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  • ダブルダッチ初心者チームが「練習量」より大切にしたいコト

    ダブルダッチ初心者チームが「練習量」より大切にしたいコト

    こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    2006年、世界大会に初出場しました。もう10年も前の事になります。思っていた以上の世界との差に、愕然として帰国したのを覚えています。

    この世界大会に一緒に行った「カプリオール」の屋比久さん。彼から、帰りの空港でこんな言葉を貰いました。

    量で勝ってた?

    By プロダブルダッチチーム「カプリオール」 屋比久さん

    あれから10年たった今も、この言葉を大切にしています。本人に聞いたら覚えていなかったようですがww

    ただ、ここでいう「量」って実は練習量だけじゃないんです。

    100時間の練習より1回の本番

    練習量を増やすのは簡単です。本人の意識次第で、いくらでも練習はできます。

    でも、練習ってあくまで練習でしかないんですよね。ダブルダッチや縄跳びで言えば、実際に人前で演技をしてみないと分からないことの方が多いんですよ。

    なにより、人前で演技すると緊張します。緊張感を持った練習をしたとしても、本番の緊張とは種類が違う。

    また仲間内で発表会をしても、そこは最高のホームです。みんな応援してくれますし、ミスが多い構成でもそれなりに盛り上がってくれるんですよ。

    本番は違います。試合会場のステージは独特の空気です。初めのうちは立つだけで両足が震えます。

    この緊張を乗り越えて初めて、本番で本来の演技ができるんです。これは何百時間練習しても、実際に体験しなければ永遠に分かりません。

    アスリートは『試合本番』でしか本当の意味で成長できない

    本番で身につく「カン」

    人前で演技をすると、本番のカンが身につきます。これは「自信」と言い換えることもできます。

    誰でも最初は緊張しますよ。だって人が見ているんですから。自分も児童館で初めてパフォーマンスした時、緊張しすぎて前とびが出来ませんでした。

    でも人間は慣れていく生き物。回数を重ねるうちに「もっと見て欲しい」という気持ちが生まれます。さらに回数を踏めば「このやり方は盛り上がる!」「この場合はあの方法が良い」というカンが身についていきます。

    たとえば言語化できなくても、これらは本人達が「感覚」として身に付けた大切な財産になります。

    なぜ、同じ技でも「チーム」や「人」で盛り上がりに差が出るか

    本番の機会を増やすには?

    とはいってもダブルダッチや縄跳びの大会は限られています。単縄に至っては年に一度しか大会がない…。

    でも人前で演技をする機会は工夫次第でいくらでも増やせます。サークルやOBOGが主催する大会に出場してもいいでしょう。ダブルダッチの発表機会は随分と増えましたからね。

    ただこれだけだとライバル達と同じ。同世代で抜きん出るには、自力で発表の機会を増やしましょう。

    11月〜3月は日本中の小学校で縄跳びが始まります。つまり演技を披露できるチャンスが広がってるんです。

    地元の学童クラブ、地域センターなどでイベントに出演させてもらってもいいでしょう。気持ちさえあれば、地域の小学校に直接「パフォーマンスをさせてください!」と売り込むぐらいのガッツがあっても良い。

    ここ数年でダブルダッチは急激に広がり、2000年頃からしたら信じられないぐらい発表の場が増えました。

    でも先輩質から与えられる発表の機会は、他のライバルもみんなやってますよ。同じことをやって、ライバルに量で勝ることはできますか?

    なぜ、同じ技でも「チーム」や「人」で盛り上がりに差が出るか

    量で勝ることの意味を考えたい

    http://www.flickr.com/photos/39897684@N00/4713547
    photo by DannoHung

    どんなことでも、量をこなす段階というのがあります。練習でも本番経験でも同じこと。

    さらに言えば「演技振付」や「曲編集」なども、場数を踏んだだけ経験値が蓄積され、良い物を生み出せる確率が高くなります。

    練習は必須です。でも、どこで何の量をこなすかを考える。

    このタイミングを理解した人が、ライバルから抜きん出ていくのだと思います。

  • 縄跳び競技をはじめる初心者向け!ロープスキッピングのルールをザックリ知れるオススメ解説動画

    こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    縄跳び競技のルールって初心者には難しいです。

    2007年のルール変更でさらに複雑になって、現行規則は自分も半分ぐらいしか把握できてない…。

    でも大会に出場するからにはルールを知らないとダメ。だってこれが模範解答なんですから。そこで今回は、縄跳び仲間の岡本君が個人的にあげてくれた初心者でもザックリとルールを理解できる「解説動画」を紹介します。

    大会に出場したい人、これから出場を考えている人は必見の動画ですよ!

    大会概要編

    まずはこの動画から見ましょう。競技の全体像を掴むことが出来ます。

    それぞれの種目がどのように採点されるかが掴めると思います。それと何気に貴重な情報が7分あたりから紹介される「スピード種目」の目安。

    今まで実力がどのぐらいか?を知る指標が少なかったので、参考になると思います。

    単縄・ダブルダッチ編

    こちらは、より種目に特化した解説です。とくに理解が難しいフリースタイルの解説が大半ですね。

    フリースタイルの作り方はルールに大きく依存しています。ルールありきで演技を作るんです。なのでルールを理解していないと試合演技が作れないんですよね。

    これから縄跳び競技(ロープスキッピング)を始めたい人は、まず一度はこれらの動画でルールの理解をしましょう。その上で競技規則を見ると、より理解が深まると思います!

