい世の中です。本気で子どもに伝えたいコトがあるなら、なにも学校が変わるのを待つ必要はないですよね?
学校現場は今日も頑張ってる
学校に今以上を期待する人を突き詰めていくと「本気で子どもに伝えたい人」と「自らの不満のはけ口」の二つに別れると思います。
でも前者の人達はすでに行動してるケースがほとんど。学校には限界があることを踏まえた上で、なお本気で子どもに伝えたい情熱が突き動かしてる。
不満のはけ口を学校に求めてる人は、結局のところ何も言ってないんです。学校を悪者にして物申したいだけなんです。学校に過剰な期待や要求をするという点で、このマインドはモンスターピアレンツにも近い。
学校のすべてが今のままで良いとは思いません。
しかし何でも学校に押し付けるのは、モンスターピアレンツと同じ発想だと思うのです。