海外のスポーツコーチングで必要な3つの能力
覚悟を持って臨まないと、何も教えられない。
スポーツの知識があっても撃沈するだけ、
たった45分のコーチングで痛感した。
ラヌーバの改変に伴って、縄跳びをコーチングする機会が増えた。
単縄だけじゃなくてひろーい意味での縄跳びだから、自分も正直詳しくないことがある。
たとえばダブルダッチなんかはその典型。
しかし、
この場所で「教える」という立場を取る以上、
入念な準備と覚悟を持って臨まなければ、簡単に場が崩壊することを知った。
日本で縄跳びを教えていた時代。
対象のほとんどは小学生や中学生だった。
たまーに大人向けの講習、つまりは「学校の先生向け」の講習会もやらせてもらった。
先生方は真剣に取り組んでくださるし、
教える側としてもすごいやりやすい。
でも、
やりやすいってのは、実は危険な事だった。
先週、ラヌーバ内の有志にダブルダッチの講習会を開いた。
もちろん全員が初心者だから、基本から教えていった。
普通に跳ぶとか、入る、抜ける、回す、みたいにね。
この中で「日本の先生方」と「ラヌーバのアーティスト」で決定的に違うことがあった。
それは質問の仕方。
「何でこれじゃダメなんだ?」
「私は正しくやっているのにどうしてできないの?」
「この練習に何の意味があるの?」
よく言えば積極的・意欲的。
悪く言えば「逆ギレ」気味・・・(汗)
それはそれは、質問攻めだった。
グチャグチャ言わず、回数こなせボケェ!!
なんて心の声は、もちろん通じるわけも無く。。。
もうさ、質問の内容が日本だと考えられないんだよ。
「何で出来ないの?(強い口調で)」
「どうしてこのやり方はダメなの?(キレ気味で)」
「あの人がダメだから出来ない(ケンカ腰)」
なんてのがほとんど。
こっからは個人的な想像だけど、
日本は「師弟関係」に象徴されるように、
「教える人」「教わる人」に明確な上下関係があったと思う。
今でこそ少なくなっているのかもしれないけど、教壇があった時代は特に「先生=尊敬の対象」だったと思う。
もとより、日本以外の国には「上下関係」みたいなものは存在しない。
だから横並びの関係としてガンガン質問をしてくる。
さらに「自分の意見を主張すること」に慣れている彼らは、質問の内容もキツくなりがちだ。
日米教育の比較:小さな疑問、大きな問題
日本とアメリカの学校の違い
まさに、ここにも書いてあるように、
「教師は準備を万全にしないとダメ」
「曖昧なことはいえない」
「完全なる成果主義」
って感じなんだよなぁ。。。
たしかに疑問を持って意見を述べてくれるのは良い事。
教える側の怠慢が許されない、厳しい授業現場というのは悪くないと思う。
でもさ、
「自分が出来ない理由」を半ギレで質問してくるのはヤメテほしいなぁ。
あとは自分の正当性をキレながら主張するのとかね。
今回のコーチングを通じて、海外でのコーチの役割が全く違うことを痛感。
もちろん専門知識は一部必要だけど、
教える人をなだめる、
上手に練習に参加させる、
飽きさせずモチベーションを維持する
こんな力の方が、圧倒的に大切。
上手に怒りをおさめる「コミュニケーション能力」もね。(笑)
彼らは合理的に成果を望むから、
的確に教えないと即座にやる気喪失。
根気よく長い時間反復練習をして・・・。
日本人がこういう分野・種目を得意とする理由が、
何となく分かった気がする