    日本ロープスキッピング連盟の公式ページ

    第11回全日本ロープスキッピング選手権大会のページ

  • チャンピオンや勝敗を「個性」と思い込むと苦しい。トップ陥落の時に考えたい「察する」こと。

    チャンピオンや勝敗を「個性」と思い込むと苦しい。トップ陥落の時に考えたい「察する」こと。

    こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    スポーツの世界は残酷に「順位」がつきます。勝てばチャンピオンです。

    自分も過去にはいくつかの大会で優勝しました。マイナーながらチャンピオンでした。

    一度でもトップを取った人は「頂点に立っている状態」を個性と感じます。チャンピオンであること=自分の価値と考えるんですよね。

    周囲もそう見ます。この人は全日本チャンピオンなんだ、って。ただ、頂点に立っている状態を個性と思い込み続けると、けっこう苦しいんです。

    チャンピオンという個性は儚い

    当然ですが、時間が経てば別のチャンピオンが生まれます。2014年の世界チャンピオンがいれば、2015年の世界チャンピオンもいます。無敵の連覇を成し遂げたスーパースターでも、いずれは次世代に抜かれる運命。

    ところがチャンピオンを「アイデンティティ」と思い込みすぎると、別の誰かにチャンピオンを奪われた時にヤバイ。 しかも時の流れは残酷で、無敵のチャンピオンでもいつかは別の誰かにチャンピオンを受け渡す時が来ます。これは100%です。

    チャンピオン以外にも「日本代表」とか「記録保持者」とか。こうした移ろいやすく、時代に大きく影響されるモノを「アイデンティティ」や「個性」と捉えてしまう。

    状態を維持できる間は大丈夫です。ただ、いつかその状態が失われることを忘れているアスリートが多いんですよね。

    他人の評価をベースにする問題点

    現役引退後に燃え尽きてしまうアスリートが多いのも、これが原因の一つです。

    同じことが「チャンピオン陥落」「記録喪失」といった時に起こりやすい。場合によっては「うつ病」に繋がる深刻なこともあるんです。

    トップを極めた人が抱える問題点は、アイデンティティや個性を「他人から評価」をベースにしていること。

    大会優勝も記録保持者も、他の誰かと競争して初めて得られるものです。ゆえに他の誰かが強くなれば、世間はそちらを評価します。競技の世界とはそういうものなのです。

    若い人に「競争」で学んで欲しい3つのコト

    陥落後こそが勝負

    粕尾将一は競技選手としてはアジアレベルでした。世界で勝てるとは・・・正直思えなかった。

    ただこの感覚があったからこそ、指導やパフォーマンスへと軌道修正できて「アイデンティティ」を失わずに済んだのです。

    あなたは「好きなコト」で自分を騙していませんか?

    自分は「勝てない…」と悟った時が勝負でした。ここで「人に奪えない個性」を見つけるために別の道を模索しました。2014年のシルクドソレイユ日本公演で主演をしていていた「谷口さん」も、インタビューで似たことを言っています。

    彼も一度は体操選手としての夢をあきらめている。

    しかし、彼はこの決断のおかげで、シルクドソレイユという「別の試合」に臨むことができた。
    そして今や日本人初の「主役」というスターにまで登り詰めた。

    引用:『あきらめたら、そこで試合終了ですよ?』の落とし穴

    人はどこかのタイミングで「これまでか…」と察する必要があります。谷口さんと自分は、世界の壁を目の当たりにして察しました。おなじようにトップを極めた人は「陥落」の時に察する必要があるのです。

    ここで察するコトから逃げ「まだイケる!」と思いたい気持ちも理解できるんです。ただそれは頂点に立っていた状態に「依存」し、温かい場所にしがみつこうとしてるだけ。最後は執着によって本人を苦しめるのです。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/16230215@N08/3138476597
    photo by h.koppdelaney

    チャンピオンが陥落した時、競技自体を好きだったか「状態」が好きだったかが問われます。どちらが悪いということじゃありません。自身と向き合う上で知っておいたほうがお得なのです。

    競技自体が好きなら他の方法で関わればいい。スポーツ競技はOBOGの力で成り立っています。もし「チャンピオン状態」が好きだったのなら、別の勝負を見つけてみてはどうでしょうか。こういう人は、別分野でもトップに立てる素質があると思うのです。

    いずれにしても、一度でも頂点を極めた人の力は、必ず活かせる場所があります。

  • 「キャラクター構成」はダブルダッチ界の新しい流れになる

    「キャラクター構成」はダブルダッチ界の新しい流れになる

    こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    今年で10年目をむかえた「ダブルダッチデライト」。毎年のことながらワクワクしながらYoutubeで見させてもらっています。

    そんな中、どうしても気になるチームがいました。

    申し訳ないですが、演技としては決勝に残れる感じではありませんでした。ミスも多いです。それでもなお、見た人の印象に残る。

    これって、本当にスゴイ事なんですよ。自分はこうした「キャラクター構成」が、今後のダブルダッチ界の新しい流れになると考えています。

    オリジナリティは過去からの共通課題

    ダブルダッチでは日々多くの技やスタイルが生まれています。この記事で過去の変遷をまとめましたが、いまなお歴史は生み出され続けています。

    ■関連記事:初心者におすすめ!ダブルダッチの歴史を作ったチームの演技動画10選 – なわとび1本で何でもできるのだ

    ダンス、アクロバット、そしてストーリー性、アイディアなど、いくつもの流れが生まれては融合していきました。ただこれらの流れで共通して言われてきたのが「オリジナリティ」の課題でした。

    特定のチームが新しい流れ作れば、周囲のライバルは真似します。そこから発展・進化させます。たとえばKuruiのアクロとか、太陽のShunくんがやってたハリーとか。今では必修課題のようにやられてますよね。

    でも必修課題だけじゃ抜きん出たオリジナリティを出すのが難しい。ゆえに似たり寄ったりの演技が量産されていくのです。

    キャラクターは究極的オリジナリティ

    こうしたオリジナリティの課題に対し、先に上げた「キャラクター構成」は非常に有効です。なぜならその人が舞台上に居るだけで「個性」なんですよ。

    人は慣れる生き物です。どれほど斬新な動きも時代の流れで陳腐化します。一度見た演技はコアな観客ほど覚えているもの。ゆえに「変化」と「創造」を常に求められるのです。

    一方でキャラクターは内側から生み出されます。技や動きとは違い「人格」を持っています。衣装や動きなどの表面的に似せても意味がありません。

    ロンダートバク転という「動き」は別の人がやってもロンダートバク転です。しかし「◯◯さん」という人格は◯◯さんにしかできない。つまり、キャラクターは究極的なオリジナリティになるのです。

