なわとびパフォーマーの仕事論

駆出しフリーランスが陥りやすい「仕事はある」という致命的な勘違い

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あなたが『世界チャンピオン』だったとしましょう。

このタイトルだけで仕事が来ると思いますか?答えはNOです。

なぜなら世間はあなたの思っている以上に、あなたのことを知らないのです。いくらタイトルを持っていようが、唯一無二の演技を披露できようが関係ありません。「世界一になった!」「いい演技が出来る!」という自負だけで仕事が来ると盲信するのはやめましょう。

これは駆出しのパフォーマーによくある勘違いです。しかもこの勘違いはパフォーマーにという仕事をする上で致命的。特定の種目で世界一になったこと、特別な演技ができる事はきっと業界では有名なことでしょう。

しかし大切なのは業界ではなく世間に知ってもらうこと。あなたが渡り歩くのは業界内だけではありませんよね。世間に知ってもらうにはどうしたらいいか。それはつまり営業です。自ら積極的にアピールしていかなければ、演技は誰の眼にも留まることなく時間だけが過ぎていきます。

あなたに報酬を支払い「仕事」として演技をお願いするのは誰でしょうか?クライアントですよね。先方も報酬に見合った演技、タイトルホルダーを探しています。

しかし、黙ったままでクライアントに見つけてもらうのは不可能です。仕事は「ある」のではありません。需要を見つけ仕事に「する」のです。

それは本当に効果があるの?

SNSやYoutubeで動画を発信して営業してる!という人もいるでしょう。
では、あなたの動画の再生回数は何回ですか?100回や1000回程度で営業だと想っていたら大間違い。これは単に趣味の動画投稿レベル。本気の営業には到底なりません。

爆発的な再生回数を獲得して一気にスターダムにのし上がった!!という話もありますが、そうそう簡単じゃない。本気でWEBで営業活動を広げていくのであれば、それに見合った労力を割く必要があります。

どうすれば動画が注目されるか、どのような編集が必要か、誰に見て欲しいのか、、、考えることは山ほどあります。

これだけの本気を出して営業する気があるならWEB中心で頑張るのもいいでしょう。しかし動画を投稿するだけで仕事が来る、というのは妄想に過ぎません。

「こじ開ける」ぐらいの意気込み

営業はWEBだけはありません。「直接出向く」というのはどうでしょうか?

Youtubeやブログで注目を集め集客するのは大変です。それよりもクライアントがどこに居るかを考えて直接売り込む方が実は効率がいいのです。

まずどこに売り込むかを考えます。自分のパフォーマンスを取り上げてくれる人、つまりクライアントはどこに居るのでしょう?例えばショッピングセンターには週末にパフォーマーが居ますね。地域のお祭にもゲストが出演することがあります。大学の文化祭にはお笑い芸人が出演することがある、、、考えてみると候補はある程度絞られます。

候補が見つかったら早速売り込みます。あなたのパフォーマンスの素晴らしさを訴え、タイトルでも演技でも何でも見せてください。イベントには必ずイベントを仕切り、お金を動かしている人が居ます。この人がOKを出せば晴れてあなたへの仕事が発生します。この人が将来クライアントになる重要な人なのです。

え、どうやって連絡を取るかって?
今は便利な世の中です。HPを探せばどこかしらにお問い合わせがあるものですよ?出来ない理由、見つけられない理由を探す前に、何としてでも連絡を取る方法を見つけ出す努力をしましょう。

営業=新しい価値を提案する活動

営業なんて格好悪い、良い演技ができれば必要ない、こう考えている方を多く見かけます。確かに営業にはどこか、心理的な壁があるのも事実。断られることもあるし、悔しい思いをすることもあるでしょう。

ではこう考えてみてはどうでしょうか?
未知の情報を世間に提供し、新たな価値の存在を提案する活動をするのです。

クライアントも新しい価値を探しています。しかしクライアントとて人間。1人の努力だけで新しい価値を見つ続けるのは難しい。あなたが営業に出向くことがクライアントに新たな価値を見つける手助けになるのです。

まとめ

ここ数年でパフォーマー紹介や派遣のHPも増え、手軽に情報を公開することが出来るようになりました。しかし他力本願の営業には限界があります。

自分で出向きましょう。自ら名前を広める努力をしましょう。

そんなの面倒くさいなぁ…と思うなら、、、
悪いことは言いません。パフォーマーはやめておきましょう。

本気で「仕事にする」覚悟のできない人は、結局いつまで経っても「仕事にする」ことは出来ません。