こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。
アメリカ人は簡単な計算ができないという記事が話題になりましたね。
■参考記事:アメリカ人は17+8を暗算することが出来ないという話。1桁+1桁の足し算はかろうじて出来ますが、2桁+1桁は計算機がないと出来ません。 – クレジットカードの読みもの
これマジな話で、スーパーのレジで計算ができなくて並んでしまう…という現象も日常茶飯事。ただ、こうした計算ができない背景にはアメリカ人は可能な限りクレジットカードで支払いをするからという事情があります。
なぜなら、日本とアメリカではクレジットカードの意味合いが違うから。むしろ現金支払いをする人は「信用がない」と宣言してるようなものなんです。
クレジットカードは信用指標である
日本のクレジットカードの場合、リボ払いとか、何回払いとか…銀行引き落としで毎月支払いをしますよね。しかしアメリカの場合はいつでも支払いをすることができます。そして基本的に自ら支払い手続きをしないといけません。
使った金額がクレジットカードに蓄積されていき、後ほど銀行振込やチェック*1で支払いをする。つまり、クレジットカードとは一時的に借金をしている状況と言えるのです。誰でも借金されたら早く返して欲しいですよね。このカラクリが、アメリカだとクレジットカードに利用されています。
クレジットカードで支払いをする⇒借金をする
カード残額を支払う⇒借金の返済
返済できる見込み(=信用)がなければ、誰もあなたにお金を貸してくれません。この信用は「クレジットスコア」と呼ばれ、1000点満点で点数化されます。クレジットスコアは、クレジットカードを使って返済した実績で上がっていくものなのです。
Free Credit Report & Free Credit Score. No Credit Card Required.
(※)クレジットスコアを調べるサイト
学生の最初の限度額は100ドル!?
信用がない(=クレジットスコアが低い)人は、基本的にクレジットカードが作れません。だって返してくれる保証がないわけですからね。同じことが「車のローン」「賃貸契約」などにも言えます。クレジットスコアが低いことは、アメリカで生活が非常に苦しくなることを意味しています。
でも最初は誰しもクレジットスコアが低いもの。たとえば日本だと学生でもカードを作れますよね。でもアメリカだと、両親を保証人にして激安の限度額でカードを作らせてもらうしかありません。限度額が100ドルとかはザラです。
それでも少ない限度額をビシバシ使って返済し、徐々にクレジットスコアを上げていくしか信用を勝ち得る方法がありません。
長期滞在する駐在員向けのクレジットカード
なーんだ、じゃ日本のクレジットカードを持っていけば安心!と思ったあなた。それは違います。
アメリカのクレジットカードを持っていないとクレジットスコアは付きません。American Expressだから〜とかもダメです。国内の銀行と提携したクレジットカード以外は、現金の同じ意味です。つまり信用を貯めることのできない、ただの消費になってしまうのです。
でも外国人は来てすぐにクレジットカードは作れません。日本でどれだけ信用があろうと、クレジットスコアが低ければ審査が通らないんです。
そこで自分はアメリカの駐在員向けのクレジットカードを作りました。いま使っているのはANA USAのカードです。他にもJALも似たような駐在員向けのカードが作れて、これだと日本から言ってもスグにクレジットカードが手に入ります。
ただし年会費が掛かるのが玉に瑕。それでもカードが無い状態で過ごすことを考えれば、初期投資だと思って我慢できます。しかも1年も使えば他のクレジットカードが自由に作れるようになるので、最初だけ!と腹を決めて持っていても損はしません。
キャンペーン詳細|キャンペーン|ANA – North America
JAL USAカードをアメリカ駐在員が使うと異常にマイルがたまります | アメリカ単身赴任でウハウハ暮らし!駐在員が海外赴任を10倍楽しむ方法
(※)通常の買物でマイルが貯まる特典付き!!
まとめ
2−3日のアメリカ旅行ならわざわざクレジットカードは必要ないです。でも1年単位で仕事で行く場合、クレジットカードがないと何かと不便や不利益を被ってしまいます。
現金だけでも生活はできますが、長期滞在する人は一枚作っておいて損はないと思います。
*1:個人小切手のこと