今までにない水のトラブルを経験してしまった。
先日の朝、洗濯機が故障して膨大な水が漏れ、キッチン周りが水浸しになるという事件が発生した。
我が家はアパート賃貸だ。アメリカだとアパートに管理会社が入っているのが一般的で、何か問題が起きたら管理事務所に連絡をする。電気の交換から冷蔵庫の修理、今回のような水漏れまで大抵の事は対応してくれる。
その日もいつものように、朝起きて嫁が洗濯をしていた。自分は隣で朝ご飯を作り、二人でゆっくりパンを食べていた。ご飯と食べながらも特に変わった音、不審な感じは無かったのだが、嫁が飲み物を取りにキッチンに入った時、
「うわぁーーー!!??」
と叫び、事件が発覚。。。
キッチンは水深が5㎝はあろうかというほどに浸水しており、近くにあったキッチンマットと靴が浮かんでいた。タオルを持ってキッチンと洗面台を往復する嫁を脇目に、とりあえずオフィスに状況を説明しに走った。
洗濯のどこで水が漏れたかしらないけど、すすぎのタイミングだったらものすごい量の水が出てることになるなぁ…。ってかなんでこんなになるまで気付かなかったんだろう(涙
オフィスに到着して事情を説明すると、向こうも慌てて業者に連絡。モノの数分で担当者らしきおじさん二人が部屋に到着した。
到着するなり、おじさん達もびっくりした様子…。
そりゃそうだ、もはやキッチンじゃなくてプールだったもん。
ってことでおじさん達が作業開始。
タイルの部分におじさん達が写ってるのわかるかか?
逆さ富士ならぬ、逆さおじさん。
洗濯機をいろいろいじって、まずはこれ以上水が出ないように修理。修理しながら、おじさんたちは別の業者にも電話。なんだか色々大騒ぎになっちゃったよ。。。
原因は不明だったけど、たぶん洗濯機の老朽化だろうなぁ。
このアパート古いしなぁ。
修理が終わると今度は水抜き作業。
けど、これだけの水をタオルで吸い取るのは無理。
ってことで、
じゃーーん!!
バキューム登場!!!
慣れた手つきで水を抜いていくおじさん達、もしかするとこういう事件って他にも起きてるのかな?
そうしている間にドアを叩く音がして、だれかと思いきや下の住人。
どうもこの水漏れが下の部屋にまで影響しているようで、苦情を言いに来たみたい。こんだけ水が出てりゃ、そりゃ漏れるよね。しかもキッチンに漏れるとか本当に申し訳ない(汗
その後対応に向かったおじさん曰く、「もはや集中豪雨だった」らしい。。。
水抜きがひと段落したところで、またドアを叩く音。
すると今度は別のおじさん二人が登場。こっちはカーペット業者らしい。
キッチンが浸水したことで別の部屋まで水が回ってしまうんだとか。
これは壁を挟んで隣の部屋の入口。
赤い丸のあるところが水が浸水した状態。ブニュブニュ言ってて、踏むたびに水が出てくる。
嫁はテンパりすぎて、
「何回足を拭いても濡れるの!なんか特殊な液体が出てきてるんじゃない!?」
なんだ、その液体は・・・(笑)
カーペット業者のおじさん達はいくつか簡単に点検を済ませた後、おもむろにデカい装置を準備。カーペットを剥がしてその装置を埋め込んでいった。
手前にあるのが装置で、いわゆる送風機ってやつだ。
これでしばらく風を送り続けて乾燥させる作戦らしい。
フロリダはただでさえ湿度の多い場所。しかも今は雨季に入ったばかり。年内でも一番湿気の高い季節ときたら、カビの問題がある。入居の時にも壁とか窓にカビが生えやすいから気を付けてね!って話があり、契約でもカビがあれば清掃することって書いてある。
そのぐらいカビが大敵なのだ。
カーペットの下、高温多湿、これだけの範囲に浸水したとなれば・・・
カビにとっては楽園じゃん(汗
丸一日経過した今も絶賛乾燥中。
友人に聞いた話によれば、しばらくは乾燥させる必要があるとか。そのしばらくってどのぐらいなんだろうか・・・。
送風機から出る大きな音、舞い上がるホコリと湿気。
早く乾いてくれーーーー
だけど、もしこれを一人でやれと言われたら無理だった。業者に連絡して、下の住人にお詫びをいれて、さらに乾燥機を入れる配慮まで・・・。
アパート管理会社はこうした事例に慣れているのだろう。だからこそ迅速かつ適切な判断と処置ができるのだ。
部屋でトラブルが起きた時は迷わず管理会社に連絡をしよう。電話が不安なら、管理事務所に駆け込んでもOKだ。
そうすれば管理会社がなんとかしてくれる。