    キャラクターを探すのは難しい

    ただしキャラクターを探すのは難しい。こればっかりは外側だけ飾って演じてもダメ。その人の内側から出てくる「天然さ」が重要なんです。

    よくコミカルな動きだけを真似してスベってるチームがあります。これは「演じてる感」が強すぎるからなんですよね。違う表現をすれば、わざとらしい。

    キャラクターは演じるモノですが、同時に内側から「探しだす」モノ。だからこそリアリティーがあって存在感を生むのです。観客は「演じてる感」に敏感です。ゆえに取って付けた動きはスベるんです。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/25346522@N02/4732030995
    photo by akshay moon

    実はキャラクターを使った構成はシルクでもやってます。

    よく、目立つ衣装や奇抜な格好をしている人が出てますよね。でも目立つ格好をしているから目立つんじゃありません。もとから目立つ人に味付けをした結果、さらに目立つようになってるんです。

    今後、ダブルダッチで「キャラクター」を活かした構成が増えるコトに期待してます。

  • 縄跳び演技・パフォーマンスを作る人が参考にしたいオススメ動画集

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    スマホさえあれば誰でも動画か投稿できる時代です。縄跳びに限ってだけでも、毎日もの凄い数が投稿されています。

    そこで今回は縄跳び動画マニアの自分が選んだ、縄跳びパフォーマーを目指す人が見ておくべき動画を選びました。

    これからパフォーマーを目指す人や、既に人前で演技をしていてレベルアップしたい人は是非参考にしてください。

    規定演技

    最初は自力で演技を作るより、ある程度形になった演技を真似するところから初めてみましょう。

    日本ロープスキッピング連盟の規定演技

    この二つの演技は日本ロープスキッピング連盟が提供している「規定演技」です。

    難しい技は入っていません。でも、これらの演技をノーミスかつ音に合わせて跳ぶコトができますか?何事も順序が大切です。最低限の基礎として、この二つの演技はクリアしておいてください。

    縄のまっちゃん作成の規定演技

    自分も過去に規定演技を創りました。JRSFの規定演技より難しい技が入っていて、やや実践的な組み合わせです。

    プロパフォーマー・選手の演技

    基本ができた所で、実際のパフォーマンスで使われた演技を見ていきましょう。

    元縄レンジャー☆のJanetさん

    この演技をよく見ると、ほとんど下を向いていませんよね?ずーっとお客さんの方を見てパフォーマンスしてるんです。これが結構できない。パフォーマーというからには、お客さんの方を見て跳ぶ練習を忘れてはいけません。

    第2回アジアロープスキッピング選手権大会・日本代表チーム演技

    お次はチーム演技から。この演技は伝説のチーム「NAWA-NAWA」が振付をした演技です。技と音楽がバッチリあっていて、ミスなく跳びこなすのには難しい。大学時代の教授が、音楽は演技の8割を決めると仰っていました。パフォーマーなら音を意識して跳べるようになっておきたい。

    初めはどうしても「多回旋」や「アクロバット」といった技に走りがちです。でもこれらの動画のように「お客さんへの意識」「音楽への意識」もパフォーマーを目指す上では大切な要素なのです。

    Hanna Bánhegyiさんのプロモーション映像

    今度はプロモーションから参考になる動画を。実際の演技とは異なりますが、パフォーマンスで何が目を引くか?を研究する材料になります。

    これはヨーロッパで活躍しているHanna Bánhegyiさんのプロモーション映像。注目すべきは演技の美しさ。彼女は身体全体への意識を張り巡らせているのです。足の動き、上半身の角度、顔の向き、これらを演技中に全て網羅しています。

    とかく縄跳びパフォーマーは「ロープ」にばかり意識が行きがちです。でも実際にお客さんは「フォルム」として身体を含めた全体を見ています。この意識を持つかどうかで、演技の質に大きな差が生まれます。

    Adrienn Bánhegyiさんのプロモーション動画

    これは言わずもがなの超有名動画ですね。世界で400万回以上も再生されたAdrienn Bánhegyiさんの動画です。上記のHannaさんと苗字が同じですが…親戚ではないようです

    彼女はシルクドソレイユにも出演する実力者。しかしよく見てください。競技経験者であれば、さほど難しい技はやっていないんですよ。Adriennさんの凄さは「技術力」と「自信」に裏打ちされた存在感にです。ここまでくると、ロープを回した時に出る「個性」や「華」と言っても良いでしょう。

    縄のまっちゃんのプロモーション動画

    せっかくなので、自分のシルク・ドゥ・ソレイユ時代の演技も貼っておきます。

    この演技は単縄だけでなく長縄やダブルダッチ、2人とびなど複合的に扱っています。単縄の技は難しいことはしていませんが、目線や技の魅せ方、タイミングなどに極限までこだわり抜いた縄跳び演技です。

    おまけ

    最後におまけの映像を二つほど。

    この映像は「簡単な技だけど組み合わせると難しい」をコンセプトに作成したルーティンです。パフォーマンス向きじゃありませんが、基礎トレとしてロープコントロール技術を向上させるのに良いでしょう。

    これはDr. Kenという人のパフォーマンス。縄跳び競技としては全く点数が出ません。しかし1分20秒辺りからのメテオ*1、ロープの裁きなどは見る人を惹き付けます。競技経験者は跳んでナンボ、回してナンボになりやすい。そうした演技とは一線を画すパフォーマンスとして紹介しました。

    おわりに

    いかがでしたか?

