なわとびパフォーマーの仕事論

いつまで「マネ」を続けるの?先輩・先人の「マネ」が「パクリ」に成り下がるとき。

こんにちはー。縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

縄のまっちゃんはパフォーマンスはもちろん、子ども達へのなわとび指導にも力を入れています。練習方法やコツ、ちょっとしたアドバイスでも知ってるかどうかで大きな違いですからね。

嬉しいことに、自分が組み上げてきた指導法やノウハウが後輩たちに引き継がれていっています。指導中の写真を見ると一目瞭然、あ、これは俺のやり方を参考にしてるなぁと分かります。

自分は真似するのに賛成派です。何事も教科書や参考書が必要ですし、ある一定の効果は誰でも見込めます。でもここにこそ、プロとしてやれるかどうか?の分かれ道があると思うのです。

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「マネ」は教科書を読んでるだけと同じ

学校の勉強でもなんでも同じですが、まずは上手な人のマネから始まります。かくいう縄のまっちゃんの指導も、始めのうちは先人の研究者や先生方のノウハウを学び、マネするところから始まりました。

しかしここで忘れてはいけないのが、マネは教科書を読んでるだけと同じという事実。

教科書を一度や二度読んだだけで、テストで良い点数が取れますか?もしそうなら、あなたは相当な天賦の才能の持ち主ですよ。

これは指導法も同じこと。一回の見学でやり方だけを真似しても、実際の現場で役立つかは別問題なんです。

マネとパクリは何が違うか?

もう一つの視点として、マネとパクリは違います。

自分はマネは発展、深化を前提にしたモノ、パクリは目先の利益・手軽さを前提にしたモノと考えています。

たとえば前とびの指導法に「リモコン持ち」というのがあります。親指を立てる握り方をすることで、前とびが上達するよ!という内容の指導法です。

この指導法を上辺だけ取って「リモコン持ちだ!子どもに教えるポイントだ!!使えるぞ!!!」と安易に使うのは単なるパクリ。それでも良いですけど、何にも変化しませんし指導の本質を見抜けません。

このリモコン持ちの本質は、縄跳びを「グー」や「上下反対」に握ってしまう幼稚園・保育園・小学校低学年に起こりやすい症状を改善する点にあります。

考え無しに旨味だけをサラッと使うだけでは、効果的な指導は見込めないのです。

マネを続けるとパクリになる

これ、テストに出るんで覚えておきましょう(笑)

マネを続けていてたとしても、変化なく続けているマネは、パクリと同じです。

上でも「マネ」とは発展・深化を前提にしていると書きました。発展もなく、深まることもないままに続けられたものは、結果的にパクリに成り下がっていくのです。

マネするなら元々あったモノを変化させ、膨らませ、あなただけのオリジナルを加えていきましょう。いつまでも先輩・先人と同じことを続けているようでは、永久に先輩たちを超えられませんよ!

「マネ」は先人・先輩を超えるための糧

上手く機能してるシステムや指導法があれば、そりゃ誰でも真似したくなりますよね。同じことを忠実に再現すれば、同様程度の結果を得られるものですから。

でも実は、ここにプロとしてやれるかどうか?の分かれ道があるんです。

マネをしても良いでしょう。先輩のやり方を学ぶのもいいでしょう。でもそれ、いつまで同じことを続けてるんですか??

先輩だろうとプロとしてやるからには業界のライバルです。先行有利の世界で、いつまでも「パクリ」に成り下がった「マネ」で続けていけるでしょうか。

今日も縄のまっちゃんは新しい指導法を研究してます。ドンドン新ネタや方法論を生み出してますよ?

追随するだけじゃ、いつまで経っても「縄のまっちゃん」を追い抜けません。