    競技のフリースタイル演技をそのまま披露するのも良いでしょう。しかしそれではパフォーマーとして二流止まり。競技とパフォーマンスでは目的が違います。ゆえに目指す演技も変わってきます。

    自分は「何を見られているか?」「何が見られるか?」「何を見せたいか?」を追い求めるのがパフォーマンスだと考えています。

    これらの動画がみなさんのパフォーマンスの参考になれば嬉しいです。

  • あなたはどのレベル?縄跳びの「入門〜上級」をレベル分類してみた

    あなたはどのレベル?縄跳びの「入門〜上級」をレベル分類してみた

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    日本にはたくさんの縄跳びの上手な人がいます。

    三重跳びができる小学生に、中学生で競技で世界大会に出場する選手。かと思えば小学校ごとで「なわとび大会」も開催されたりしてて、縄跳びの上手さの基準ってけっこう曖昧なんですよね。

    そこで今回は独断と偏見で「縄跳びレベル」を五段階で分類してみました。

    縄跳びに自信のある方は、ぜひ自分のレベルを調べてみてください。

    入門レベル

    誰もがここから始まります。まだ縄跳びを始めたばかりの人のレベルです。

    できる技数: 5〜10個(前とび、かけあし …etc)
    特 徴 :一回旋二跳躍が多い

    入門レベルの特徴は「腕を開いた状態」で跳ぶことです。かけあしとび、ケンケンとび、ジャンケンとびなどが出来ます。でも、交差跳びやあやとびはできません。

    またこのレベルでは「一回旋二跳躍*1」をする人がほとんどです。またロープは「紐状」がオススメで、親指を立てる「リモコン持ち」が上達に有効です。

    ■参考記事:縄跳びが苦手な子供に贈る、縄跳びがとべるコツと練習方法|なわとび1本で何でもできるのだ

    初心者レベル

    このレベルに入ると、一気にできる技が増えます。

    できる技数: 10〜30個(交差飛び、あやとび …etc)
    特 徴 :少し複雑な腕の動きができる

    ここでは交差飛び、あやとびができる人が増えます。入門レベルで見られた一回旋二跳躍もほとんど見ません。また後ろ回し、サイドスイング*2やかえしとび*3ができる人も。

    また急激に上達するため、二重跳びへの憧れが一番強いレベルです。

    ■参考記事
    二重跳びのコツ決定版!小学生10万人へ指導した練習法を公開|なわとび1本で何でもできるのだ

    「かえしとび」の教え方と練習方法を3つのコツで徹底解説します。|なわとび1本で何でもできるのだ

    あやとび練習のコツと流れを解説。つまずきポイントを克服するには?|なわとび1本で何でもできるのだ

    中級者レベル

    ここまでくると、いよいよ二重跳びが登場してきます。二重跳びはそれだけ難しく、練習に時間が必要なのです。

    できる技数: 30個以上(二重跳び、はやぶさ …etc)
    特 徴 :ロープの加減速ができる

    体育の代名詞のように言われていますが、二重跳びってけっこう難しいんです。

    二重跳びができると身につくのが「ロープの加減速」です。ロープは早く回せばいいってもんじゃありません。どこかで早くし、どこかで遅くする必要がある。この微妙な調節は縄跳び全般において非常に重要な技術で、習得すると一気にできる技が増えるのです。

    はやぶさのコツは交差の順番:練習法とポイントのまとめ。|なわとび1本で何でもできるのだ

    上級者レベル

    このレベルだと学校ではヒーローです。

    できる技: 50個以上(三重跳び、三重跳びの変化 …etc)
    特 徴 :自力で技が発想できる

    三重跳びをクリアしないで50個の壁を超えるのは至難の業。というのも、三重跳びができると一気に技の個数が増やせるんです。たとえば交差の位置を移動するだけで、10個ぐらいは簡単に技が作れます。サイドスイング、後ろなんかも含めればあっという間に50個クリアできるでしょう。

    違う言い方をすれば、自力で技を発想できるようになるレベルとも言えます。

    またフリースタイルなわとびの代表格ともいえる「TJ」ができるのもこの辺のレベルです。

    ■関連記事
    三重跳びがやりたい人向け!!跳び方のコツと練習方法を徹底解説|なわとび1本で何でもできるのだ

    これが出来たらモテる!!縄跳びの技5選|なわとび1本で何でもできるのだ

    おまけ:競技者レベル

    上級者レベルと技術的な差はほとんどありません。でも「おまけ」として競技者レベルというのも作りました。

    できる技: 50個以上(三重跳び、三重跳びの変化 …etc)
    特 徴 :技の組み合わせができる

    技の個数は同じです。このレベルでは発想次第でいくらでも増やせるので、個数にあまり意味が無いんですよ。

    上級者の中でも競技者レベルに行ける人は「技の組み合わせ」ができるかです。個別技を連続するのではなく、違う技を組み合わせて跳ぶことができるのが競技者です。

    これが言うより難しくて、たとえば「前とび→二重跳び→交差とび」のような組み合わせを跳んでみてください。個別にはできても、連続で組み合わせると結構できない。

    競技者レベルの人は、この「技と技を繋ぐ調整力」が優れているのです。

    おわりに

    いかがでしたか?

    今回は「出来る技の個数」を軸にして縄跳びのレベル分けをしてみました。よく縄跳びは回数で測られがちですが、こんな見方もあります。

    回数が出来るのも熟練度が上がるので大切です。しかし「応用が利く」という意味で多種類の技が出来る方が、縄跳びが上手と言えるのです。

    *1:二回のジャンプで一回ロープを回すとび方。ぴょんぴょん跳び、ゆっくり跳び。

    *2:ロープを体の側面で回す

    *3:サイドスイングの特殊な回し方

  • 日本の縄跳び起源は童歌。全国の「縄跳びわらべうた動画」に歴史を感じよう

    日本の縄跳び起源は童歌。全国の「縄跳びわらべうた動画」に歴史を感じよう

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    いきなりですが、縄跳びの起源を知っていますか?

    縄一本で出来る遊びなので、さぞかし昔からやってそうですよね。

    日本では「わらべうた」を通して同時多発的に始まったと言われています。みなさんも「郵便屋さん」や「お嬢さんお入んなさい」は聞いたことありますよね。今回は日本全国の「縄跳びわらべうた」を集めた動画を見つけたので紹介します。

    わらべうたは地域性が強い

    「わらべうた」でやる縄跳びには、地域によって様々な独自ルールがあります。たとえば下の動画にある「福岡県のわらべうた」では、郵便屋さんの最後にロープを足の間で止める、というルールがあります。

    さらに歌詞に方言や訛りも入ります。3’00あたりで紹介されてる「数え方」に至っては、もはや知らなければ理解不能レベルです。下のリンクから他の動画も見れるので、興味のある人は是非見てみてください。

    むかしのわらべうたたち – YouTube

    縄跳びの歴史はあまり研究されていない

    国内の縄跳びはこうした「わらべうた」を通じ子どもの遊びとして定着したようです。

    文献を失念してしまったのですが、古くは「室町時代」に「縄跳びわらべうた」で遊ぶ女の子を描いた絵があったといいます。

    また学校体育が始まった明治時代には既に「体練」として最初から「縄跳び」が種目に入っていました。当時の運動会では既に「長なわとび」をしていたというから驚きです。

    また世界に目を向けてみても起源には諸説あるんですが、はじめて学術的に登場したのはドイツの教育学者「ヨハン・クリストフ・グーツ・ムーツ」の著書である「青年のための体育」でした。

    ヨハン・クリストフ・グーツ・ムーツ
    (Johann Christoph Friedrich GutsMuths、1759年-1839年)

    ゲーテ時代の著名なドイツの教育学者で、体操の創始者の1人。グーツ・ムーツは、特に青少年の規律正しい身体教育という思想を導入し、広い運動場をつくり、また体操の最初の教科書ともなった『青少年のための体育』(Gymnastik für die Jugend 1793年、増補改訂版1804年)を執筆した。

    出典:ヨハン・クリストフ・グーツ・ムーツ – Wikipedia

    世界的にも子どもの遊びが発展し、体育の種目に取り入れられたというのは同じようですね。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/12692384@N00/5826168709
    photo by adwriter

    誰しも一度は耳にする「わらべうた」ですが、調べてみると驚くほど種類が多いです。自分も知らない遊びばかりで興味深かった。

    わらべうたを創ったのは子ども。つまりこれらは、彼ら自身が純粋に楽しめるように考えられたゲームなのです。

    縄跳びを使った遊びやゲームを考える時、こうした「わらべうた」からヒントを貰うのもありではないでしょうか。

  • ギネス記録を11個保持した男。一風変わった縄跳び世界記録に挑戦する「Peter Nestler」氏

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    縄跳びほどギネス記録が豊富な種目はありません。仲間にも多くのギネス記録保持者がいます。

    生山ヒジキ:30秒間後ろ跳びスピード他…6つ
    三村大輔:30秒間その場宙返り縄跳び他…4つ
    森口明利:6重跳び連続2回

    日本人は縄跳び上手なんですよねー。生山ヒジキさんは、プロスポーツ選手としてあのイチロー選手と並ぶ6個の記録保持者だといいます。でも世界にも縄跳びギネス記録にチャレンジしている人が他にいるんですよ。

    今回はそんな世界で縄跳びギネス記録にチャレンジしている「Peter Nestler」氏を紹介したいと思います。

    11個のギネス記録を持った男

    Piter Nestlerさんは、これまで世界で最も縄跳びギネス記録を保有した人物です。

    Fused :: Jump Rope Masters :: Peter Nestler

    彼はこれまでに11個の記録保持者になったといいます。この内の何個かは既に記録更新されてしまったようですが、未だに新記録更新に意欲を燃やしていると言います。

    ちなみに彼が持っている記録はこんな感じです。

    Most Skips On A Unicycle In One Minute
    (1分間で一輪車で何回前とびが出来るか)
    →記録:237回

    Most Skips In 30 Seconds – One Foot
    (30秒間片足で何回前とびが跳べるか)
    →記録:132回

    Fastest 100 Meters While Hopping And Skipping
    (ケンケン跳び100m)
    →23.78秒

    (※)出典:Guinness World Records

    どれも不思議な緊張感と、記録達成への熱意が見えます。ちょっと日本人が挑戦している記録とは毛色が違いますが…。

    記録の作り方は様々

    こうして見ると、Piterさんの発案した種目が結構多いんですよね。ケンケン跳び100m走とか、よく思いついたなぁ…。

    もちろん競技種目で世界記録に挑戦し、世界新記録を生み出すのは素晴らしいことです。一方でiterさんのように、自ら課題を創造して記録に挑み続けるのも一つのやり方ではないでしょうか?

    誰がやるの!?というツッコミは承知のうえです。でもこれだけの記録を創造してチャレンジし、しかもギネス社に認めてもらった行動力と熱意は見習うところがあると思います。

  • 屋外で縄跳びをするとき、気を付けたい4つの注意点

    屋外で縄跳びをするとき、気を付けたい4つの注意点

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    縄跳びの特徴は「いつでも」「どこでも」「だれとでも」できること。公園などの屋外でも、ロープさえ持っていれば気軽にできるのは縄跳びの良いところです。

    小学校の体育でも、体育館でもグラウンドでもできるので重宝されています。突然ん土砂降りでグラウンドが使えない時など、縄跳びならちょっとしたスペースでもできますからね。

    ただ、屋外で縄跳びをする時はいくつか注意点があります。なかには怪我や命に関わるコトも。

    今回はそんな「屋外で縄跳びをする注意点」をまとめてみました。これからの季節、お子さんが屋外で縄跳びをするときの参考にしてください。

    1.小石がとぶ

    屋外には気付かない「小石」が落ちています。この小石を弾き飛ばすと、周囲の人の怪我の原因になるんです。

    縄跳びは想像以上にロープの速度が早いですよ。寒空の下でビシっとぶつけたことのある人なら、実感があると思います。この速度で小石を弾けば、結構な勢いて石が飛んでいきます。

    もしこれらの石が目に入ったら危険です。

    縄跳びをする時は、からなず周囲に人が居ないことを確認しましょう。またできれば、滑らかで小石の少ない地面で練習をするのをオススメします。

    2.ロープが摩耗して切れやすい

    屋外で練習するとすれば「コンクリート」「アスファルト」「土の地面」「芝生」のいずれかですよね。

    この中でも表面の粗い場所で練習を続けると、ロープの摩耗が早まってしまいます。とくにビニール製のロープは摩耗に弱い。これが悪化すると、一週間〜二週間でロープが切れてしまいます。

    「滑らかな地面」小石が飛ぶのを防ぐだけでなく、ロープの摩耗を防ぎ寿命を伸ばしてくれます。できるだけ練習の時は滑らかな場所を探しましょう。

    3.長時間は怪我の原因

    外で練習する場合、硬い床で練習する場合がほとんどですよね。

    こうしたアスファルトやコンクリートなどの硬い床は、足首・膝・腰への負担が大きいので注意が必要です。

    10分-20分程度の練習なら問題ありません。でもこれが、毎日3-4時間!!となると少し考えモノ。なかでも高いジャンプが必要な「二重跳び」や「三重跳び」をする人は要注意です。

    競技として本格的に縄跳びをする場合、平気で3-4時間の練習は必要ですよね。でもこうした負担の大きい技の練習は、できるだけ屋外では控えましょう。どうしても必要な場合は、体育館などの板張りの設備で練習してください。

    4.冬の隠れ脱水症状に注意!

    意外に思えますが、冬場こそ脱水症状が起こりやすいんです。

    冬の熱中症…?原因になる「かくれ脱水」の予防と対策 – エキサイトニュース(1/2)
    冬こそ気をつけて欲しい子供の脱水対策!|経口補水液OS-1(オーエスワン)|大塚製薬工場

    縄跳びは全身運動で体を温めるのに適した運動です。つまりその分汗をかきやすいんですよ。しかも始める前は寒いので上着を着て練習しますよね。この状態で縄跳びをすれば一気に体温が上がって汗をかきます。

    しかも寒さで水分補給を怠りがちになるため、身体の水分はドンドン失われていきます。

    冬場でも運動中の水分補給は大切です。とくに屋外で練習する時は、気付かないうちに脱水になる「かくれ脱水」が起こりやすい。体調管理には十分気をつけてください。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/33828121@N00/3231557858
    photo by Anz-i

    いかがでしたか?

    自分も高校時代は毎日のように自宅裏の道で練習し、寒空の下半袖Tシャツで跳びまわっていました。どんなに寒くても、動いているうちは暖かいし楽しくて時間を忘れてしまうんです。

    冬休みから年末年始と、屋外で縄跳びの練習をする子どもたちを多く見かけます。

    もしあなたのお子様が屋外で縄跳びをする時は、ぜひ今回紹介したポイントを踏まえて「楽しく」練習を見守ってあげてください。

  • 縄跳び選手は姿勢が悪い:キレイな姿勢で跳ぶ5つのメリット

    縄跳び選手は姿勢が悪い:キレイな姿勢で跳ぶ5つのメリット

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    縄跳び選手はほとんどが姿勢が悪いんですよね。

    とくに単縄の人はヒドくて、猫背、内股、両肩をすぼめて俯きがち…。なぜなら、この姿勢が一番跳びやすくてロープに引っかかりにくいんですよね。

    この姿勢で失敗は減るかもしれません。ただし姿勢が悪いとデメリットがあります。そこで今回は姿勢が悪いデメリットを紹介したいと思います。

    1.猫背は腰痛の原因

    縄跳び選手は本当に腰痛持ちが多いです。その原因の一つが「猫背」です。

    ■参考記事:猫背だけじゃない!いつまでも腰痛が治らない「悪い姿勢」5つ | It Mama

    この姿勢だと腕が交差しやすい。しかも失敗を避けるために足元を見たくなるので、猫背+うつむきが加わります。

    この姿勢でジャンプと着地を繰り返すと「腰痛」や「首」の痛みに繋がります。

    背骨はもともと「S字」に曲がっていて、衝撃をうまく吸収するシステムになっています。でもこれが歪むと衝撃を吸収できません。その負担が筋肉と腰に蓄積し、首の痛みや腰痛を引き起こします。

    とくに腰痛はすべての運動に支障をきたします。重症だと縄跳びどころじゃありません。

    はじめのうちは「猫背」や「うつむきながら」で跳ぶのもある程度しかたないでしょう。しかしある程度で「姿勢」を考えはじめましょう。長い目で傷害予防になり、選手寿命を伸ばすことができます。

    2.内股は膝を痛めやすい

    縄跳び選手は男女関係なく内股の人が多い。自分も競技現役の時は内股でした。

    これは「つま先」を内側に入れた状態が、ミスをしない最も好ましい状態だからと考えています。きっと無意識に内股になっていくんですよ。是非一度、つま先を開いて跳んでみてください。すげー難しいですから。

    ところが内股は膝を負傷しやすい「Knee in toe out」になりがち。

    Knee inというのは膝が内側に入った状態。いわゆる内股の状態です。そしてToe(つま先)outとはつま先だけが外側を向いていること。つまり膝に対して、捻れる力がかかった状態を指しています。

    縄跳び選手はこの怪我をしやすいんです。内股だけならまだしも、ジャンプの着地に失敗し突発的に「つま先」が外側に向けば…Knee in Toe outが起こり怪我のリスクが上がります。最近はアクロバットをする選手も増えたので、着地で膝を痛めるリスクがより高いんです。

    内股は意識で治すことができます。ラヌーバにバックアップできてくれた「Adrienn」も、現役時代はもの凄い内股で危険な跳び方をしていました。

    ■参考動画:Adrienn 2006年FISAC世界大会 in Toronto

    両足を揃えて跳ぶ、膝をまっすぐ曲げる意識を入れる。こうした小さな意識を積み重ねが、1年単位の膝の負傷を予防してくれます。

    3.俯きがちは印象が悪い

    姿勢が悪いリスクは怪我だけじゃありません。下を向いた演技は印象が悪いんです。

    とくに縄跳びパフォーマンスをする人は、うつむいていたら観客が見えませんよね。パフォーマンスの臨場感は、どれだけ観客と目が合うかにかかっています。ずーっと足元を見つめていたら、いつまでも「技を跳んだだだけ」の演技で終わってしまいます。

    競技でも印象で点数が変化します。これは下を向いて跳ぶより、正面を向いて跳ぶほうが難しいから、という理由もあるのではないでしょうか。

    事実、正面を向いて跳ぶのは難しい。少し目線を上げただけで簡単に失敗します。でも逆に言えば、この状態を克服すれば一歩上のレベルに進むことができるのです。

    4.技の精度が低くなる

    下を向いて跳ぶと目線が安定します。またロープが通過するタイミングを測れるので、総じてミスをしにくくなるんです。

    たしかに自分も「つま先を見る」と教えます。でもこれは初心者向けの教え方。つま先を見て跳ぶのは一番簡単なんです。なので競技選手やパフォーマーの人は、はやく卒業しましょう。

    目線が定まらなければ身体が安定しません。よって前を向いた瞬間、どこに目線を固めるかを即座に見つける必要があります。

    さらにロープの通過は「感覚だけ」で察知する必要があります。腕の交差の位置も見えません。ロープのタイミングも測れません。たとえるなら目隠しをして縄跳びをしている状態です。

    これれら克服すれば「動き」の完成度が一気に高まり、本質的にミスを減らすことができます。

    5.バランス感覚が鈍くなる

    人は目線を固定しないとバランスが取れません。それは目をつぶって連続ジャンプをしてるのと同じ状態だからです。

    これまで足元で目線を固定していた人が、いきなり正面を向くと目線を固定できずにバランスが取れません。ジャンプが前後左右にぶれてしまいます。

    ここで必要なのは「目線の固定先」を探す能力。正面を向いて跳ぶと、身体が移動しても次々に目線の固定先を見つける能力が養われるのです。

    演技中のバランスは失敗に深く関係します。左右のバランスが乱れれば、腕の位置がズレてミスを招きます。ジャンプの位置が前後にずれれば、ロープとのタイミングがズレてミスを招きます。

    あまり意識されませんが、バランスの乱れが原因のミスは結構多いのです。

    おわりに

    http://www.flickr.com/photos/34745138@N00/4338318506
    photo by kaibara87

    競技の特性上、縄跳び選手の姿勢が悪いのはある程度仕方ありません。

    しかしそのまま放置しているのはオススメしません。1年以上縄跳びを続けてきた人は、そろそろ次のレベルに進んでください。「猫背」「うつむき」「内股」で跳んでいるうちは、いつまでも初心者を抜けだせません。

    近年の世界大会の上位選手は、どんどん姿勢の悪い選手が少なくなっています。これは「姿勢の悪さ」=「技術の低さ」を意味しているから。

    姿勢で怪我を予防し技術を追いつけさせた選手。こうした選手が、世界でもトップに上っていくのだと思います。

  • 世界的なダブルダッチ・縄跳びにおける、極端なアクロバット偏重を止めたい

    世界的なダブルダッチ・縄跳びにおける、極端なアクロバット偏重を止めたい

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    今年もWorld Jump Rope2015がParisで開催されましたね。Double Dutch Contest World 2015の同時開催もあり、日本から多くのダブルダッチャーが参加したことと思います。

    今回は、その中でどうしても触れておきたい動画を紹介します。

    <#WJR2015# HOT DOG USA Posted by Christophe Crisprod on 2015年7月24日
    単縄の個人フリースタイル、アクロバットが得意な選手の演技です。最初の一発目で「後方二回宙返り」をしています。みなさんはこの動画を見て、どのような印象を持つでしょうか? 正直この話題を出すのに躊躇しています。でも今声を上げないと、もっとヤバくなる。だからこそハッキリと言います。「一部の極端なアクロバット偏重は禁止するべき」と思うのです。

    問題点1:危険性

    これまでも、縄跳び・ダブルダッチの歴史でアクロバットのレベルは飛躍的に上がってきました。日本のダブルダッチ。そしてアメリカの単縄。この両方が新たな技を開発し、世界を牽引してきたのです。 自分はアクロバットのレベルが上がるのに異論はありません。ですが、その危険性を十分に踏まえた上で取り組んで欲しい。 華麗なアクロバットで有名な「男子新体操」では、ジュニアは前方宙返りからダイレクトに前転に入る「前宙転」は禁止技になっています。またフィギュアスケートでは縦回転の技が全面禁止です。 これらは危険性を踏まえた上で、競技規則に反映されたものです。 いまの縄跳び・ダブルダッチ界で、アクロバットに厳しいのは日本だけ。自分は、このまま行くと縄跳び・ダブルダッチが「危険なスポーツ」への階段を駆け上がっていくのでは?という危機感を覚えています。 2010年、日本のダブルダッチ界を揺るがした事故がありましたね。この教訓を踏まえ、日本では「危険なアクロバット」に対して厳しい姿勢を取るようになりました。 ■関連記事:嬉しい出会い!|CAPLIORE Official blog しかし世界はまだ追いついてません。むしろ日本のハイレベルなアクロバットを見て、無茶な技を真似してくる選手が出てくることが予想されます。 誰かが止めなければ暴走します。

    問題点2:パフォーマンス性の低下

    危険なのはもちろん、未熟なアクロバットは見た目に美しくないんです。 World Jump Rope 2014がフロリダ開催だったので、会場まで観戦に行きました。 トップ選手は綺麗かつハイレベルなアクロバットをしています。でも未熟なレベルで無理矢理にやってる選手も少なくない。ゆえに演技中にアクロバットで失敗し、途中棄権する選手もいました。 残念ながら、アクロバットのパフォーマンス性は自己満足の域を出ない選手が多かった。一緒に見に行ったシルクの同僚も「(悪い意味で)これが世界大会なの?」と顔を曇らせる始末。 十分なトレーニングを積み、安全かつ美しいアクロバットは人々を魅了します。それこそNick Wodard選手ぐらいのレベルなら誰しもが認めることでしょう。しかし一方でアクロバットは諸刃の剣。半端な熟練度や失敗は、パフォーマンス性を急激に失わせます。 ■関連動画:World Jump Rope 2013 in UCF orlando [Nick Woodard] - YouTube たしかに空中で回転するあの感覚は、すっげー快感なんですよね。しかも観客が盛り上がる。一度やると病み付きになる気持ちも十分に理解できるんです。かくいう自分もロン宙で落ちて頭蓋骨にヒビが入ったり、脳震盪を起こしたり、前宙の着地でミスって前十字靭帯断裂したり、アクロバットで怪我をいくつも経験しています。 ただ、縄跳びも中途半端、アクロバットも未熟な演技。これではパフォーマンス性が下がるのも無理はありませんよね。

    これから日本が牽引したいコト

    photo by Mike Slichenmyer 世界の縄跳び・ダブルダッチ界を見渡すと、アクロバット偏重の演技が増えている印象です。なぜなら「ルール」がそうなってるからなんです。 大会で高得点を取るのにはアクロバット偏重にならざるをえない。回って跳んでナンボの試合になっているんです。この流れは縄跳び・ダブルダッチ全体に言えることです。 この点、日本はアクロバット偏重だけでない演技を創造し続けています。アクロバットをするチームも依然として多いですが、安全性や危機管理に関する意識は世界で最も進んでいると思うのです。 これら日本が持つ「アクロバットだけに頼らないスタイル」「アクロバットへの危機管理意識」を世界スタンダードにしたい。世界は、まだまだアクロバット偏重の傾向が強いんです。 これまで日本は世界を牽引する集団として、多くの技やカルチャーを世界に発信してきました。 これからはその中でも「安全性」「危機管理意識」の二つ強く発信し、世界に訴えかける存在になっていきたいです。

  • JRSFが「ダブルダッチフリースタイル」を初開催!!FISAC世界大会を目指すダッチャーは必見

    こんにちはー。
    縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    2015年からダブルダッチの大会が一つ増えます。

    日本ロープスキッピング連盟(JRSF)が、第11回全日本ロープスキッピング選手権大会から、ダブルダッチのフリースタイル種目を実施することを発表しました。

    日本ロープスキッピング連盟(JRSF) | Japanese Rope Skipping Federation
    第11回全日本ロープスキッピング選手権大会(11JC)情報 | 日本ロープスキッピング連盟(JRSF)

    この大会で上位に残れば、世界ロープスキッピング選手権大会2016への出場権が獲得できます。

    FISAC系フリースタイルは初開催

    これまで「全日本ロープスキッピング選手権大会」のスピード種目に出場すれば、FISAC世界大会に出場できました。そして過去にはカプリオール、Cracker Jackといったチームが出場し、世界チャンピオンに輝いています。

    ■Team Japan(カナダ・トロント大会 2006年)

    ■Cracker Jack(アメリカ・タンパ大会 2012年)

    でもこれまで、ダブルダッチフリースタイルは開催されてこなかったんですよ。というのも日本は単縄とダブルダッチがそれぞれで発展してきたため、JRSFは単縄のフリースタイルをメインに行う団体だったんです。

    しかしFISAC世界大会では「単縄」も「ダブルダッチ」もすべてやるのが常識。別々にやるのは日本ぐらい。そこでFISACの方式に合わせる意味で、ダブルダッチのフリースタイル実施に踏み切りました。

    ■関連記事:ダブルダッチの人にもFISAC世界選手権をもっと知ってほしい件 – なわとび1本で何でもできるのだ

    フリースタイルは採点基準が細かい

    日本の主なダブルダッチの大会は「フュージョン」スタイルでした。しかし全日本ロープスキッピング選手権大会でやるのは「フリースタイル」なんです。

    フリースタイルには細かい採点基準があります。フュージョンにも採点基準はありますが、フリースタイルはもっと細かい。

    たとえ会場を一番盛り上げた演技でも、採点基準に則っていないと点数が出ません。この意味では、より競技志向の強いスタイルと言えます。

    フリースタイルの得点は以下の3 項目からなる。
    ● 技点(ディフィカルティ) …250 点満点(「2 技点(ディフィカルティ)」参照)
    ● 演技点(クリエイティビティ)…250 点満点(「3 演技点(クリエイティビティ)」参照)
    ● 減点(ディダクション)(「4 減点(ディダクション)」参照)

    (※)一部抜粋
    出典:全日本大会ダブルダッチルールブック

    ダブルダッチのディフィカルティ(50%)

    (E) 体操系の技(gymnastic skill)は異なる採点となる。ロンダート(round off)、前回り(front roll)、後ろ回り(back roll)はレベル2。前方転回(ハンドスプリング、Front handspring)、後方転回(バク転、Back handspring)、跳ね起き(Kip)はレベル3。空中系(前方宙返り、後方宙返りなど)はレベル4。

    (※)一部抜粋
    出典:全日本大会ダブルダッチルールブック

    新しい可能性に挑戦したいチームはぜひ!

    フリースタイルの演技は、作り方がフュージョンと全く違います。なのでフュージョンと同じイメージで望んでも思うような点数が出ないでしょう。

    一方、きちんとルールを読み研究すれば点数が出やすい。採点競技の宿命である「主観」が比較的入りにくいのもフリースタイルの特徴です。

    大会は12月12日(土)・13日(日)に「東京Bumb」で開催されます。「ダブルダッチフリースタイル」に挑戦しFISAC世界大会を目指したいチームは、ぜひ参加してみてください。

    ■JRSFのページはこちら